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徳島 41チームの頂点へ 県中学校サッカー選手権大会決勝

  • 2023年05月11日

攻撃の那賀川か、守備の国府か。県中学校サッカー選手権大会決勝は去年の新人大会決勝と同じ顔ぶれです。41チームの頂点に立つのはどちらか?担当記者が分析しました。

NHK杯第78回徳島県中学校サッカー選手権大会 見どころ

NHK杯徳島県中学校サッカー選手権大会は、県サッカー協会やNHK徳島放送局などの主催で毎年4月から5月にかけて開かれています。2023年は合同チームを含む41チームがトーナメント形式で争い、決勝では那賀川と国府が対戦します。
両校は去年の新人大会決勝でも対戦し、このときは那賀川が持ち味の高い攻撃力で国府を破り初優勝を果たしました。今大会でも那賀川の攻撃力は健在で、ここまで複数得点です。対する国府は固い守備を武器に無失点で勝ち上がってきました。攻撃の那賀川か、守備の国府か。決勝は5月13日(土)午前10時に徳島市球技場でキックオフの予定です。

那賀川 ~高い攻撃力で初優勝へ ~

阿南市の那賀川中学校サッカー部の部員は32名。持ち味の攻撃力で去年の新人大会では国府を相手に6点を奪い初優勝しました。今大会も攻撃力は健在で、ここまで4試合すべてで複数得点をあげ、合計ゴール数は30にのぼります。
 

チームの中心となる3年生には、少年サッカー時代に同じクラブで四国大会を制したメンバーがそろっています。このうちFWの藤澤珀人主将は日本サッカー協会が全国の有力選手を集めて行う14歳以下のトレーニングキャンプメンバーにも選ばれています。今大会の準決勝では5ゴールをあげて高い得点力を見せ、決勝でも活躍が期待されています。


 (FW 藤澤珀人 主将)
 「決勝戦に進めたことは嬉しいがチームが目指すのは全国なので、もっと上を目指していきたい。自分が練習から声を出してチームを引き締めているので、決勝ではいい緊張感をもって試合に臨めると思う。個人的な目標は決勝戦で得点をたくさん取って、全部の得点に絡めるような活躍ができたら」


 (MF 岸本実 副将)
 「決勝に向けてチームの気が引き締まっていると思う。守備の部分で自信を持ってプレーしているので、決勝戦では相手を0点に抑えたい。チームとして新人戦、NHK杯、総体と3冠を目指しているので、自分も得点をとって勝ちたい」


 (MF 土居斗磨 選手)
 「決勝の自信は100%。サイドで攻撃を引っ張りながら、チームのムードメーカーになることができたらいい。特に試合で重要になる先制点は、自分が決めたい。このチームの仲の良さは、県内のどこのチームにも負けないと思うので、絶対に優勝したい」

国府 ~固い守備でリベンジを~

徳島市の国府中学校サッカー部の部員は45人。去年の新人大会では那賀川に敗れて準優勝でした。
チームの持ち味は固い守備で、GKの槌谷淳平主将を中心に今大会はここまで無失点です。その守備を支えているのが試合終了まで走りきるスタミナです。全員でやるべきことを共有し、最後まで集中力を切らさずプレーすることをチームの目標にしています。


一方、攻撃では背番号10をつけるFWの喜多星介選手が核となります。決定力が武器の喜多選手は、少ないチャンスを逃さないよう普段の練習からシュートの威力や精度を意識して練習を行っているといいます。


(GK 槌谷淳平 主将)
 「那賀川には新人戦で負けているので勝ちたい思いがとても強い。国府は運動量が多いチームだと思うので、試合では相手に負けないくらいボールを追いかけて粘り強く戦いたい。相手は攻撃力があるチームなのでシュートを多く打たれると思うが、ゴールキーパーとして全部のシュートを止めたい」
 

(FW 喜多星介 選手)
 「決勝に向けて少し緊張をしています。那賀川とはこれまでも戦ってきて悔しい思いをしているので勝ちたい。自分が得点を決めて、そのゴールをチームで守りきりたい。全力で走りきって終わった後に未練が残らないようにプレーしたい」 


(MF  荒川俊一郎 選手)
 「決勝では10番の喜多選手にパスを出してゴールを決めてもらいたい。このチームはどんなときでも気持ちが折れないチームだと思うので、苦しい時間帯でもみんなが前を向いて向かっていけると思う」

 

  • 平安 大祐

    徳島局・記者

    平安 大祐

    元高校球児
    スポーツ・防災の取材を担当
    野球・バスケの観戦が週末の楽しみ

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