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読む72時間  「訪問看護師 街をゆく」

2019年10月25日

名物TVウォッチャー・吉田潮が読み解く!『ドキュメント72時間』

 在宅医療を担う中心的存在、訪問看護師に密着。病院に行けない人、行くのが難儀な人、行きたくない人を置き去りにはしない。12名で190軒を担当、多忙な看護師の日常を追った。

 そもそも訪問看護を選んだ理由は? 大病院の3分診療と異なり、「その1時間を患者さんと家族のために使える、深く関われる」と話す人もいれば、「患者さんの生きがいやキャラクターを大切にできる」という人、「小さな幸せを一緒に見つけられる存在で患者さんに関われたらいいな」という人も。みるのは病気や体の状態だけではない。性格や信条、生活を見守る「人生の伴走者」なのだと気づかされる。

 がん患者である高齢の利用者は皆、訪問を楽しみに待っているようだ。玄関先で待ち構える人もいる。精神疾患を抱える人は、外に出るのも不安な状態で、訪問が心の支えになっている様子。「調子が悪ければ病院へ行け」と無責任に言い放つことが、いかに傲慢だったかと反省。

 長期にわたって在宅看護する家族のサポートも重要な任務。脳性まひの患者の入浴サポートは、家族も患者本人も大助かりだ。26歳の俊太郎さんが見せた満面の笑み、6歳の誕生日を迎えたノブ君が全身で表す喜び。お母さんたちの壮絶な苦労もしのばれるが、患者の「快」の感情と笑顔を増やすことが大切なのだと知る。ふたりとも本当に気持ちよさそうだった!

 同じく脳性まひのユウト君(4歳)のお母さんは、今度初めて家族旅行に出かける、と楽しそうだ。「無事に生まれてきて、ここまで普通に生活できるんで、めっけもんです」と話す。お母さん、あなたの懐の深さに感服しました。

 訪問看護利用者は全国で65万人を超えたという。在宅看護が必要な人に、救いの手がしっかり届きますよう。暑い夏も寒い冬も何かあれば駆けつけて、24時間体制で見守ってくれる訪問看護師に、相応の報酬が出ますよう。

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ドキュメント72時間
ドキュメント72時間
人々が行き交う街角に3日間カメラをすえてみる。 同じ時代に、たまたま居あわせた私たち。 みんな、どんな事情を抱え、どこへ行く?
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