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読む72時間  「仙台 出会いを求めて"相席ラウンジ"」

2019年02月08日

名物TVウォッチャー・吉田潮が読み解く!『ドキュメント72時間』

 女性は飲食代無料、男性は10分700円。店員が客同士を引き合わせてくれる「相席ラウンジ」が今回の舞台。顔出しNGも多数。客の文言を精査すると、それなりに大人の社交場であるとわかる。交際や結婚ではなく「一時の愉しみ」「ランダムな出会い」「若者との交流」を求める猛者たちも。言外に匂うアダルト感。が、焦点を絞る。NHKなんで。将来を見据えて真剣な関係を求める人々の悪戦苦闘ぶりに。

 「母ちゃんにバレたらまずいんだよね」と23歳男性。実家の農業を継ぐ意志を女性にぶつけるも、性急すぎたか苦戦中。たぶん、嫁になる前に恋人になりたいのよ、女は。明日着る服をたたんでくれるのは母ちゃんだけ。「ネタのために来た」と強がり発言の男性も23歳。ひやかしお断りの女性から敬遠されて、ぽつん。素直になれなくて&お酒を飲み過ぎてぽつん。この連敗体験は、きっと次回の糧になるはず......。

 美容室経営の男性は失恋(しかも彼女は間男と逃亡)で傷つき、ようやく立ち直って来店。話し上手に聞き上手で接客業の雄、本領発揮。

 難しいのは女性陣。猫耳つけた看護助手の女性は「結構、私、気が強いので」と自己分析。彼女が通された席の男性が「焼酎はミルクティーで割るのが一番。ミルクティーの味しかしないから」と持論を展開。ん? 焼酎を飲む意味は?と思ったら、すかさず彼女もツッコミを。「論破された」と苦笑する男性、ナレーションも「確かに気が強い」と結論づける。もちろん言い方はあるけれど、女性が矛盾を指摘しただけで敬遠されるとは。これは日本の忌々しき問題点、と個人的にはメモをとる。そんな彼女に告ぐ。「あなたの漁場はそこじゃない」と。

 答えはひとつ。盛らず、自然体で対話したふたりが証明した。キャッチボールか、暴投の壁当てか。就職も出会いも「決めつけないこと」の名言を残した女子大生が最も大人だったね。

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ドキュメント72時間
ドキュメント72時間
人々が行き交う街角に3日間カメラをすえてみる。 同じ時代に、たまたま居あわせた私たち。 みんな、どんな事情を抱え、どこへ行く?
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