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読む72時間  「眠らない巨大貨物ターミナル」

2019年06月14日

名物TVウォッチャー・吉田潮が読み解く!『ドキュメント72時間』

 「自分の仕事に自信と誇りをもって働く人の顔はいいもんだなぁ」と思ったのが、今回の貨物ターミナル。憧れて、勉強して資格を取った人、目標がある人、目指す理想像がある人。今の仕事に文句ばかりたれている人は、ハッとさせられたのではないか。思わず姿勢を正す回。

 フォークリフトを自在に操る長男の姿に憧れて、同じ職に就いた双子の次男と三男。双子から「かっこよかった」と言われて照れる兄。三男は妻を亡くし、シングルファーザーだが、「ひとり親って感じで育てたくない」と話す。その背中、子供はちゃんと見ているはず。かつて兄の姿に憧れた自分と同じように。

 貨物列車で運ばれたコンテナの荷を全国各地へ運ぶのはトラックドライバー。肉系おかず2品のパワーランチを食べる47歳のドライバーは、引越業界の厳しい現実を語る。人出不足が深刻で、本来なら3月が引越繁忙期のはずが、4月末にずれこんでいるという。彼の母は入院中で、意識はない。日中は引越ドライバーとして駆け回り、夜は母のもとへ駆けつける。

 貨物列車の運転士は花形の職業。長い研修期間と厳しい訓練で、狭き門をくぐり抜けた人のみがなれる。「たったひとりで巨大な貨物を運ぶかっこよさ」に憧れた人も多い。妻が背中を押してくれて運転士になった37歳男性、働き者で元気だった祖母のようになりたいと頑張る25歳女性。家族の姿が浮かびあがってくる。

 新入社員の女性たちは実に優秀で粒ぞろい。「海外事業を展開し始めた貨物」に着目した女性もいれば、「女性が働きやすい職場を作っていくのも私たちの仕事なのかな」と語る女性も。今ではなくその先を見ている女性陣。一方...新入社員の男性陣は一部屋に集まり、「恋バナ」で盛り上がっとる。あえて男女差を比較するスタッフの意地悪さが炸裂。でも、研修時は真剣な表情だったよ。みんな、いい顔していたなぁ。

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ドキュメント72時間
ドキュメント72時間
人々が行き交う街角に3日間カメラをすえてみる。 同じ時代に、たまたま居あわせた私たち。 みんな、どんな事情を抱え、どこへ行く?
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