馬は人にとって、遠い昔から特別な存在でした。 |
その躍動感あふれる姿は、多くの絵画や彫刻に表されてきました。馬は、その美しさで、人々を魅了してきたのです。 |
壱のツボ 躍動する筋肉美
馬の体も、胸とお尻の大きな膨らみが流れるようにつながっています。 布施 「馬の美しさは筋肉が作り出す形によるところが大きく、さらに、細い脚によって筋肉の塊が強調されるため、より一層、馬ならではの筋肉美をみせています」 |
これは皇帝ナポレオンの愛馬マレンゴを描いた絵。(馬の博物館蔵)
幾多の戦場で活躍した名馬の勇ましさが、全身のみなぎる筋肉によって見事に表現されています。 |
馬は、後ろ脚の付け根の筋肉が際だって発達しています。骨格を見てみると、脚の付け根(○印の部分)に「ひざ」があります。脚の付け根の筋肉が隆々としたところは、太ももだったのです。 |
馬は走るとき、後ろ足で地面を力強く蹴って推進力を生み出します。前足は主にバランスをとる役割です。後ろ足がスピードの要となるからこそ、トモの筋肉が発達したのです。 |
鍛え上げられたトモの筋肉は、疾走するときにこそ、ダイナミックな美を生み出します。 |
弐のツボ 輝く毛づやを味わう
古来より、人は馬の体を覆っている毛の色の美しさを愛でてきました。 |
珍しい毛の種類が、芦毛(あしげ)です。子馬の頃(左下)は、黒や茶色の毛色をしていますが、成長するにつれ毛の色が白く変化します。芦毛は、黒い色素がなくなっていく性質を持っているのです。個性豊かな毛色が馬の大きな魅力になっています。 |
馬の毛色をより美しく際だたせるのが「毛づや」です。毛づやとは、馬の体毛がまるで磨き上げたようにツヤツヤと光り輝く状態のことをいいます。 内藤 「毛づやは馬の魅力です。手入れの良い馬や体調の良い馬は、毛づやが輝いて見えます」 馬体を美しくきらめかせる毛づやも、人が丹精を込めて作りあげたものなのです。 |
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馬の毛づやは体調が最良のときにもっとも美しくなります。 |
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毛づやの輝きは、馬の毛の特質に人の手が加わったもの。 |
さらに、馬がかく汗にも秘密があります。 |
毛づやを味わうのに最適なときがあります。早朝です。 内藤 「斜めから差し込む光によって、影と光ったところがコントラストをつくり、より美しい毛づやが見られます」 低いところから差し込む早朝の光に照らされ、たくましい肉体の陰影が浮かびあがります。美しく輝く毛づやは、愛情込めて手入れした馬だけが見せる生命の輝きなのです。 |
参のツボ 感謝を込めて馬を飾る
馬具は、人と馬との息の合った関係を可能にしました。 |
岩手県滝沢村に伝わる「チャグチャグ馬コ」。 |
チャグチャグと鈴の音を鳴らし、誇らしげに練り歩く馬。 |
午年生まれなんです、私。
小さい頃「馬は馬でも、佑子はじゃじゃ馬だね~」と家族に言われて育ったので、馬に対してあまり良いイメージを持たずに大人になってしまったのですが、昨年、その印象が一変することがありました。
府中競馬場に競馬を見に行く機会があり、パドックに入って目の前で馬を見ることが出来たのです!間近で見る馬って、本当にきれい!毛の艶や、引き締まった体、盛り上がった筋肉。あー、こんなスリムでメリハリボディに私もなれたら良いのに・・・。と、ついついそんな風に思ってしまったのでした。とほほ。
それにしても、つまさき立ちのようにして走っているなんて、驚きですよね!
楽曲名 | アーティスト名 |
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Tanglewood' 63 | 小曽根真 |
Place Broukere | Beni Schmid Obsession |
Anatole Blues | Ronald Baker |
Bourree Ⅱ 無伴奏チェロ組曲 第3番 | Ron Carter |
Manhattan Moods | McCoy Tyner |
Sketter Blues | Lewis Nash |
Quo Vadis Samba | Dusko Goykovich |
Jelly Roll | Charles Mingus |
Dearly Beloved | Bobby Hutcherson |
Open Letter To Duke | Charles Mingus |
I Need A Change, too | 熊谷ヤスマサ |
Stardust | 寺井尚子 |
Tom Thumb | Nicholas Payton |
The Sound Of Water | Metheny Mehldau Quartet |
Zephyr | 林正樹 |
Darn That Dream | Dexter Gordon |