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カードを渡すな!

  • 2023年06月06日

    次に狙われるのはあなたかも!最新の手口を知って被害を防ぎましょう!

     

    富山でも被害が後を絶ちません・・・

    過去5年間、県内では毎年50件近い特殊詐欺の被害が確認されています。
    特に去年は被害額が1億4500万円にのぼるなど深刻化していて注意が必要です。
    また、ことしは4月までに25件・4850万円あまりの被害が出ています。

    今回のテーマはこちら!

    特殊詐欺には、警察官などを装って住宅を訪れ「あなたのキャッシュカードが不正に利用されているので一時的にカードを預かります」などと言ってだまし取る手口があります。
    この手口にだまされると複数の口座の預金をすべて奪われてしまう可能性もあります。
    今回はこの手口について詳しくご紹介します。

     

    富山ではこんなケースが!

    去年8月、高岡市に住む70代の女性の自宅に高岡警察署生活安全課のイミズと名乗る男から
    電話がかかってきました。
    男は「あなたのキャッシュカードが不正に利用され現金が引き出されている」と話したうえで
    「詳しいことは防犯課のサクラギから説明する」と話し電話を代わりました。

     

    今度は防犯課のサクラギと名乗る男が電話に出て「犯人は銀行で勤務する職員で無断であなたの口座からお金を引き出した」と説明しました。
    そのうえで「犯人は他人名義のキャッシュカードをたくさん持っている。警察が把握しているあなたの口座番号や暗証番号と照合する必要があるので口座番号と暗証番号を教えてほしい」と話したということです。
    さらに「カードを証拠として裁判所に提出する必要があるのであとで警察官が取りに行く」と言って電話を切りました。

     

    その2時間後、実際に女性の自宅を男が訪れ、警察手帳のようなものを見せてキャッシュカードを提出するよう求めてきました。
    女性は本物の警察官だと信じ込み、自分名義のキャッシュカード10枚を渡し暗証番号も伝えてしまいました。
    男は「いまから裁判所に持っていく」と伝え、その場を立ち去りました。

     

    その後、女性は間違った暗証番号を伝えていたことに気づき、高岡警察署を訪れて事情を説明したところ詐欺にだまされたことに気づいたということです。
    この間違いで預金が引き出されるなど金銭的な被害はありませんでしたが、キャッシュカード10枚は戻ってきませんでした。

    この手口による被害は、ことしに入ってからは県内で確認されていませんが去年は7件、おととしは6件ありました。

     

    だまされないために!

     

     

    だまされないためのポイントです。
    今回のように相手が実在する警察署の警察官を名乗っていたとしても「カードの暗証番号を確認するので教えてほしい」などといったセリフが出たら詐欺だと判断してください。
    県警察本部によりますと警察官が住宅を訪れて現金やキャッシュカードを預かることはないということです。
    「カードを預かりに自宅に行きます」などというセリフも詐欺を見抜くポイントになります。さらに詐欺グループは銀行員を名乗って「古いキャッシュカードを預かりに来た」などと言って暗証番号を聞き出しそうとするケースもあります。
    どんな理由でも突然かかってきた電話でキャッシュカードやお金にからむ話がでたら特殊詐欺を疑って対策を取るようにしてください。

    不審な電話があった場合は家族や知人に相談するほか警察相談専用番号#9110や110番などに相談するようにしてください。

    「だまされんちゃ!特殊詐欺」では、県内で確認された最新の詐欺の手口を紹介していきます。
    家族や近所の人たちと情報を共有して、未然に被害を防ぎましょう!!

     

      • 草野航

        記者

        草野航

        朝日町出身 
        生っ粋の富山人です!
        日々事件・事故を
        取材しています

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