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技法 / クラウドソーシング
川村真司コメント
クラウドソーシングの王道と言えるような作品。お菓子というテーマの元、一つ一つのお菓子のデザインも美しく、とても丁寧で完成度が高いお手本のような作品だと感じました。
技法 / クラウドソーシング
クラウドソーシングの王道と言えるような作品。お菓子というテーマの元、一つ一つのお菓子のデザインも美しく、とても丁寧で完成度が高いお手本のような作品だと感じました。
技法 / サンプリング
信号の点滅と音を巧みにサンプリングしてリズムよく仕上げています。後半、ズームバックから、更なる展開があり、テクネロゴに着地しているところが、見る人をはっとさせるとともに、IDの機能をきちんと果たしていて素晴らしいです。
技法 / シンクロ
人間の顔の切り抜きがたくさん格子状の窓ガラスにひっかかっり、音にあわせて口パクするというイメージがとても奇妙で、いい意味のひっかかりがありますね。また全体を青色にまとめたことで、生っぽさが消え、よりユーモラスなトーンが生まれました。
技法 / ストップモーション
2次元で動くテクネのロゴのアニメーションを、透明のシートにひとこまずつ印刷し、それをダブルクリップにはさみ並べて撮影することで3次元の奥行きをもったアニメーションが生まれています。更に、クリップの動きが、可愛らしさを添えていて楽しいです。
技法 / タイポグラフィ
映像のクオリティは荒削りだけど、アイデアがとても秀逸でした(むしろこの荒っぽさも企画には合っている気さえしました)。文字の造形にちゃんと着目し、次の文字にどうやってつなげるかを考えつつ「やぶる」という身体的でアナログな方法でつなげていくのがクレバーだと思いました。
技法 / だまし絵
視覚の特性を使っただまし絵はたくさんありますが、この作品はその中でも、だます“プロセス”がとても巧みに設計されていると思います。
何だろうと思わせるビジュアルとテキスト、その謎が解きあかされるタイミングなど、まんまと作者の術中にはまってしまいます。
技法 / プログラミング
技法の性質上「プログラムで作っています」ということを前面に押し出す作品が多かった中、そうではなくきちんと企画が映像として成立しているのが素晴らしいと思いました。本当に枯れ木に花を咲かせられるようなアートアプリとかにできるといいですね。
技法 / プロジェクション
鏡を使って光をリレーさせるアイデアがとても面白いですね。投影されるロゴが空間を次々と移動し、最後はセロファンを使って光を透過させるなど、まるで“プロジェクション装置”的な楽しさがある作品です。
技法 / POV
何の視点なら面白いのか、という「視点探し」で終わらず、ちゃんとラジコン視点で撮影したら面白い企画になっているのが素敵だと思いました。ラジコンでしたという最後の説明カットも、やり過ぎじゃなく奇麗に終われているのが良かったです。
技法 / マルチスクリーン
高校生のクラブ活動のような楽しさが伝わってくる作品。ラフな作りを残していることで、「あーでもない、こーでもないとか、みんなでいろいろ工夫して作り上げたんだろうな」というプロセスと楽しさを、見る人が共有でき、楽しい気分にさせてくれることがポイント。
技法 / ループ
この作品も絵はちょっと荒いですが、ただループしているのではなく、ループを高速にすることで残像で文字を作るというアイデアが他の作品より図抜けていました。こうやって技法をきちんと理解した上で、さらなる視点を持ち込んでいる作品を見れるのがとても嬉しいです。
技法 / ロトスコープ
手のロトスコープ部分と、文字部分の手書き部分という2種類のアニメーションの混合にしたことで現実と非現実が混じり合ったような不思議な世界観が生まれました。
手のサイズや構図、演技もいいですね、白黒の線画の表現なども、きちんと最終の仕上がりをイメージして計算して作られています。
技法 / ワイプ
ワイプというと、電子的な処理をイメージしやすいのですが、これは作品のタイトルどおり、オールアナログでやっているところが面白いですね。どうやって作ったのか見る人が考え込んでしまう面白い作品です。このように、制作にわざと“制限”や“ルール”を設けるのも、一つの方法だと思います。
技法 / ワンカット
一筆書きを迷路にしたのがポイントですね。迷路を解く体験を、見る人と共有しながら答えを導きだすというコンセプトにワンカットという技法がうまくはまっています。
もう少し横移動やズームアウトなどのカメラワークが滑らかだと、更に楽しめるものになると思います。
技法 / 影
影になる前の造形に、ちゃんとストーリーがあることが素晴らしいなと思いました。欲をいうと、影文字になったときにもう少しTECHNEと読みやすい形になっているともっと良かったです。
技法 / 撮影機材
万華鏡というシンプルな装置を使って撮影することで、デジタルでは生まれない、アナログならではの素敵な質感のある映像ができていると思いました。とってもかわいい。
技法 / 時間操作
最初のカットで普通に落下しているカットを入れて見ている人に重力を感じさせることで次カットの逆再生がより不思議に見えるようにしている演出が巧い。またなぜだかちょっとウェットな世界観もうまく作れていて、完成度が高いなと思いました。
技法 / 同ポジ
なんだか壮大な映像で、見た瞬間審査員一同びっくりしました(笑)。絵に負けず劣らず、地球の電気をつけたり消したりするという壮大かつユーモラスなアイデアを見事に同ポジで実現できていると思いました。素晴らしい。