2014年7月

【みえDE川柳】 お題:輝く

天 青春という名の輝いた未熟/竹内いそこさん

宮村典子先生 「輝いた未熟」がすばらしい。
世間知らずで無鉄砲だったけど、いつでも、どんなことにも一生懸命で、いちずで、正義感にあふれていた青春時代は、 まさに自分史で一番輝いた時代だった……。
それを「輝いた未熟」と表現した作者の感性に脱帽。

 

地 輝いてますね末尾に添えておく/ソーソボさん

宮村典子先生 誰にどんな手紙を書いたのだろう。
普通に自分の近況かも知れないし、または、お互いの活動についての報告や、感想かも知れない。
「輝いてますね」と末尾に添えた、作者の細やかな気遣いは、受け取った人を温める優しさを持っている。

 

人 おばあちゃんかてペディキュアをしたい夏/プチトマトさん

宮村典子先生 「おばあちゃんかて」が句を楽しくさせている。
年齢が来て高齢者組に入れられる「若いおばあさん」は、もしかしたら団塊の世代かも。
「ペディキュアをしたい夏」と詠んだのは、「まだまだ、ホントのおばあちゃんではありません」っていう、若いおばあちゃんの自己主張?
輝きましょう、おばあちゃん!

 

<入選>

雨雲の上にお日さまスタンバイ/めぐみさん

輝いて先ず一勝の校歌聞く/流星さん

アルバムの中に輝く君がいる/花子さん

潮騒が満ちて輝く真珠貝/高節さん

蛾の気持ち輝く蝶に教えたい/千野力(ちのちから)さん

子に語る失敗談が輝いて/ひまわり娘さん

お祭りになると輝く旦那さま/郷野あきさん

 

宮村典子先生  宮村典子先生

今月の課題は「輝く」で、作りやすいかな…と思ったのですが、案外、作りにくかったようで、説明や、報告になってしまった句が多くありました。
見つけや気付きのよい句もありましたが、表現不足だったり、中八でリズムが悪かったりで入選に届かなくて残念な気がしました。
今月の天・地・人は、いずれも、きれいな5・7・5(定型)の型になっていません。
意味の切れ目に沿って読むと、天は9・8、地は8・9、人は7・5・5となっています。
でもいずれも合計17音で心地よいリズム感があります。
現代では、このような型も準定型と言って一般的になっています。

投稿者:みえ~るくん | 投稿時間:18:50 | 過去の入選作 |   | 固定リンク


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