![]() |
女性らしさを演出できる定番アイテム、「ブラウス」。 |
![]() |
女性らしい曲線を生かして着こなす時に生まれる、美しいシルエット。 |
![]() |
最後の総仕上げとして、ブラウスの魅力を引き立て、思い出をよみがえらせるものにもなるボタン。 |
壱のツボ 体に付かず離れずの シルエットを見極める
![]() |
京都にあるシャツ専門店。 森蔭 「シルエットが悪いものを着ると、結果的に体に合ってないってことですから、前だけじゃなくて横も後ろもチェックして選んだ方が良いと思います。」 ひとつ目のツボ、 |
![]() (左)肩が合っていないもの (右)肩が合っているもの |
ブラウスを美しく着こなすために、重要なのはシルエット。 |
![]() |
そして自分の体に合っているかどうか、見極めるためのポイントは、着た時のシワの寄り方にあります。 |
![]() |
では、ブラウスの美しいシルエットは、どのように作られるのでしょうか? 森蔭 「まずこういうものを作ろうっていうのが頭の中にあったり、絵を描いたりというものがあって、ぐるっと360度どういう風に見えるかということをまず最初に考える。」 森蔭さんは、初めから人間の体をイメージし、立体で確認しながら細部を詰め、最後に型紙に落としていたのです。 |
![]() |
森蔭 「体にフィットするわけではなく、体から適度に離れながらも美しいシルエットを作るというのが、僕の良いと思うシャツです。」 |
弐のツボ ブラウスの中に広がる風景を感じる
![]() |
パリコレで発表するなど、世界的に活躍している、デザイナーの皆川明さん。 皆川 「女性らしさということで一つ柔らかい体の動きがあると思うんですけれども、顔の近くにあるブラウスというアイテムで、どのように表現するかということはとても重要だと思っています。」 |
![]() |
生地のデザインを大切にして服作りをする皆川さん。 ふたつ目のツボ、 |
![]() |
右側は、ヴィヴィッドな図柄がプリントされたブラウス。 |
![]() |
皆川さんが描いた、5つのブラウス、テーマは「花」。 皆川 「花の周りの視覚的には映っていないんだけども、花の様子によって感じる風とか空気感とか、そういうものを布の中でできるだけ表現したいと思う。」 |
![]() |
皆川さんの風景への思いは、さらに製造の現場へとリレーされていきます。 |
参のツボ ブラウスに魔法をかけるボタン
![]() |
銀座にある、オーダーメード・テーラーの店。 庄司 「ブラウスは入れ込むデザインの要素に、その方らしさをどこまで反映させられるか、お客様のご要望をお伺いしながら、襟の表情を変えてみたり、ボタンのニュアンスを変えてみたりというところで、出せればと思いますよね。」 |
![]() |
18世紀のイギリスで流行したボタン。 |
![]() |
こちらは、石版画の技法で女性の写真を写したボタン。 |
![]() |
ボタンの博物館 館長の金子泰三さん。 金子 「ボタンって服が朽ちてもまだ使えるものなんです。ですから昔から代々、家宝として受け継がれたりして残されてきました。おばあちゃんの服から取った大切なボタンを思い入れをこめて孫の代に引き継ぐ。そういった事が行われてきました。」 時代を超え、受け継がれてきたヨーロッパのボタン。 |
![]() |
これは、伊藤さんが作ったブラウス。 |
ブラウスと聞いて私が何をまず思い浮かべるかというと、シルクの光沢があって首でリボンを結び、柄にはきれいな花が描かれているもの。
実はこれ、私が子どもの頃、母が着ていたものなんです。
気に入った生地であつらえた世界でたった一枚のブラウスをとても大切にしていて、おしゃれをして出かける時には母はよくそれを着ていたような記憶があります。
小さかった私は、そのブラウスをうっとりして眺めていました。
すてきなブラウスを着こなす母の姿を見て、ブラウスを通して大人の女性に憧れていたのかもしれません。
今もまだ実家のクローゼットにあるはずです。
そういえば、あのブラウスを着ていた頃の母の年齢に、私も近づいているんだなーと思ったのでした。
楽曲名 | アーティスト名 | 使われた場所 (番組開始後) |
---|---|---|
Moanin' | Art Blakey & The Jazz Messengers | 0分2秒 |
Sally's Blues | Vince Guaraldi | 1分4秒 |
Nice Work If You Can Get It | Magnus Hjorth | 2分10秒 |
Jamboree Jones | Bobby Troup | 3分57秒 |
Red Pepper Blues | Art Pepper | 5分13秒 |
Keepin' Out Of Mischief Now | Teddy Wilson | 7分51秒 |
La Lettre De La-Bus | Jean-Philippe Collard-Neven | 10分28秒 |
The Trolley Song | Brubeck & Desmond | 11分35秒 |
Lonely Little Bluebird | Janet Klein | 13分29秒 |
My Favorite Things | 土岐麻子 | 15分35秒 |
Question and Answer | Gary Burton & Pat Metheny | 17分16秒 |
The Green Mountain | Klaus Lessmann | 18分39秒 |
La Gran Mentira | Jackie & Roy | 20分15秒 |
Close Your Eyes | Oscar Peterson | 21分47秒 |
Theme For Ernie | John Coltrane | 23分45秒 |
What To Do | Rose Murphy | 25分47秒 |
Ndugu | Dre Barnes | 27分50秒 |
East Of The Sun | Wynton Marsalis | 28分24秒 |