紅茶を楽しむひとときを優雅なものにしてくれるティーセット。 |
壱のツボ 水色を引き立てる白
英国食卓史研究家の佐藤よし子さん。 佐藤 「ヨーロッパではお茶にあこがれて白磁器が作られるようになりました。 |
『マイセン焼』(左)は、落ち着いた印象の白。 |
好ましい白と赤の組み合わせは、どのようなものなのでしょうか? |
カラーコーディネートの専門家赤木重文さんに、その理由を聞いてみました。 赤木 「ボーンチャイナは非常に明るくて少し黄みを帯びたカップでした。 |
紅茶を楽しむために考え出された白。 |
弐のツボ ティーカップは物語の舞台
コーヒーに比べ、高い温度でいれなくてはいけない紅茶。 |
こちらは19世紀に作られたティーカップ。 |
そんなティーカップの名品。モチーフはギリシャ神話です。 |
ティーカップの絵柄には、上流階級の人々の一風変わった遊びをうかがわせるものもあります。 |
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当時の貴族たちの退廃的な遊びの様子をティーカップに描き、それを茶会で話題にしていたのです。 ティーカップに描かれた物語を楽しむだけでなく、ティーカップを前に繰り広げられた物語に思いをはせてみるのも一興です。 二つ目の壺は、 「ティーカップは物語の舞台」 |
参のツボ 銀器が放つ英国の輝き
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豪華な雰囲気を演出する、ティーセットの銀器。 佐藤 「ティータイムにはたくさん銀器が使われますが、銀器を持つということは、当時から富の象徴という風に言われていたのです。 その渋い輝きこそ、イギリスならでは美意識をうかがわせるものでした。 |
茶会で定番とされている銀器は、ケーキスタンドやティーポット、 |
特にポットには古くから銀が使われてきました。 |
銀は、上級階級の人々の東洋のあこがれを表現するものでもありました。茶筒には「茶」という漢字。 |
銀の表面に、細かな点を連ねて彫り込まれた装飾。 |
イギリスの人々にとって銀は、茶会のひとときを幻想的な輝きで彩ってくれる大切なものだったのです。 |
ティーカップの形って、美しくて本当に優雅ですよね。持ち手の曲線、カップの口の広がり、そして色と絵柄。
紅茶が好きで、家で1日3杯は紅茶を飲むんです。家の食器棚にはお気に入りのティーカップがいくつか並んでいて、その時の気分によって使い分けていました。
今回、紅茶の色とカップの内側の色のバランスが大切!ということを知り、納得。ベストバランスを試してみようと思っています。
ティーカップだけではなくて、ケーキスタンドや素敵なティースプーン一式も揃えたくなってきました!せめてテーブルの上の限られた空間だけでも、イギリスの華やかな雰囲気を作りたいな~。
楽曲名 | アーティスト名 |
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Theme TRAFIC | Charle Dumont |
You'd Be So Nice To Come Home To | Art Pepper |
Kempy The Painter | Paul Smith |
Deliah | Kenny Burrell |
Monk's Dream | Gary Burton & Makoto Ozone |
Five | Kronos Quartet |
It Could Happen To You | Bud Powell |
Turkish Mambo | Lennie Tristano |
Lujon | Henry Mancini |
I Remember You | Bud Powell |
Solea | Miles Davis |
Off Minor / Epistrophy | Kronos Quartet |
Trafic | Charle Dumont |
Goutelas | Duke Ellington |
I Only Have Eyes For You | Oscar Peterson |
Decline | Turtle Island String Quartet |
Stella By Starlight | Duke Pearson |
Theme MARIA | Charle Dumont |