概要
AM/FMラジオ放送所において放送機の特性を測定する場合、音声特性測定器を用いて放送機に入力する信号を手作業で調整して測定しています。
しかし、夜間の限られた放送休止時間内に実施する必要があり、測定項目が多いことから、非常に手間のかかる作業となっていました。
そこで、画像認識技術や機械学習を応用し、PCを用いて音声特性測定器を制御するシステムを開発しました。従来できなかった測定の自動化を実現し、測定時間を大幅に短縮することができました。
特長
- 測定したい項目を選択するだけで、自動測定
- 各AM/FMラジオ放送所で使用できる高い汎用性
- 従来は2~3時間程度かかっていた測定時間を1時間程度に短縮
- 測定器は既製品を活用し、開発コストを大幅削減
使用実績および今後の展望
- AM/FMラジオ親局の放送機特性測定に使用
- 中国域内への展開を検討中
