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春、古都・鎌倉が絶好の行楽シーズンを迎えます。 |
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寺の落ち着いた佇(たたず)まいの中で味わう可憐(かれん)な花。 |
壱のツボ 春 禅寺の華やぎに酔う
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鎌倉の禅寺といえば建長寺。 |
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4月8日、釈迦(しゃか)の誕生を祝う降誕会(ごうたんえ)。いわゆる「花祭り」と呼ばれる日です。 |
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さらにこの日、草花に日頃の恵みを感謝する「花供養」も行われます。 |
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花があふれかえる寺で、人々は幸福感に包まれます。 |
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浄妙寺で、鎌倉が発祥となった禅の抹茶を味わいます。 |
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静謐(せいひつ)な空間に、一点の華やぎが茶花。 角田「見慣れた花なんですが、ちょっと違って見えて、とても新鮮な感じを受けます。小さな花が精いっぱい春のおもてなしをしている感じです。」 |
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頂く茶菓子も、境内の花をかたどったもの。 |
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雨の日の禅寺・海蔵寺をご紹介します。 原田「海棠に関しては、絶好の雨。雨の中で本当に瑞々(みずみず)しくて、しっとりしていて、いちばん美しいように思います。」 |
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「海棠の雨に濡(ぬ)れたる風情」と言われるように、美しい女性が雨に濡れてうちしおれている可憐な様子。 |
弐のツボ 山・谷・花が誘(いざな)う別世界
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鎌倉の寺の多くは、複雑に入り組んだ尾根と尾根の谷間に造られました。 |
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明月院がお気に入りの寺だという鎌倉出身の鶴田真由さん。 鶴田「花の中を通っていくこの階段が、まるで天国に誘われていくような印象。いろんなところに花が咲いていて、それぞれの花に表情があって、違う発見があり、それがすごく楽しいです。」 まるで「天へ誘われていくように」本堂へと導いてくれる、鎌倉ならではの仕掛けです。 |
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鎌倉の寺のもうひとつの醍醐味(だいごみ)は、山が近いこと。 |
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「やぐら」の前に植えられているのは、野山で多く見られる山吹(やまぶき)。 吉田「山がすぐ近くまで来ていて、自然のまま植物が境内までなだれ込んでいるかのように見える。自然と一体となったお花が楽しめます。」 山の中に入り込んで、野仏に遭遇したかのような景色です。 |
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瑞泉寺には鎌倉の山を利用した名庭園があります。 |
参のツボ 姫君のドラマを味わう
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汚れ無き花びらのどこか悲しげな風情。 |
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明治35年まで尼寺だった東慶寺。 |
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送り主は、東慶寺20代目の住職・天秀尼(てんしゅうに)だと言われています。 |
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当時、千姫の侍女が東慶寺へ出した手紙が残っています。 |
楽曲名 | アーティスト名 | 使われた場所 (番組開始後) |
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Moanin' | Art Blakey & The Jazz Messengers | 0分2秒 |
In The Still Of The Night | Stephane Grappelli & Yo-Yo Ma | 1分14秒 |
Sunset | McCoy Tyner | 3分24秒 |
Alice In Wonderland | Dave Brubeck & Paul Desmond | 6分32秒 |
I Remember Clifford | 増尾 好秋 & 岡田 勉 | 8分40秒 |
Contigo En La Distancia | Chris Botti | 12分35秒 |
The Folks Who Live on the Hill | Joshua Redman | 17分57秒 |
You Leave Me Breathless | Milt Jackson & Frank Wess | 20分36秒 |
Gloomy Sunday | Branford Marsalis | 23分30秒 |
I Loves You, Porgy | Keith Jarrett | 25分20秒 |