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【防災×片づけ】すっきり暮らしやすく安全に

日々の整理整頓が「防災」につながる!今すぐ取り組める片づけのポイントをご紹介します
  • 2024年03月14日

住宅の耐震化や家具の固定、非常持ち出し袋の準備など、様々な防災対策がありますが、今回ご紹介するのは「家の片づけ」!
防災につながる整理整頓のポイントを専門家に聞きました。

教えてくださるのは整理収納アドバイザーで防災士の資格を持つ迎純子さんです。
県内各地で、防災に役立つ整理収納の講座を開いています。

迎純子さん「片づけが、快適な暮らしにも防災にもつながります!」

夫婦と1歳の娘さんで3人暮らしをするご家族に協力していただき、迎さんに片づけをしながら防災面でのアドバイスをしてもらいました。

防災×片づけポイント~玄関~

まずは、玄関から。
玄関横にはシューズクローゼットがあり、荷物はすっきり片づいていました。
たたきには、普段履く靴以外は出ていません。

これ以上片づけるところはないのでは・・・?と思いましたが、迎さんが注目したのは、靴の並べ方です。

【片づけの防災ポイント①】
帰ってきたら靴は必ずそろえる!
災害が発生していざ逃げるとなったときに、靴がちゃんと自分の方に向いていると履きやすく逃げやすいですよ。これは、家族みんなでしてもらいたいです。

玄関には1足だけ違う方向を向いた靴が‥。この靴の持ち主は?

旦那さんでした‥。つい靴を脱ぎっぱなしにしてしまうそうです。
そんな人に迎さんがおススメするのが、このように靴をかたどったシートです。市販のものでも手作りでもOKです。

小さな子どもにもわかりやすいですね!「靴をここに揃えて置こうね」と教えやすくなりますし、靴のマークが見えると大人も「靴をそろえなきゃ!」という気持ちになりませんか?

貼るのは1人1枚だけ。そうすると『出しておく靴は1人1足!』と意識できて、玄関が靴でいっぱいになるのを防げます。災害時だけでなく、忙しい朝も、靴が履きやすくなりますよ。

防災×片づけポイント~キッチン~

キッチンは食器や調理器具などの危ないものがいっぱい。迎さんが注目したのは、食品や調理器具などを置く棚です。

棚の一番上には、重い土鍋やカセットコンロが。使うのは、年に3、4回ほどだそうです。

【片づけの防災ポイント②】
物を置く高さに注意
使用頻度が低いものは上のほうに置きがちですが、土鍋のように、重くて落ちてきたら危ないものは、もう少し下のほうに置いてもらいたいと思います。目安は、『頭の高さより低く』です。
小さな子どもがいる家庭では、子どもの頭の高さを目安にするといいですよ。

地震の揺れで落ちて当たってけがをしないよう、重い物はなるべく下に。
土鍋やカセットコンロ、ホットプレートなどの重さがある調理器具を、棚の下から2段目に置きました。

「立てて収納するのがおすすめ」

「あまり低くしすぎると、腰を曲げて取ることになり、使いづらくなってしまいます。
また、縦向きに収納すると、重ねて収納するよりも取り出しやすいですよ。」

特に、土鍋やカセットコンロは、ガスや電気が使えないときに取り出しやすい場所にあると便利です。普段から使い慣れておくといいですね。

防災×片づけポイント~リビング~

子どものおもちゃが床に散らかりがち‥

家族みんなが集まるリビング。床に物を置きっぱなしにしていませんか?
小さな子どもがいるご家庭では、床一面におもちゃが散らばっているということも・・・。

【片づけの防災ポイント③】
出したものはしまって、避難通路を確保
床が散らかっていると、避難するときに踏んでけがをするかもしれません。
夜は暗いので特に危険です。避難通路を確保するために、床はすっきり片づけられるようにしておきましょう。
そのために便利なのが、物を“ざっくり”入れられる箱です。

「箱は何でもいいので、置き場所が決まっていない物を“ざっくり”入れてみてください。」

きれいに並べて片づけるのが面倒だったという積み木を、箱に“ざっくり”入れることにしました。
遊び感覚で娘さんも一緒に片づけに挑戦。上手に箱に入れることができました!
箱に入れたら、避難通路の邪魔にならないところに置きましょう。これでいざというときに足元も安全です。

「片づけは子どもが寝た後に親がする、というご家庭の話もよく聞きますが、それでは親が疲れてしまいますよね。『出したらしまう』も家族みんなでやりましょう。子どもが小さくても、『お片づけしよう』と声をかけながら、遊び感覚で“ざっくり”と箱の中に入れていきます。何度も繰り返すと、子どもも片づけが習慣になっていきますよ。」

防災を意識した片づけ、いかがでしたか?

「もし災害が起こってしまったらということを考えたら、毎日リビングの片づけを頑張ってから寝ようと思えました。それも、娘と一緒に片づけることで、娘も片づける習慣がついたらいいなと思うので、これから実践していきたいです。」
「やっぱり避難を考えたときに、靴をそろえておくのが一番大事だと思いました。これから本当に気をつけて、娘のためにもきちんとそろえておく習慣を身につけたいです。」

 

整理収納アドバイザー・防災士 迎純子さん
「私がいろんなご家庭に片づけに行って、これまでに危険だなと感じたのは、寝室、そして玄関・廊下・階段といった避難通路です。寝ているところに物が落ちたり家具が倒れたりしないか、ドアの周辺や廊下、階段などをふさぐようなものがないか、注意してみてください。」

迎さん

靴をそろえる、物を出しっぱなしにしないなど、日常の当たり前のことができていると、防災につながっていきます。片づけが面倒くさいという人も、なんでもいいので、ひとつずつやってみてください。

皆さんも家の中を見渡して、今災害が起きたら危ないところはないか考えながら、できるところから整理整頓してみませんか。

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