「おさんぽ!みえ」志摩市のきんこ
こんにちは♪ キャスターの高橋美帆です。
1月19日(水)放送の「おさんぽ!みえ」では、
志摩市の特産品きんこを作っている方々を訪ねました。
きんこはもともと干したなまこのことで、
それに形が似ていたため、こう呼ばれるように
なったといいます。
伊勢志摩で古くから、海女さんのおやつなどとして
親しまれてきました。
きんこ作り40年のベテラン、森川まさるさんです。
志摩に嫁いできて初めてきんこを食べ、
とてもおいしかったことから、
自分でも作ってみたいと思ったそうです。
20年前には専用の加工施設を立ち上げ、
今は7人の仲間と一緒にきんこを作っています。
きんこの原料は、隼人芋(はやといも)と呼ばれる
さつまいもの一種。
中は明るいオレンジ色で、やわらかいのが特徴です。
このオレンジ色が見えるまで芋の外側をそぎ落とし、
あく抜きをします。
大きな窯で煮た後、4時間ほどかけて蒸らします。
窯から上げたら、均等な厚さに切って、天日干し。
おいしいきんこを作るためには、10日から2週間かけて
じっくり乾燥させることが大事だそうです。
森川さんたちは6年ほど前から、
芋を使ったお菓子作りにも取り組んでいます。
これまでに100種類以上のお菓子を考えたそうで、
今はそのうち20種類ほどを作っています。
さらに森川さんは、
生産者を育てるため志摩市が開いている講座で
指導にもあたり、
受け継がれてきた製法を若い世代にも伝えています。
ご協力いただいた森川さん、みなさん、
ありがとうございました!
投稿者:高橋美帆 | 投稿時間:15:02 | 高橋美帆 |
| 固定リンク
南伊勢町の旅【太田磨理】
去年12月、南伊勢町を訪れたときの様子を
「ウイークエンド中部(ういちゅ~旅)」や
「まるっと!みえ」内で放送しました。
南伊勢町は海の幸、山の幸に恵まれた食材の宝庫です!
まずは海のお宝、冬が旬のヒオウギ貝。
貝殻をパクパクと動かすので
地元ではアッパッパ貝と呼ばれ親しまれています。
この貝を専門に扱う濱地武さん・三保子さんご夫婦。
町外にはあまり出回らないという
南伊勢町のソウルフードを全国に広めようと、
アッパッパ貝を使ったさまざまな料理も
考案されています。
お二人の仲の良さと絆の強さが印象的でした。
これから県内をキッチンカーで走って
アッパッパ貝の魅力を伝えたいということです。
キッチンカーで流すテーマソングも制作中
だそうですよ。
かわって、山のお宝はみかん!
内瀬地区で育つみかんは「内瀬みかん」と
呼ばれています。
農園を案内してくれた田所一成さん。
田所さんは温州みかんのほかにも
高級みかんの「せとか」を育てて
銀座のフルーツ店に卸していて
なんと1個1600円の値がつくそう。
みかんに愛情をたっぷり注いで
大切に育てていらっしゃるのが
よく伝わってきました。
そして、放送で紹介できませんでしたが
南伊勢町でお世話になったみなさんです。
コロナが落ち着いたら
南伊勢町をのんびり旅してみてはいかがでしょうか♪
投稿者:太田磨理 | 投稿時間:13:04 | 太田磨理 |
| 固定リンク
"椋本の大ムク"里帰り【太田磨理】
津市芸濃町椋本には「椋本の大ムク」と呼ばれる
大きなムクの木があります。
国の天然記念物に指定されていて
”椋本”という地名の由来になったといわれる木です。
高さは約18メートル!そして樹齢は1500年以上!!
地域のシンボルとして愛されています。
この大ムクを後世に残していこうと、
先月、岡山県で育てられた後継樹の苗木が
椋本神社の境内に植えられました。
苗木は1メートル30センチくらいまで
育っていました。
椋本神社の駒田良介宮司は
「この苗木が、この土地の人とともに
未来永劫(えいごう)続いていくことを
願っています」と話してくれました。
また、苗木を育てた森林総合研究所林木育種センター
関西育種場の添谷稔場長は「苗木を里帰りさせられて
ホッとした」と、笑顔を見せていました。
(右から駒田宮司、添谷場長、
関西育種場の堀口和真さんと山本あゆみさん)
(ちなみに右奥は大重カメラマンです。)
いつかはこの苗木が2代目大ムクとして立派に育ち
地域のシンボルとして皆さんに親しまれるように
なってほしいですね。
投稿者:太田磨理 | 投稿時間:12:44 | 太田磨理 |
| 固定リンク