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三好大橋~国道最後の渡し船に代わって~【とくしまの橋】

  • 2024年06月06日

徳島県内の橋のある風景を描くシリーズ「とくしまの橋」。
今回は三好市に架かる「三好大橋」です。
【基本情報】
完成:1958年
橋長:236m
架橋地点:三好市池田町州津~三好市井川町西井川(吉野川)

動画はこちらから👇

鮮やかな朱色が目を引く

三好大橋

三好大橋は旧国道32号、現在は県道に架かる橋で国道192号と合流する地点にあります。
鮮やかな朱色が印象的で、山々の木々に囲まれた中でその朱色がよく映えています。

珍しい偶数径間のトラス橋

三好大橋は「ゲルバートラス」と呼ばれる構造の橋です。
「ゲルバー」とは考案者の名前で、軟弱な地盤に適した構造です。連続桁橋の中間部に適当なヒンジ(継ぎ目)を設けていて、材料の節約、全体の桁高を小さくすることができるなど、経済的なメリットもあります。「ゲルバー形式」は安定性の面から奇数径間が多いですが、三好大橋は珍しい偶数径間になっています。
橋脚の基礎は、転石や玉石の多い硬質粘土層が深かったことから、あらゆる土質に対応できるニューマチックケーソン工法(潜函工法)で施工されています。

珍しい偶数径間

自歩道橋は後から設置された

架橋後、交通量が大幅に増加したため、自転車や歩行者の安全対策として上流側に幅2mの自転車歩道橋が設置されました。

歩道は後から整備された

国道として扱われた渡し船があった‼

この場所には古くから「大具渡し」と言われる渡し船が存在しました。
高松市と高知市を結ぶ四国新道の完成翌年、明治28年(1895年)4月に「大具渡し」は県営渡船として運行されました。

大具渡しの史跡

大正3年(1914年)4月には人や馬車、自動車までも運ぶことができる「岡田式渡船」が大具渡しと、同じ吉野川の上流にある白地渡しで初めて運行されるなど、交通の要衝にある「渡し」として多くの人や車両で賑わいました。
しかし昭和33年(1958年)12月に三好大橋が完成すると、国道として扱われる渡船として全国で最後まで活躍した大具渡しもその仕事を終えました。

当時の様子
岡田式渡船のしくみ

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