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徳島・吉野川市 収穫最盛期!幻のフルーツ「ポポー」

とにかく甘い!旬を迎えた幻のフルーツ「ポポー」の魅力をお伝えします。
  • 2023年09月08日

     

    今、徳島県吉野川市で「幻のフルーツ」が収穫最盛期を迎えています。その名も「ポポー」。
    いったいどんなフルーツなのか、高橋篤史アナウンサーが取材しました。

    吉野川市鴨島町の山あいにある畑。 

     ここで「まぼろし」と言われるフルーツ「ポポー」が生産され、 今、収穫最盛期を迎えています。
     これがポポーの木です。

    ポポーの木

     身長170cmの私が少し見上げるくらい。2m~3mほどの高さです。 
     こんな形で3つ4つ固まって房状に実がなります。 

    ポポーの実

     大きさは大人の手の中に収まるくらいで15cmほど。形はアケビのようです。 
     北米が原産で、明治時代にはすでに日本に持ち込まれていました。

     では、なぜ「まぼろし」のフルーツとなってしまったのか。。。
     それは収穫した後のポポーは実が熟すのが早いからです。
     見た目もすぐに黒ずんで悪くなってしまい、 日持ちもしないため、流通させるのが難しいことからまぼろしとなってしまいました。 
     それがここ数年、再び注目を集めるようになってきました。 
     注目されている点はこちら。

     まず、とにかく甘い。糖度は20度以上。 マンゴーやメロンよりも甘いと評判です。 
     そして、もう一つは。。。

     栽培の手軽さです。 
     病害虫に強いため「無農薬で育てられる」。 また、「寒さにも強い」ということで、 北は東北から南は九州まで広がっています。

     さらに、ポポーは収穫も手軽です。 今、収穫の最盛期ですが、その目安は「果実が木から落ちた時」です。 熟すと自然に木からぽとりと落ちます。 この畑でもいくつか落ちていました。

    落下したポポーの実

     こうした落ちたポポーを拾って収穫します。 

     ただ、果実はデリケート。木の下に身を傷つけない工夫があります。 
     それが木の下に敷き詰めた「もみ殻」です。

      近くの米農家から無料で譲ってもらっています。 もみ殻がクッションになって実が傷つくのを防いでいます。
      
     こうして大事に収穫されたポポー、今の時期、とれたてを販売しています。

     吉野川市の特産品としてブランド認証も得ていて、 400gを超えるものには、黒い認証シールが貼られています。 
     
     このポポーを吉野川市の特産品としてさらに広めていこうと、 地元の有志で「吉野川ポポーいち押しクラブ」を結成しました。 

    吉野川ポポーいち押しクラブのみなさん

     会長の沼田将征(ぬまた・まさゆき)さんに、ことしのポポーの出来について聞きました。

    沼田さん)ことしは夏の暑さが厳しかったせいか、小ぶりな実が多いです。
    収穫も例年より10日くらい早い。
    実は小ぶりですけど、甘くておいしいポポーがことしも収穫できています!

     その甘くておいしいポポー、とれたてを日陰で2~3日熟成させたら食べごろです。

    完熟したポポー

     少し黒ずんでいますが、これくらいがちょうどいいそうです。
     食べごろを試食しました。

    試食する高橋

     とにかく甘い。果肉は非常にやわらかく、ねっとりとしたクリームのような食感でした。

     森のカスタードクリームや森のアイスクリームなどと呼ばれることもあるそうです。
     冷凍すれば1か月ほど保存できるそうですが、風味が落ちてしまうため、沼田さんはできれば早く食べてほしいと話していました。
     
     生で食べるだけでなく、加工品もあります。

    左:フロマージュ 右:ジャム

     ジャムや吉野川市で人気の洋菓子店がフロマージュというレアチーズケーキに似た味わいの洋菓子を今の時期売り出しています。
     
     だんだんと知られるようになってきた吉野川市のポポー。今はクラブ所属の8軒で 300本のポポーの木を育てています。ポポーいち押しクラブの副会長、武田呆仁(あきひと)さんに今後の目標を聞きました。

    武田さん)今後の目標はポポーをいろんな人に知っていただいて、
    それで、できたら、畑の方に植えていただき、
    吉野川市を盛り上げていけるような方向になればと思っています。

     

    とれたてのポポー

     生のポポーが手に入るのは今月中旬までです。 食べたい方は石井町にある農産物などの直売所などで買えます。 ことしはポポーの生育が例年より早いそうですので、食べたい方はお早めに!

      • 高橋 篤史

        徳島局・アナウンサー

        高橋 篤史

        小さい頃は、台風の風の音が怖かったです…

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