NHK1.5ch(NHK1.5チャンネル) NHKのオイシイところを、オイシイかたちで。

読む72時間  「"サバゲー"を生きる人たち」

2019年07月12日

名物TVウォッチャー・吉田潮が読み解く!『ドキュメント72時間』

 サバイバルゲーム略してサバゲー。ゲームと言えど、要は銃撃戦。不穏に思ったが、ゲーム自体は実に健康的で安全。弾速チェックは必須、土に還るバイオ弾を使用、当たったら自己申告で「ヒット」と叫ぶ、紳士淑女のスポーツだ。

 体力・知力・視力に加え、経験がものをいう。なかには元自衛隊の凄腕も。松尾スズキ似の彼の仇名は死神、悪魔、エロスナイパー。遠くから確実に仕留める腕前は見事。彼女募集中だが、寄ってくるのは男ばかり。凄腕にも誤算はある。

 意外とバラエティに富んだ服装で、何だか楽しそう。平安時代の狩衣、西部劇風の人もいれば、本格的な軍服姿も女装コスプレもいる!

 電気関係の仕事をする男性は、擬態が大好き。草むらに潜んで撃つか撃たれるか、のスリルが快感だとか。普段はおとなしいが、サバゲーではいきいきする自分がいる。「本当の自分というよりは明るくなりたい自分になれる」そう。

 介護職の21歳男性は、水色の髪に青い瞳の女装コスプレだ。口調も朗らか、ハイテンション。ゲーム中は「頭上げちゃダメ」とスタッフの安全に配慮してくれる優しさも。が、化粧を落とすと途端にローテンション、無口な「俺」に。言葉で人を傷つけ、自らも傷ついた経験があり、自分からはできるだけ発信しないという。ところがサバゲーに集うのはいい人ばかりで、「自分を出してもいい」と救われたそう。

 父と来ていた姉妹。銃撃戦に果敢に挑む中2の妹、普段は引っ込み思案だそう。照れもあるのか、「うざい」を連発。思春期だねぇ。でも、彼女の笑顔と家族仲のよさにほっとする一幕。

 そう、サバゲーの目的は撃つ・倒すではない。通常とは異なる自分を堪能する非日常の遊戯なのだ。と、綺麗事でまとめようと思ったが、ストレス解消の面も否めず。現実生活で撃ちたいのは「デスクトップ。仕事でイライラするから」と話す女性に激しく同意。あるよねぇ......。

見たい動画をリクエストする
ドキュメント72時間
ドキュメント72時間
人々が行き交う街角に3日間カメラをすえてみる。 同じ時代に、たまたま居あわせた私たち。 みんな、どんな事情を抱え、どこへ行く?
番組ホームページはこちら
トップページへ戻る