全国高校駅伝男子 つるぎ高校 4年連続の都大路「先輩を超えたい」
- 2023年12月19日
暮れの京都を走る全国高校駅伝。
男子の徳島県代表はつるぎ高校。4年連続32回目の出場です。目標は、去年の順位を上回ること。
12月24日のレースを前に取材しました。
逆転でつかんだ都大路への切符
つるぎ高校は県予選で逆転のレースを展開しました。
3区で2位からトップに立つと、そのまま優勝。
鳴門高校を逆転で退け、
4年連続の都大路出場を決めました。
逆転の原動力は1年生
逆転した3区を走ったのは1年生です。
由井蓮選手。5000メートルの自己ベストは14分56秒とチーム最速です。
由井蓮選手
全国大会では、どんな区間を任されても、自分が持っている力をすべて出しきって、（チームに）勢いをつけられる走りをしたいと思います。
1年生の活躍がチームの刺激に
1年生の活躍でチームは刺激を受けています。その1人が、3年生の中川比呂選手です。
県予選では1区を走った実力者です。
取材した日の練習メニューは、1000メートルを繰り返し走る「インターバル走」。
設定タイムを設けた、強度の高い練習です。
3年生の中川選手は、1年生の由井選手と一緒に走りました。
前を引っ張るのが1年生の由井選手。
しかし、ラストの直線。
3年生の中川選手が抜きます。
「風があってペースが落ちたので前に出た」と振り返った中川選手。
最後は3年生が力を見せました。
中川比呂選手
（由井選手は）1年生でもかなり自分とも似た力で走ってくれていて、上級生たちも、その1年生に負けていることに対して、刺激があって頑張れる所もあると思っています。
チームの目標は去年の順位を超えること
去年、つるぎ高校は47チームの中で38位。
ことしのチームは、それを超える「37位以内」を、まずは目標に掲げています。
チーム力で、去年の先輩たちを上回りたいと意気込みます。
3年生の中川比呂選手
（チームは）都大路に向けて、いい仕上がりになってきていると感じています。感謝の気持ちを伝えられるよう、いい走りができるように頑張りたいと思います。
メンバーの都大路への意気込みは
つるぎ高校・男子の全国高校駅伝の登録メンバーに、都大路への意気込みを聞きました。
中川比呂選手・3年
「次の走者につながる走りを。周りの選手とせり合って少しでも良い状況でたすきを渡したい」
近藤寛弥選手・3年
「どの区間を任されても力を出しきる。京都のアップダウンにも対応したい」
馬場碧生選手・2年
「全力で走り、できるだけ上位で、最後は笑顔でたすきを渡したい」
中川翔琉選手・2年
「初めての都大路。しっかりと周りの選手についていって、1つでも順位を上げたい」
元木大棋選手・2年
「高校で初めての全国大会。全国の厚い壁を感じながら、ベストな走りをしたい」
高橋龍生選手・1年
「任された役割を全力で。チームに貢献できるように頑張りたい」
佐伯悠選手・1年
「どんな役割を任されても、自分のできる限りの力を尽くして取り組みたい」
由井蓮選手・1年
「県予選はタイムとしては悔しい思いでした。調子を上げて都大路の舞台で活躍できるようにしたい」
※取材した日の練習に参加した駅伝メンバーに聞きました。この他、2年の安達英司選手、1年の横山路空選手がメンバーです。
去年の全国高校駅伝。男子の四国勢の最高は、36位（愛媛・今治北高校）でした。
チーム全体の力をつけてきた、つるぎ高校のレースに注目です。
本番は12月24日（日）。舞台は、冬の京都です！
全国高校駅伝 NHK総合で生中継！
師走の都大路を高校生ランナーが駆け抜ける全国高校駅伝。NHKではこの大会の模様を総合とラジオ第1で生中継します。
12月24日（日）総合・ラジオ第1
・女子第35回全国高校駅伝 午前10時05分～
・男子第74回全国高校駅伝 午後 0時15分～
※いずれもNHKプラスでも同時・見逃し配信予定です。
また来月14日には、「第42回全国都道府県対抗女子駅伝」を、21日には「第29回全国都道府県対抗男子駅伝」を放送し、NHKプラスでも配信します。
ぜひご覧ください。
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徳島局 アナウンサー
下境秀幸
サッカーをはじめスポーツ実況を長く担当。徳島では様々な分野が取材でき、発見の毎日。最近の趣味は、娘との百人一首かるた。
