オリンピックに片思い!

キュートな笑顔の女性は、明治大学の綿野知洋さん。ひとりでも多くの人が関われるオリンピック・パラリンピックを目指している「学生団体おりがみ」の明治大学の代表です。

  • どうしてオリンピックに関する活動をしているんですか?
  • 綿野さん:2012年のロンドン五輪のとき、オリンピックに恋に落ちたんです。
  • こ、恋ですか?オリンピックに?
  • 綿野さん:たまたま早起きして、テレビで開会式を見たんです。当時は中学生だったんですけど、学校で外国のことを勉強したり、オリンピックについて学んでいたせいか、ロンドン五輪がとても魅力的に見えました。そして、もしこれが東京なら・・・、五輪が自分の街に来たら素敵だなって思ったんです。そしたら翌2013年、東京五輪が決まったので、五輪のために活動することが目標になりました。実は私、オリンピックのために大学に入ったんですよ。大学生は時間がありますからね。

短期留学先イギリスにて

  • 「学生団体おりがみ」は、他の団体や組織と連携したイベントもたくさんされていますよね。組織同士の連携となると調整が必要になります、苦労が多いでしょうね。
  • 綿野さん:それはもう、いつも失敗だらけでした。ネットワークを広げるためにいろいろな団体と連携しようとがむしゃらに様々なイベントに足を運んだんですが、無駄足に終わることも多かったし、協力して何かすることに乗り気でない人もたくさんいました。でもある交渉の場で私が語ったオリパラへの思いが響いて、条件付きで企画が認められたことがあり、報われた思いがしました。
  • 「学生団体おりがみ」のメンバーは、34大学120人、まとめるのは大変でしょう?
  • 綿野さん:2020年の東京五輪の年には、私はもう学生ではないので、それまでに後輩の自主性を醸成することに苦心しています。いまの一年生は学生として五輪を楽しめる最初の学年です。一人一人が自分で新しい活動を見つけてくれればいいな、と思っています。
    オリパラへの思いが元々強い人ややりたいことがある人はいいのですが、そうでない人の自主性の醸成には苦心しています。好きなことができる環境であり、興味を持つきっかけはたくさん用意しているので。でも、イベントを担当できる後輩も育ってきたりして、頼もしくなってきています。

毎週日曜日、明治大学で定例のミーティングを開催

  • 同じ大学生でも、オリンピックに興味を持てない人は多いですよね。
  • 綿野さん:私は傍観者でいたくないという気持ちでここにいます。少しでもそういう気持ちがある人は、五輪の前でも後でも、オリンピックという言葉に反応して、食いついてみて欲しいです。そのためにいろんなエサがつるしてあるはずだから。そうして興味を持ってくれたら、私は嬉しいです。
  • 確かに、エサがつるしてあると考えると、つまみ食いしてみる勇気も出てきます。
    放っておくのはもったいないですからね。
  • 綿野さん:そうして、たくさんの学生が東京2020を楽しみにしてくれたらいいです!オリンピック・パラリンピックって関係する人たちの努力の集合体みたいなものだと思うんです。いろんな人が、いろんな方面から、仕事や趣味などを通して関わって成し遂げた、その結果です。多くの人が関わるほどすごい大会になるし、尊いんじゃないでしょうか。世界中の人々がそれぞれのやり方で、無理なく参加できるオリンピック・パラリンピック、そんな東京2020が、いいですよね。
  • オリンピック・パラリンピックに恋する“オリパラ女子”。「恋と言っても、ずっと片思いですけどね」と綿野さんに言わしめる、オリパラの魅力が気になります。まだ、そこまで盛り上がれない僕ですが、どうせ来るなら楽しまなきゃ損、損、っていうわけで、僕なりの関わり方、楽しみ方を真剣に考えてみようと思います。
  • 執筆:松原樹大