徳島 阿波踊りの情報発信拠点 誕生!日笠キャスターが生中継
- 2023年10月31日
10月に徳島市名東町に阿波踊りの情報発信拠点がオープンしました。
日笠まり絵キャスターが生中継でお伝えしました。
阿波踊りを発信!この日は三味線コンサートも
この日は、SNSのライブ配信で三味線のコンサートが予定されていて、ちょうどリハーサルが行われていました。私、日笠も思わず踊り出してしまうほど、軽快な音楽が奏でられていました!
この施設は、阿波踊りの情報誌を手がける出版社が建て、10月2日にオープンしました。
ここでは踊りを見るだけではなく、イベントによっては鳴り物に触れたり、阿波踊りに関しての知識を深めたりするなど、深く学び合える場を目指しています。
三味線奏者で、三味線教室も開いている福島俊治(ふくしま・としはる)さんに、弾き方をレクチャーしていただきました。
日笠、三味線は初挑戦でしたが・・・!?
しっかり音が出ました。福島さんいわく、「たたくように弾く」のがポイントだそうです。今後こうしたイベントがあれば、鳴り物に触れられる機会もあるかもしれません。
徳島にこうした新たな発表の場ができてどうですか?
阿波踊りに携わる者として、こういう施設ができて非常にありがたいです。
ここが阿波踊りに関する情報の収集・発信拠点となり、日本全国・世界に羽ばたく起点となってほしいです。
阿波踊りの知識を深める場所へ!
この施設を作った出版社の代表・南和秀(みなみ・かずひで)さん。
出版社のオフィスの3分の2ほどのスペースを阿波踊りの発信拠点にしました。
南さん、どうしてこのような施設を建てたのでしょうか?
これからは踊り手さんもコロナ禍前のように海外に出ていくと思うんですね。そのときに踊り手さんも踊りの技量を磨く以上に、教養や知識も身につけて羽ばたいてほしい。そういう学びの場所として作りました。
この施設には、オープン前から期待が高まっていました。
9月30日に内覧会が開かれ、この日は120人が見学に訪れたということです。訪れた人は、建物のすみずみまで興味深く見入っていました。内覧会に訪れた人からも、期待の声が聞かれました。
すごくスタイリッシュなデザインの建物で、阿波踊りの魅力がここから発信されるんだと思うと、すごくワクワクします。
いろんなことをしてくださる発信拠点が、阿波踊りの連とは違う観点からの発信をしていただけるのだろうと思います。
出版社ならでは!阿波踊りに関する本がずらり
施設には、阿波踊りに関する本などを置いてある部屋があります。
テーブルの上には、各地の阿波踊り大会のパンフレットや、阿波踊りの写真集などがずらりと並べられています。
この部屋を作った理由はなんですか?
学生さんからお電話で、卒業論文を書きたいんだけど、阿波踊りに関する資料はどこにありますか?という問い合わせが多かったんですね。だからどこか1か所に書籍をまとめておきたいというのがあり、作りました。
出版社のオフィスの一部として撮影スタジオも完備
オフィスの一部として作られた、写真や動画の撮影スタジオもあります。
出版社は、今後は写真や動画などでも、阿波踊りの魅力を発信していきたいとのことです。
細かいところでも阿波踊りの魅力を発信!
全体的にスタイリッシュなデザインの建物ですが、細かいところでも、阿波踊りの魅力を表現しています。
トイレのドアには、踊り手の姿をイメージした飾りをしつらえています。
手ぬぐいで「ほおかむり」した男性と、編みがさをかぶった女性を表現しています。
阿波踊りは見て感じるものなので、あえて文字は入れていないということです。
南さん、今後この施設をどのような場所にしていきたいですか?
老若男女のいろんな踊り手さんに足を運んでいただいて、私がインタビューをさせていただいて、それを文字や映像にして、国内・世界へ発信したいと考えています。