オリンピックは、世界の学園祭!

首都圏の34大学の有志およそ120人が集い、競技体験や勉強会、イベントの企画・運営、ボランティアなどの活動を行っている「学生団体おりがみ」。
左側の男性は、設立者で全体代表の都築則彦さん。右側の女性は、明治大学代表の綿野知洋さん。まずは、都築さんの熱い、熱い、インタビューです。

  • 早速ですが、「学生団体おりがみ」は、東京オリンピックを応援する活動をしているんですよね?
  • 都築さん:オリンピックって勘違いされがちなんですけど、ただのスポーツ競技大会じゃないんです。そもそも根幹にオリンピズムという理念があって、オリンピズムというのは・・・・
  • ご、ごめんなさい。オリンピックって、単なるスポーツ大会じゃないとしたら、何なんですか?
  • 都築さん:言ってみれば、全世界の学園祭ですね。
  • へえ、全世界の学園祭ですか。なるほど、東京2020がはじめて身近なものとしてイメージできた気がします。それにしても、都築さんは、どんなきっかけで、オリンピックに関わり始めたんですか?
  • 都築さん:大学に入学した頃の話です。第一志望の大学に入学がかなわず、目指していた宇宙物理学の道に迷いを持ち始めました。興味を広げてみようと『宇宙×五輪』というテーマのイベントに参加したたら、そのまま、五輪の魅力に取り付かれてしまったというわけです。入学したばかりで何に対してもやる気満々だったので、学生が五輪について発信すればいいのではと、活動を始めたんです。
  • 「学生団体おりがみ」は、学生が軸となり、ひとりでも多くの人が関われるオリンピック・パラリンピックを目指しています。
    オリンピック・パラリンピックをくせいんなで盛り上げよう!」の、頭文字をとって“おりがみ”だそうです。
    首都圏の34大学の有志およそ120人が集い、競技体験や勉強会、イベントの企画・運営、ボランティアなどの活動を行っています。

  • 都築さん:五輪には、オリンピズムという理念があります。“言葉の壁を越えてみな友達に”という哲学的・教育的な考え方です。強く共感しました。オリンピックムーブメントはスポーツに加え、文化、環境の三本柱で成り立っているんですが、僕たちはそこに国際交流、ユニバーサルデザイン、教育を加えた6つのテーマを掲げて活動しています。
  • 「パラスポーツフェスタちば2017」に参加、パラスポーツを体験

  • 高校生が東京のバリアフリーマップを作る「おもてなし隊」。
    学生団体おりがみのワークショップで生まれた企画

  • パラリンピック競技の普及や応援もしているし、大学生だけでなく高校生にもネットワークを広げているんですよね。
  • 都築さん:障害者とのファッションやダンスのイベント、2020年に向けた高校生のための教育イベントなども行っています。留学生を対象にしたイベントを開くこともあります。行政とも連携し始めています。千葉県や福島県では、大学と大学、行政と大学の間に僕たちが入ることで、新しいつながりを作ろうとしています。オリンピック・パラリンピックに多くの人を巻き込むことで新しい人と人とのつながりを生み出せれば、大会後もオリンピックレガシーとして残ると思っています。
  • 活動の輪は、どんどん広がっているわけでね、これからが楽しみです。
  • 都築さん:一人で始めた活動が広がって、「学生団体おりがみ」の仲間ができました。そして、福島県や千葉県の行政の方々ともご一緒できるようになりました。東京2020をきっかけに、誰かと何かができる環境が生まれるんです。白いキャンバスに自由に描けるようなものです、楽しくないですか?
  • 留学生を交えた国際イベントのピクニック

  • 都築さんの熱意、新しいもの生み出していこうという意気込み、頭が下がります。話を伺っていて、僕にも何か出来るかも知れない、何かやってみよう、そんな気持ちになりました。大学に入学したばかりの頃のように・・・。
  • 執筆:松原樹大