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読む72時間  「新宿 ウィッグ専門店」

2019年08月16日

名物TVウォッチャー・吉田潮が読み解く!『ドキュメント72時間』

 カツラと呼ばずにウイッグと呼ぶ。部分的につけるエクステからすっぽり被るタイプまで、自由自在に髪色やスタイルを変えられるのが魅力。訪れたのは新宿の地下街にあるウイッグ専門店。場所柄、二丁目のゲイバーや女装サロン関係の人が多い。顔出しNG、「企業秘密」と謎の言葉を残す男性も。中には怒り出す人もいて、スタッフもしょぼんとうなだれる。確かに、繊細なアイテムであることは間違いない。

 そんな中、10年前から愛用していると話してくれた女性は超協力的。御年83歳、ウイッグで「化ける」と言う。孫もひ孫もウィッグ批評をしてくれるそう。「小さい頃はウイッグを取ると泣いたのよ。違う人がいると思っちゃうじゃない?」。幼子号泣級の化け上手なのね!

 赤い髪が素敵なクラブのママは、18年前に店を構えた。「最初は新参者で大変だったけど、負ける気がしなかったので」と話す。今や35人の女性が働く大店に。最近、お客さんから「若くて可愛い子が増えたけどママは大丈夫?」と言われて一念発起。「頭から何か被ろうと思って」。負けん気の強さが商売繁盛の秘訣とみた。

 精神的な効用を教えてくれたのは、内気だという女性。不安なときや初めての人と会うときに利用。自信がつく「お守り」なのだとか。

 元コギャルの女性は3歳の娘を夫に任せて、自分の時間を満喫中。ヤマンバギャルが流行した頃、ウイッグをつけたのが始まり。「鎧のようなもので強くなれた。人生そのものを変えてくれた」そう。ママになってからもストレス解消に有効活用。試着だけでテンションMAX!

 仕事上で人間関係のストレスから女装の世界に入った49歳営業マンは、「これがなかったら深く落ちこんじゃってたかも」と振り返る。今は仲間もできて、楽しんでいるという。現実逃避で苦境を突破した成功例。ウイッグで変身、ストレス社会の荒波を無事乗り越えたのね。

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ドキュメント72時間
ドキュメント72時間
人々が行き交う街角に3日間カメラをすえてみる。 同じ時代に、たまたま居あわせた私たち。 みんな、どんな事情を抱え、どこへ行く?
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