NHK1.5ch(NHK1.5チャンネル) NHKのオイシイところを、オイシイかたちで。

読む72時間  「大阪・道頓堀で物々交換」

2019年03月29日

名物TVウォッチャー・吉田潮が読み解く!『ドキュメント72時間』

 72時間名物企画になりつつある物々交換。今回の舞台は大阪・道頓堀。驚いたのは皆さん、想像以上に気前がいい。それもそのはず、スタートは幸運の神様・ビリケンさんのミニ置物。縁起をかつぐ大阪人の心意気、とくとご覧あれ。

 建設業の男性が「俺の歴史や」と差し出したのは、十数年使った有名ブランドの名刺入れ。これを手にしたのは私立学校の数学教師26歳。他企業の人と会って名刺を交換する機会が増え、ちょうど欲しかったそう。「教員は社会に出てない、と言われたくないんで」。両親からもらった財布を差し出す。ベテランから若手に受け継がれる仕事の矜持、いい流れだ。

 6か国語話せるスロバキア人留学生はとにかく明るい。「恋はいつも失敗」と大笑いしながら布製カップホルダーを提供。年輩男性は財力やら知力がつく「五大石」を出す。その石を潔く断ったのは、16歳で出産し、離婚したという22歳女性。「私は自分で頑張ります。運に任せず自分の力で」と笑顔で去る。縁起や運頼みよりも努力することを宣言。清々しいな!

 撮影2日目の夜、ハンバーガーにかぶりつく男性を発見。自分の誕生日だが、妻が腰を痛め、ケーキは自分で買っていくという。切ない話かと思いきや、「わらしべ長者は縁起がいいので」と着ていた高級コートを差し出す。寒空の中、豪胆やな!スタッフ、まるで追いはぎに。さすがに申し訳ないので返そうとするも、頑なに拒んで逃げる。聞けば証券会社の営業職。「誕生日にわらしべ長者のひとりになったほうがいい」とのこと。縁起担ぎと男気の妙。風邪ひかなかった?帰宅後、妻に怒られなかった?

 さて、ビリケンさんは最終的にラブリーなバナナのキーホルダーに。広島出身の新米ホストに進呈。「大阪に来たばっかりの頃の思い出にします。大きい男になります」。平成生まれの若者たちにエールを送る、爽やかな回だった。

見たい動画をリクエストする
ドキュメント72時間
ドキュメント72時間
人々が行き交う街角に3日間カメラをすえてみる。 同じ時代に、たまたま居あわせた私たち。 みんな、どんな事情を抱え、どこへ行く?
番組ホームページはこちら
トップページへ戻る