2018年11月

【みえDE川柳】 お題:色

天 鈍行に乗って初めて見える色/船岡五郎さん

吉崎先生 世の中にはさまざまな「色」があるが、この句の言う色はどんな色なのだろう?その色は特定せず読者にちょっと考えさせるところが、この句の良さかも知れない。
 私が一読して思ったのは「地方色」だ。鈍行はもっぱら、その地方で生活される人々の足として利用される。方言も飛び交う。乗り降りする人々の表情(顔色)も窺(うかが)える。窓の外の景色もじっくり鑑賞できる。「見える色」の「見える」は、「鑑賞する」「味わう」ということ。特急列車ではとても地方色は味わえない。

 

地 5ミリほど残る色気で髭を剃る/前川真さん

吉崎先生 この句のお手柄は、冒頭の「5ミリほど残る」である。なんのことかと思ったら、「色気」のこと。色気を測るのに普通「ミリ」なんて単位は使わない。「ほんのちょっぴりを「5ミリ」で表現したところがユニーク。
 5ミリというけど、髭(ひげ)の長さとは関係ない。残っているのは色気。この場合の色気とは、まだ異性を意識している色気、あるいは金儲(もう)け、ほんのちょっぴりと言っているので、定年はとっくに過ぎたけど、まだ世の中と関わっていたいという程度の色気なのかも知れない。

 

人 黄色い声出なくなってもまだフアン/たごまる子さん

吉崎先生 正確には「ファン」だが、外来語だから昔は「フアン」と言った。「フィルム」も「フイルム」と発音した。だからこのような場合、私はどちらでも可としている。文芸と学校の試験はちがうのだ。それに、この句の作者は黄色い声が出ないのだから、当然「フアン世代」なのだ。
 フアンというものはありがたいもので、負けても負けても、どこまでもフアンなのだ。この句の良いところは、導入部の「黄色い声出なくなっても」にある。歳(とし)を取っても未(いま)だに、という気持ちが上手(うま)く表現されている。

 

<入選>

秋色を引っ張っている赤トンボ/久実さん

青春の色がまぶしいユニフォーム/こまっちょさん

就活とわかってしまうモノトーン/天空ハルさん

弁当のインスタ映えを狙う色/つれづれさん

仲良く減ってほしい三色ボールペン/すずっぽちゃんさん

ハザードマップの赤にちょっぴり身構える/アラレさん

何色を足しても似合わないカラス/まゆゆさん

その上にまだ色つけてくれと言う/E子さん

マドンナはまだ色褪せぬクラス会/あけみちゃんさん

父からはカラーになっている遺影/ゆきちさん

 

吉崎先生 吉崎柳歩先生

 「色」というお題は、一文字二音で熟語も多い。意味においても拡(ひろ)がりがあって、作りやすいテーマでした。それだけに同想句(誰もが同じようなことを詠んでしまう)が多かったように思います。「幸せな花は自分の色で咲く」という先人の名句にあるように、自分にしか詠めない「色」を詠むことがポイントですね。これは「色」という題に限りません。やはり、どんな文芸でも独創性が大切です。三才はじめ入選句には、それぞれに個性が読みとれました。

投稿者:NHK津放送局 | 投稿時間:18:50 | 過去の入選作 |   | 固定リンク


全国高校駅伝三重県予選に向けて

こんにちは~! キャスターの髙木理加です。

だんだん寒くなってきましたね。

みなさんは、もう暖房をつけていらっしゃいますか?

私はなんとか耐えていますが、朝はお布団からなかなか出られません。。。

風邪も流行っているようなので、みなさんもお気をつけくださいね。

 

秋が深まってくる頃から、各地で駅伝が盛んに行われますね☆

先日、多気町にある相可高校の陸上部を取材させていただきました。

ここ数年、全国高校駅伝三重県予選の出場校が減ってきている中、

毎年全校生徒に呼びかけて出場を果たしている高校なんです!!

取材させていただているとき、

さまざまな思いを持った生徒たちが“駅伝”という1つの目標に向け力を合わせてがんばっているのを

目の当たりにして、とてもあたたかい気持ちになりました。

全国高校駅伝三重県予選は、11月11日(日)に松阪市で行われます。

お時間がある方は、駅伝に向けてがんばってきた三重県の高校生たちの勇姿を見にいきましょう(^o^)/

投稿者:髙木理加 | 投稿時間:12:40 | 髙木理加 |   | 固定リンク


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