ページの本文へ

徳島WEB特集

  1. NHK徳島
  2. 徳島WEB特集
  3. 徳島 阿南市椿泊の「天然ひじき」 うまさの秘密を日笠キャスターが取材!

徳島 阿南市椿泊の「天然ひじき」 うまさの秘密を日笠キャスターが取材!

  • 2024年04月25日

なじみのある食材「ひじき」。実は国内で消費されるひじきの9割は養殖とのこと。阿南市椿泊町では昔ながらの方法で「天然ひじき」をとっていると聞いて、おいしさの秘密とおすすめの食べ方を日笠まり絵キャスターが取材してきました。

天然ひじき うまさの秘密!

訪ねたのは、阿南市椿泊町。

40年以上続く水産加工会社で、ひじき加工に携わっている竹内秀行(たけうち・ひでゆき)さんが案内してくれました。

案内された港の一角には、とれたての天然のひじきが!
真っ黒なイメージがありますが、とれたてのひじきは茶色に近い色なんです。

意外でした!

ひじきは、海岸の岩場に生える海藻です。
流れが速い紀伊水道に接するこのあたりでは、ひじきがしっかり根を張り、太く育ちます。
漁師さんが何度も海に潜って、鎌でひじきを刈り取っています。

茎の長い部分は、「茎ひじき」といって、しっかりした歯ごたえ。

そして芽ひじきは膨らんでいる部分で、やわらかくてやさしい食感が特徴です。

水揚げされたひじきは新鮮なうちに加工されます。
まずは、この大きな釜でかたさと渋みをとるためにゆでます。

湯気がすごい!

ゆで始めると緑色に。さらに、ゆであがると黒色になります。

真っ黒なひじきになりました
竹内さん

鉄釜で3時間炊くことによって黒くなっていきます。

鉄分が豊富!

長時間ゆでることで、ひじきに含まれるタンニンが酸化して黒くなるそうです。
ひじきをゆでる釜は、維持管理しやすいステンレス製ではなく、昔ながらの鉄製の釜を使うことにこだわっています。乾燥ひじきの鉄分量を見ると、鉄釜はステンレス釜の9倍以上なんだそうです!

3時間、鉄釜でじっくりとゆでることで、真っ黒で鉄分たっぷりのひじきができます。
ゆでたてのひじきをいただきましたよ。

日笠

渋みはないですね。食感もプリプリしていて、おいしい!

竹内さん

芯が少し残るか残らないかぐらいの
ちょうどいいかたさを目指しています。

ひじきがゆであがったら、2日間天日干しします。
乾燥させることでうまみを凝縮し、長期間保存できるようになります。

天日干しすると、かなり「かさ」が減ります

竹内さん
昔ながらの製法で手間暇をかけてつくっています。
椿泊の天然ひじき、鉄分たっぷりですので、全国のみなさまに食べていただきたいです。

ごはんがすすむ!ひじき料理

おいしいひじき料理を求めて地元のカフェを訪ねました。  

教えてくれるのは、地元の食材を使ったレシピを開発してきたみなさんです。

 ひじきを煮て、アツアツごはんにのせる「ひじき丼」を作ります。
やわらかくて、味がしみこみやすい芽ひじきを使います。
まず、大きめのボウルにたっぷりの水を入れて、20分つけて戻します。

次に、にんじんと油揚げを小さく切り、ひじきと一緒にごま油で炒めます。

ごま油で炒めると、ひじきの磯の香りに香ばしい風味が加わってごはんがすすむそうです。

軽く火が通ったら、和風だしと調味料を入れて味を調えます。
あとは中火でにんじんがやわらかくなるまで煮込み、味をなじませます。

ごはんにのせて、煮汁をかけたら「ひじき丼」のできあがりです!仕上げにいりごまをのせるのもオススメですよ!詳しいレシピはこちらからご覧いただけます!

ひじきに味がしみていて、おいしかった~!

紹介してくれたカフェのみなさんによると、地元では、煮たひじきと酢飯を混ぜて作る「ちらし寿司」も春によく作る料理だそうです。

また、水で戻したひじきに軽く下味をつけて、野菜と一緒に食べるサラダも手軽でオススメとのこと。

天然ひじきは、県内の道の駅やインターネットなどで購入することができます。

  • 日笠まり絵

    執筆:徳島放送局・キャスター

    日笠まり絵

    今回の取材でひじきのおいしさを再確認!ひじき丼、自宅でも作ってみます!

ページトップに戻る