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富山・性的マイノリティー “普通”と“それ以外”を越える

  • 2023年04月20日

 

NHK富山放送局では、多様な人々がもっと生きやすい社会へみなさんと変えていくため「あなたと変えたい」キャンペーンを行っています。

 今年、富山県で生活する性的マイノリティ―にとって明るいニュースがありました。
 3月からパートナーシップ宣誓制度の運用が開始され、性的マイノリティーなどの同性カップルや事実婚の2人を、県が「結婚に相当する関係」であると認めるようになったのです。

 しかしその直前の2月に報じられたのが、当時の総理大臣秘書官による差別的な発言でした。 

「僕だって見るのも嫌だ。隣に住んでいたらやっぱり嫌だ」 
「秘書官室もみんな反対する」 
「同性婚を認めたら、国を捨てる人が出てくる」

 反論が多くメディアに掲載された一方、この発言に便乗するような差別的なコメントもSNSなどに投稿され、多様な生き方が尊重される社会に向けて、いまだ道半ばであることが浮き彫りになりました。 

 私は以前、取材を通じて、ある性的マイノリティー当事者と知り合いました。恋愛・親との関係…たくさんのことを話しました。

 違う人生を歩んできた私が相手の生きづらさや苦しみを完全に理解することはできないと感じたのと同時に、ジェンダーやセクシュアリティーが違ったとしても、互いに共有できるものがあると強く感じたことを覚えています。 

 それから5年、「違いの先に共有できるもの」を探しながら取材を続けてきましたが、当事者からは「性的マイノリティーとしての生き方や、性の多様性について気軽に話すことが難しい」「『普通』ではないとみなされるのが怖い」などの声を聞くことが、いまだに多くあります。 

 当事者の皆さんが本当に過ごしやすい社会とはどんな形なのか。 その手掛かりを探し続ける中でたどり着いたのが、富山大学内にある「やわカフェ」です。 

お互いの「違い」を知る時間 

 富山大学五福キャンパスの一角にある多様性ライブラリー。

 人文学部准教授の林夏生さんが研究などを通して集めた多様性に関する資料を保管・展示し、誰もが立ち寄りやすいようにしています。

 そこで開かれるのが、「やわカフェ」です。

 2020年11月から毎月1回、さまざまな「違い」…現在は特にセクシャリティやジェンダーについて語り合ってみたい、という人が集っています。性的マイノリティーという自認がある人、「そうかもしれない」人、そうではない人…大学の外から誰でも自由に参加できる場所です。  

 虹色の暖簾をくぐると、迎えるのは「いらっしゃーい」という声。

 お菓子と飲み物を囲んでいる人たちがいました。

 壁の本棚には、多様性に関する文献や、性的マイノリティ―をテーマにした漫画・小説などが並びます。 

「やわカフェ」の様子。
この日の参加者の中で、許可をいただいた方のみを撮影しています。
本棚には専門書から漫画や小説まで、
「多様性」について考えるための様々な資料が並びます。

 入ると渡されるのは1枚の名札。

 

 ここに書く“名前”に、この場所に安心して来られる工夫があります。

  「やわカフェ」には、来た人が安心して過ごせるように、あえて徹底しているルールがあります。

 ここで話したことは、外に広めないこと。

 そして、「ここでその日呼ばれたい名前(たとえばニックネーム)だけを明かせばよい」ことです。

 名前や職業・学校はもちろん、性的マイノリティー当事者なのかということも、本人が自ら話さない限りは尋ねることはありません。 

 「やわカフェ」を運営する、富山大学人文学部准教授・林夏生さんは、このルールについて次のように語ります。 

富山大学人文学部准教授 林夏生さん

富山大学准教授 林夏生さん

 小規模な大学の中で居場所を作るとき、プライバシーが守られつつアクセスしやすいように、こういう形になりました。本名では安心できない人も多くいますから。性別違和があり、自分の名前に違和感がある人も来やすくなります

 たとえばゲイのコミュニティだとゲイバーなどの場所がありますが、「そう(性的マイノリティ―)かもしれない」人が集まれる場所があまりなかったから、そういう場所を作りたかったというのもあります。

 どうしても今は性的マイノリティ―の話が主になるけれど、様々なマイノリティー性を持った人たちが安心安全に過ごせるようにもしたい。大学にはそういう場所があるべきだと思ってきました。

 この日集まったのは、Mさん・あおぞらさん・ユウキさん・てつろうさん・マフィンさん・なかがわさん(全員仮名)、そして林さんの7人。

  趣味の自転車の話や、春から進学する学校の寮の話、おすすめの古本屋の話など、しばらく日常の何気ない会話で盛り上がったあと、最近家族や友人との間で感じた「もやもや」に話題が移っていきました。 

Mさん

お父さんが(性的マイノリティーに)結構否定的で、元総理大臣秘書官の「見るのも嫌」という発言のニュースを見て「俺も見るがは嫌やわ」って。ほんとに田舎のおじさんという偏った感じで…こっちもどこが沸点で地雷かわからんから話せんし。私は家族にはカミングアウトしてないけど、絶対にこの人には本当のことを言わない、と思った。

あおぞらさん

大学の知り合いが、(元総理大臣秘書官の)発言があった2月に、「LGBTに関して差別的な意見を持ってしまうのはしかたないでしょ」とSNSに書いていて…それを思ってしまうのはしかたないけれど、フォロワーの中に当事者がいない前提で書いている。身近にいないと思われているんだなとわかりました。

 中でもたくさんの意見が飛び交ったのが、Mさんが話したこの体験についてです。

Mさん

このまえ、ある友達から「○○ってバイセクシャルらしいよ」ってLINEが来て、そのときは送ってきた友達を悪く思いたくないから、なんて言ったらいいかわからんくって…結局、後日数人で遊んだときもまたみんなに言ってて。 「そういうのやめたほうがいいよ」って普段は私も言う方なんですけど、自分が当事者だったからこそ、はっきりダメって言えなくて…なんて言ったらよかったんだろうと思います。

あおぞらさん

「アウティング(※)はだめって教えられたよ」「こういうのがアウティングっていうんだ」って第三者目線で言えば、当事者として言わなくてもいいし、嘘にもならないんじゃないかな?

※アウティング:本人の性のあり方を同意なく第三者に暴露してしまうこと

 

林さん

自分に当事者性があると、その話題に何か言ったことで、「あなたもしかしてそうなの?」「なんでそこにこだわるの?」と思われそうで言えないよね。

Mさん

自分は普段あまり(セクシュアリティを)隠してないけど、夜散歩するくらい仲いいのに、たまたままだ伝えられていなかった子がそう言ってて、ますます伝えるタイミングを失っちゃった。

なかがわ
さん

仲良くしたければ(アウティングはダメだと)言う、したくなければ言わない。言ってあげるのも優しさですからね。

 

てつろう
さん

たしかに仲良くしたい人だったら、そういう「いじり」とか言ってたら、「それやばくない?」みたいなこと言ったりします。仲良くしたくなかったら言わない。その人自身もずっとそういうことを言っていたら社会で白い目で見られてしまうじゃないですか。

 

あなたを嫌いになりたくないからって前置きするとかね。

冗談で盛り上がっているところにマジレスすると、空気が変わっちゃうのを覚悟して言うのは、ハードル高いですからね。

 周囲に自身の性的指向やセクシュアリティ―の話をあまりしないというてつろうさんは、「見た目がゲイっぽいから」と冗談で言われた出来事に引っ掛かりを覚えたと語ります。 

てつろう
さん

以前、人生ゲームで、俺んとこだけ車に乗るの男二人で、子供も載せなくて、そんな気にしてないからいいんですけど…嫌な人もいるだろうなと思ったりして。

こんなに仲いいのに、俺がそこで『実は本当に「そう(ゲイ)」なんだよね』とか言ったら、申し訳なかったと思わせちゃうんじゃないかって。「こんなにいじってたのにまじでそうだったん?」みたいな。

林さん

でもいじってたらそうなるよね。その人たちがもうちょっと余裕のある大人になったら言ってあげたら?そうじゃないとその人、他の人にも同じこと言ってるかも。

 ここで、初めて「やわカフェ」に来たというユウキさんからこんな問いかけが。

ユウキ
さん

今までの話聞いとって…自分はどういうふうに関わっていけばいいんでしょう?

 ユウキさんは、ボランティアなどを行うサークル活動をきっかけに、性的マイノリティーも一緒に生きやすい社会について模索してきました。 

ユウキ
さん

自分ではわかろうと思っているつもりでも、当事者というか相手に、ほんとにその人のことわかってくれてないと思わせていることがあるんだなとわかった。

どう接したら居心地良い、理解されていると思えるか、もっと聞きたいです。

 少し考えてから、あおぞらさんが「人によりますね」とつぶやきました。 

Mさん

個人的には、ナイーブな話をする感じも無くて、「どうなん!?」みたいなのが困るかな。

てつろう
さん

それはデリカシーが無いですね…。自分は、勝手かもしれないけど…やっぱりあんまり腫れ物扱いされたくないから、「普通」に接してほしい。
でも詮索するような態度とか、そういうのは嫌かなあ。
「自分は理解あるから(差別しない自信がある)」みたいな。

尊重って大事ですよね。一人の人として尊重されるのが一番重要かな。同情とかじゃなく尊重が大事。

 

あおぞら
さん

「理解あるから」ではなく、
「もし悩んでいるなら、悩まなくていいんだよ」とかだったら嫌ってならないかも。

林さん

セクマイ(セクシュアルマイノリティー)にかぎらず、わかる前提じゃなくてわからない前提で話すってすごく大事だなと。

てつろう
さん

前提になる知識は知っているかもしれないけど、その人の背景は何も知らないでしょって思います。

人それぞれ違うわけだし、背負ってきたものは

 

 この日は4時間にわたって、さまざまな話題について話し合われました。  

 「やわカフェ」では、ジェンダーやセクシュアリティ―についての話題が上がらず、何気ない日常の話題が続くことも多いそうです。

 林さんは、こうした日常的な何気ない話題を安心して話せる場があることにこそ大きな意味があると、考えています。

 

富山大学准教授 林夏生さん

 ずっとLGBTQ+の話をしているかというと、いやいや「あそこにできたお店がおいしいよ」とか「うちの近所でこんな素敵なお店ができてよかった」とか傍から見るとどうでもいいような話をするんですよね。
でも、どうでもいいような話も、(他の場所では)どこで何がつながって、それが自分のセクシュアリティやジェンダーのあぶり出しにつながるかと思うと、ものすごい用心をしなければいけませんから

 性的指向・性自認について暗に伝える参加者もいました が、耳を傾けて強く印象に残ったのは、
お互いにラベルを付けないまま始まる関係だからこその「フラットさ」です。 

 そこには、「性的マイノリティーと自分たちとの違い」ではなく、「自分と周りの違い」「性的マイノリティ―同士それぞれの違い」をお互いに少しでも知り、尊重したいという意思がありました。

「やわカフェ」から、その外へ 

 この日の参加者の中に、やわカフェに1年間通い続ける人がいます。

 富山大学に通うあおぞらさん(仮名)です。 

 高校1年生のとき、SNSでLGBTQ+当事者の投稿を読み、初めて「自分が同級生の女性に抱いているのは『恋愛感情』だ」ということに気づきました。

 このとき、「このことは誰にもバレちゃいけない」「知られたらみんな私から離れていく」と強く思ったといいます。 

あおぞらさん

あおぞらさん

 母は“普通”に固執している人でした。「男なんだから、女なんだから」といつも言っていましたし、家では障がいのある同級生や、一重まぶたの友人など、母にとって「不幸」な人に「かわいそう」「かわいくない顔だよね」と言ったり、トランスジェンダーのご近所さんの悪口を伝えてきたり。

でも母は家の外では社交的で、ご近所さんからの評判はすごくよかったんです。
家の中でしか語られない母の本音を私だけが聞いていたので、母以外の人も、「普通じゃない」ことに対して表だっては言わないだけで、否定的な感情を持っているんじゃないかと、ずっと思っていました

 同性代のクラスメイトの恋バナ(恋愛の話)も異性愛を前提として話が進むから、そもそも周囲が同性との恋愛をどう思っているか知る機会がなかったんです。

 LGBTQ+の当事者はネットでは出会えるけれど、リアルにはいなかったので、「普通じゃない」って隠さないといけないことなんだと思っていました。

 母親から“普通”であることを求められ続けてきたあおぞらさんは、普通ではない恋をした自分に対し、強い否定的な感情を持つようになったといいます。 

 そしてその冬、大量の睡眠薬を飲み自殺を図りました。 

あおぞらさん

 この恋心は、「持ってはいけない感情」だから、一生誰にも言ってはいけないんだって思っていました。
もし知られたら、その相手は自分から離れていくし、誰も自分の味方はいないんだって。

本当だったら、誰かを好きになれることってものすごく大きな幸福だと思うんです。
自分のタイプの人と同じ時代に生きて会えるって奇跡だと思うから。

 でもそんな大きなプラスの気持ちを自分から抑え殺さないといけないから、それが苦痛でした。
恋愛の話題が出るたびに、自分が嫌われないように、本心を隠し続けないといけなくて。
でもそれって、友だちに対してうそをついてだましているから、自分のことをどんどん嫌いになっていったんです。
一生、隠すのかと思ったら、こんなに苦しいなら、もう(生きなくても)いいやって。

 「好き」って気持ちを隠しておくことって、 自分を偽ることに似てるんです。

 例えば、私は赤い色が好きですけど、赤色のスマホを持っていたら笑われるからといって、無理やり青色のスマホを選びました、 ってなったら毎日、赤色じゃないスマホを見るたびに、「本当は赤がよかったのに」と思い続けると思うんです。

 「赤は好きじゃない」は嘘になるからと言って、「青が好きで」って言っても、それは本当のことではないから。だけど、周りからは青色が好きな人として認識されてしまって、それが苦しかったとしても「本当は……」って言えないんです。青が好きって言っちゃったのは自分だから。

こういう、ギリギリ嘘をつかない範囲で、本当のことも言わないって、ものすごい罪悪感なんです。
周りを騙してるし、自分のことも偽ってるし。

「いい彼氏さんだね」って言われたときに、(本当は彼女がいることを)訂正しないでいるのも同じなんです。 
私は彼女ちゃんのことを「彼氏」じゃなくて「付き合ってる人」とか「恋人」って呼ぶので、聞いてる側にとって、私は嘘を言ってないかもしれないけど、私にとっては「いい彼氏さん」は嘘だから、友達を騙してる感覚がずっとあるんです。

 

搬送先で一命を取り留めたあおぞらさん。

通院を続けながら高校を卒業し、富山大学に進学した4月、授業でやわカフェの存在を知りました。

「呼ばれたい名前しか聞かれない」という安心のルールが、とても嬉しかったと言います。 

やわカフェであおぞらさんがつけているネームプレート

 

あおぞらさん

(やわカフェの部屋に)入ると「ようこそ」と言われたのを覚えています。

ほんとに「呼ばれたい名前」以外は、セクシュアリティーに関することも聞かれなくて、ほっとしました
最初は緊張してあまり話せなかったけれど、同性のパートナーさんがいらっしゃる人がいて、その方の話がとても素敵だったんです。
当時は自分に彼女がいなかったので、彼女がいたらきっと幸せだろうなあって。

新鮮で、あたたかかい場所でした。

 やわカフェに通っていると、 当事者の人だけじゃなく、家族、友人が当事者の人にも出会いました。
みんな、LGBTQ+の味方になりたいっていう気持ちを持っている、優しい人ばかりでした。

私が「彼女ちゃんができました」と伝えた回では、その日いた全員が「おめでとう」って拍手してくれたんです。
"普通じゃない"と呼ばれてしまう恋を、ここだったら、祝福してもらえるんだなって。
あたたかかい場所だなあって。
「やわカフェ」からの帰り道とか帰宅後に、彼女ちゃんに通話をかけながら、「今日もめっちゃ良かったよ」って嬉し泣きしてたくらいです。

だから、やわカフェに通ううちに、少しずつ、世の中に対する認識が変わっていきました。
自分がずっと想像していたのは、それこそ私が育った家みたいな"普通じゃない"を認めてくれない、冷たい社会でした。

でもそうじゃなくて、こんなにも温かくて優しい居場所って、こんなにも身近にあって、世界ってそんなに最低じゃないんだなって

やわカフェに通い始めてもうすぐ1年(取材時)。

あおぞらさんの中で、ある変化がありました。 

SOGI(マイノリティーマジョリティーを区切らず、様々な性の在り方を示す言葉)という概念を広めていくサークルを立ち上げました。いずれはイベントの運営などもはじめたいと言います。

 

 ここ数日で決めたのは、オープンにしようってことです。

聞かれたらカミングアウトしていこうって。
私はやわカフェみたいな居場所があるから、やわカフェの外でいくら傷ついても、平気かなって

逆に言えば、今までは、揺らがない、自分の核みたいな、帰る場所みたいな、やわカフェみたいな場所がなかったから、言えなかったんです。
自分はLGBTQです、みたいなことを言って、彼女がいる自分に対して攻撃されたときに、自分が壊れてしまうから。
今は「外でこんなこと言われたんですけど、ひどくないですか」って言える場所があるから。

 「ここにいるよ」って言いたい
そうじゃないと、いないことにされてしまうから。

こんなことがしんどいって話も大事だけど、マジョリティーと自分を区切ってしまわずに、これからは自分が一歩外に出て、「ここに私います」っていうのを言い続けたいなと思います

 

違いをリスペクトし、痛みを共有する 

 取材の最後、この「やわカフェ」を運営する林夏生さん(富山大学人文学部准教授)に、改めて「やわカフェ」という場に込めた思いを聞きました。 

 私が「やわカフェ」で感じた「違いを知り、尊重し合う」ことが前提の場所は、社会で「本当のことを誰にも話せない」という緊張にさらされがちな当事者にとって、とても大切だと言います。 

富山大学准教授 林夏生さん

 嫌なことを言う人がこの世からいなくなる日は来ないと思うんです。

だから「見るのも嫌」というような、聞くだけでつらい言葉にさらされたときに、どこに行けば、安心感を取り戻すことができるのかというのが大事。

それがやわカフェに求められること、できたらいいなと思うことです。
「ああいう言われ方したら傷つくよ」と言ったら「そうだよね」と言ってくれる人がいるというのはかけがえのないこと。
お互いの違いをリスペクトする場だからこそ、違う者同士、安心して痛みを共有し合えるんです。

 性的マイノリティ―の人々が安心して「しんどさ」を持ち寄って話せる場所が、富山など地方の街にもあることにも大きな意味があります。 

 マイノリティ―性を持つ人にとって、特に高校生までの学生時代は結構しんどい。

周りに想像力を働かせて「こういうことかな?」「しんどいことあったら話して?」って言える人がいるかいないかはその人の責任じゃない。
偶然のたまもの。

そうじゃない環境だったとしても、「ここ嫌だから別の町に住む」とはできない。
介護など、事情があって県外に住めない人も同様。
環境を自ら選んだり変えたりできない人のためにも、地元に居場所づくりは必要です

 林さんは研究や「やわカフェ」の取り組みを通じて、性的マイノリティ―などマイノリティ―性を持った人々が過ごしやすい社会の在り方を今後も模索し続けていきます。 

LGBTQ+であることはその人のひとつの側面

すごく特別なこと、すごく性に関わることではなくて、ごく普通のことを、ひとりの人として尊重されて、安心して話す
そういう場所を増やしていくということが本質なんだと思います。

団体紹介

 富山県や近隣の県でやわカフェのような「居場所づくり」やジェンダー・セクシュアリティ―について語り合えるイベントの開催を行っている団体をご紹介します。 

 今年2月には金沢市に、LGBTQ+や障がいがある人など多様なマイノリティーの方たちが自由に集える常設の居場所「にじのま」もできました。北陸とその周辺でも、安心できる場所づくり・イベントは少しずつ広がっています。 

ダイバーシティラウンジ富山(富山県) 
※今回紹介した「やわカフェ」を運営しています。 
HP: http://www.diversitylounge.jp/ 
Twitter:@divlout
Facebook:https://www.facebook.com/dltoyama

レインボーハート富山(富山県) 
HP:https://rhtoyama.wixsite.com/rainbowheart-toyama 
Twitter:@rainbow_toyama  

かなざわにじのま(石川県 金沢市)
Twitter:@kanazawapride 
Instagram:kanazawa_rainbow_pride 
HP:https://www.kanazawarainbowpride.com

レインボー金沢(石川県 金沢市)
 HP:https://www.rainbowkanazawa.jp/ 
Twitter:@RainbowKanazawa

にじ♡はぐ~ひだまりの会~(石川県 白山市)
Twitter:@niji_ishikawa 
Facebook:https://www.facebook.com/nijihagu.hidamari/

ELLY福井(福井県)
HP:http://blog.livedoor.jp/ellyfukui/ 
Twitter:@ellyfukui

レインボー敦賀 #ダイバーシティ(福井県 敦賀市) 
Facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=100071765831522 
Instagram:rainbow.tsuruga.diversity 

LGBTQ ここラテにいがた(新潟県) 
HP:https://cocolatteniigata.wordpress.com/ 
Twitter:@ cocolatte_lgbtq

信大セクマイサークルにじます(長野県 松本市 信州大学)
Twitter:@LGBTQ_shinshu_u

  

 

  • 足立結郁

    富山局 ディレクター

    足立結郁

    2018年入局 
    東京(教育番組)を経て2020年から富山局
    性的マイノリティ―など多様性に関する取材をしています


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