ページの本文へ

徳島WEB特集

  1. NHK徳島
  2. 徳島WEB特集
  3. 川島橋 生活と信仰を支える潜水橋【とくしまの橋】

川島橋 生活と信仰を支える潜水橋【とくしまの橋】

善入寺島に架かる素朴で力強い橋
  • 2023年07月20日

県内の橋のある風景を描くシリーズ「とくしまの橋」。今回は吉野川市「川島橋」です。

基本情報 
完成:1963年
橋長:285m
架橋地点:吉野川市川島町川島
特徴:日本最大の川中島「善入寺島」に架かる潜水橋

潜水橋とは 

その名の通り「水中に潜る橋」のことです。

手すりがなく簡易な構造をしており、川の増水時には橋全体が水中に潜ることがあります。大量の水を抵抗なく流すことで壊れにくく、水が引いた後も早く橋を渡ることができます。

水とともに生きる人々の生き抜く知恵が詰まった橋です!

増水前
増水後
上流から竹が流れてきたが、
手すりがないため橋が壊れにくく
流木などの撤去がしやすい

安全に橋を渡るために

潜水橋は道幅がとても狭く手すりもないため、橋を渡ることに危険が伴います。 川島橋の道幅は3m。自動車だけでなく自転車や歩行者など、みんなで道を譲り合って橋を渡ります。

橋ができる以前は渡し船で川を渡っており、増水時には転覆事故も多くあったそうです。 橋が出来てからは事故も減りましたが、依然として全国的に潜水橋での転落事故は発生しています。

近年では転落防止用に地覆(じふく)という段差が路面の両側に設置されています。これでより安全に橋を渡ることができるようになりました。

橋の両端にある「地覆」

ダムの放流スケジュールや降水情報をもとに、橋が冠水する恐れがある場合は事前に通行止めが行われます。安心安全に橋を利用できるように対策されています。

信仰にも寄与する橋 

川島橋は四国88か所霊場 第10番札所「切幡寺」と第11番札所「藤井寺」の間にあり、お遍路さんの通り道にもなっています。

素朴な風貌ですが、50年以上も前から
人々の生活と信仰を支え続ける力強い橋です!

ページトップに戻る