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読む72時間  「さらば東京!移住相談センター」

2019年09月27日

名物TVウォッチャー・吉田潮が読み解く!『ドキュメント72時間』

 地方への移住を考える人が訪れる、有楽町の「ふるさと回帰支援センター」。各地域の担当者が現地での生活や住居、就労などの相談に応じてくれるという。が、今回は心の中の小姑が妙に騒ぐ。というのも、移住希望者の中にはいろいろな意味で若干心配な人がちらほら。

 相談員の男性(島生活を15年経験)も、覚悟のない移住をやんわりけん制。「失敗しました、戻りたいですという相談も。メディアが報じるキラキラした部分だけを見て、人生が変わる・自分もそうなれると思ったのでしょう」。言葉の端々に匂う厳しい現実。それでも、新天地に向かう理由と心意気は知りたい・聞きたい。

 派手な雰囲気の熟年夫婦は、7人の子育てを終え、背水の陣の決意でマンションを売却。山口県に古民家を購入したそう。妻のきらびやかな手元を見たスタッフ、たぶん心の中の小姑が騒いだはず。ところがこのマダム、銃猟所持許可証と狩猟免許をもつワイルドマダム。このご夫婦の計画性と覚悟を思い知らされたよね。

 豊洲の会社に勤める男性は「五輪で混雑するから」と長野移住を目論む。会社もテレワークを推奨、渡りに船だね。長野には、家を買えば新幹線通勤代を部分補助してくれる自治体も。

 単身赴任で6年間家族と離れていた53歳男性は、自分の中の子供の記憶が断片的になるのが嫌で、30年勤めた会社を早期退職&佐賀への移住を計画。移住先でも資格と経験も活かせそうだし、これで記憶は一枚絵に繋がるはず。

 8人の子を育てる母は、上の子が不登校になったときの学校教育に違和感を覚えた。子供の良い面を伸ばせるような教育を求め、移住を模索中。還暦を迎えた女性は、父の実家があった福島県へ移住を考えている。「今、何かできたら、という思いが沸々と芽生えてきて......」。

 心の中の小姑が引っ込む(消えはしないが)。各々の思いの深さと奥行きに、なんかじんわり。

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ドキュメント72時間
ドキュメント72時間
人々が行き交う街角に3日間カメラをすえてみる。 同じ時代に、たまたま居あわせた私たち。 みんな、どんな事情を抱え、どこへ行く?
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