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読む72時間  「新宿・音楽スタジオ ぼくらがバンドを組む理由」

2019年01月24日

名物TVウォッチャー・吉田潮が読み解く!『ドキュメント72時間』

 趣味で、または生業として音楽を奏でる人たちが教えてくれた。「音楽は万能な言語であり、意思伝達手段になる」のだと。そう、ここは24時間営業の音楽スタジオ@新宿である。

 大喧嘩の後で仲良くダベるバンドメンバー。家族や恋人以上に向き合い、思いを伝え合っている様子。ビジュアル系バンド業界で25年続けている金髪の男性は、音楽を辞めた人や亡くなった人の思いも受け継ぐ。「今まで出会った人の思いもあるからやめられない」と。まさに今回のお題の模範解答をいただきました。

 飛び入り参加でボーカルの座についたのは、飲料訪販をしている主婦。「歌っている時だけはお姫様になれる感じ」だが、ステージメイクは隣駅ですぐ落とす。日常と非日常の境目くっきり。また、仕事のストレスを発散するために音楽を続ける男性は「趣味で会う人は生涯続く、会社の人間は定年したら終わり」という。普段とは別の顔で、特別な時間を仲間と過ごす豊かさ。充実が表情にみてとれる。最上の笑顔だ。

 時に音楽は救いになる。「勉強もスポーツもできなくて、唯一ある程度自信を持てるのが音楽だった」という男性。生きる上で支えになっているとも。今では複数のバンドから声がかかる奏者に。28歳男性は音楽を始めた理由が独特。「24歳まで童貞。(体験して)こんな素敵なことをみんな10代後半でやってたんだと気づいて、『は?』って思いまして。もうギター鳴らすしかないと」。いい話だ。かき鳴らせ!

 ただし、音楽を専業とするのは容易ではない。長髪に革パンで歌い続ける52歳男性。飄々としているが、職も家も転々。「転々」「居候」がキーワードというのも厳しい現実のようだ。

 別れもあれば出会いもある。転勤や結婚で活動休止するバンドマンの涙。知り合いの紹介で会った女性と男性の初セッション。音楽を通じて距離が縮まる「起承転結」を見せてくれた。

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ドキュメント72時間
ドキュメント72時間
人々が行き交う街角に3日間カメラをすえてみる。 同じ時代に、たまたま居あわせた私たち。 みんな、どんな事情を抱え、どこへ行く?
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