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徳島・鳴門ハスの花 夏の朝限定のお楽しみ 下境アナが取材

  • 2023年07月21日

夏は朝から暑い。元気が出ない日もあります。そんな時に気分を変えてくれるのが、美しいハスの花。7月、徳島県鳴門市にある、見事に咲きそろったハス田を訪ねました。

夏だけ 午前中だけ 3日だけ

ハスの花

夏の朝、美しい姿を見せるハスの花。
早朝に花が開き、昼前には閉じてしまいます。
しかも、1つの花が咲くのは3日間ほど。なんとも、はかない花ですね。

ここは、徳島県鳴門市の北東部にある島、島田島(しまだじま)です。

地元のグループなどが9年前から、休耕田を活用してハスの栽培に取り組み、この夏も、きれいな花を咲かせました。

育てているのは「大賀ハス」です。2000年以上前の品種だとされています。
ことしは、6月下旬に咲き始め、8月半ばお盆のころまで楽しめるということです。
誰でも無料で自由に見ることができます。

9年前に着手 住民手作りの観光名所

草取りは重労働!

ハスを育てているのは「島田島活性化プロジェクト」の皆さん。

9年前から、ハスの花の栽培に着手。
ハス田を耕し、肥料をやり、今の時期は草取り。
雑草が育つと、ハスの花が伸びてこないので、ひとつひとつ手で抜いていくそうです。

年ごとに、歩道の整備なども進め、観光客が見やすい環境を整えています。
およそ10か所のハス田に、数種類のハスが植えられ、まさに、手作りでハスの花の名所を作ってきました。

鳴門市・島田島がハスの栽培に適している理由があります。それが「土」。

ハス田の土

ハス田の土を見せてもらいました。ご覧のように、粘土質の土でした。水持ちがよく、ハスの生育に適しているといいます。

美しいハスが育つには、島田島の自然の恵みが関係していました。

会長の飛越博明さんは、地元・島田島に生まれ、ここで暮らしています。ハスの花の魅力を聞くと

天に向かって伸びてるという感じで、島田島の空気とか色んなものを朝一番に吸収して、自分たちの活力にするという、それが一番の魅力!

飛越さんは、自慢のハスについて、笑顔で答えてくれました。

コウノトリもやってくる 豊かな自然

ハス田には、こんなお客さんも訪れます。それが「コウノトリ」です。
プロジェクトの小川浩幸さんが、ことし4月に撮影した写真がこちら。

ことし4月に撮影

めちゃくちゃ近かったです。写真を撮った場所から10メートルも離れてないくらい。逃げていくのかなという距離で撮れたので。

運が良ければ、コウノトリが見られます!

コウノトリはドジョウやカエルなどをえさにするので、豊かな自然が残る証でもあります。
写真のコウノトリは、足輪から淡路島生まれのコウノトリとわかったということです。

コウノトリの間で、口コミで、いい場所だと伝わっているのでしょうか(笑)。

特産品作りにも力を入れる

地元のグループでは、特産品作りにも取り組んでいます。古代米、れんこんのカレー、あめ、そして、ハスの葉のお茶です。

ハスの葉のお茶

葉を天日干しして、乾燥させて、工場で製茶しています。いただいてみると・・・

豊かな香りと、すっきりした甘味。飲みやすいです。

飛越さん「最近は多い日で、1日300人も訪れています。バスのツアーで、色んな所から、県外からもやってきてくれるんです。」

撮影でおじゃました日も、大阪から訪れた人に出会いました。

夏の朝の楽しみ。しかも3日だけしか咲かないはかなさ。そんな花を、地元の皆さんが大切に育てた結果、地域のにぎわいの創出にもつながりました。

8月半ばまで楽しめるそうです。ぜひ鳴門におこしください!

  • 下境秀幸

    徳島局 アナウンサー

    下境秀幸

    サッカーをはじめスポーツ実況を長く担当。徳島では様々な分野が取材でき、発見の毎日。最近の趣味は、娘との百人一首かるた。

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