概要
放送所設備の保守作業は放送を休止する必要があるため夜間に実施しています。放送休止中に地震や津波が発生すると緊急ニュースを伝えるために放送を再開する必要があり、この対応をNHKでは「火おこし」と呼んでいます。
電話連絡での火おこしでは複数の放送所の作業担当者に迅速・確実に伝えることが困難でした。そこでワンクリックで一斉に通知して、各放送所の状況もリアルタイムに確認できるシステムを開発しました。
特長
- あらかじめ登録された電話番号にショートメッセージを送信して火おこしを指示
- ワンクリックで一斉に送信し、各放送所でもスマホで回答する簡単操作
- 対象が複数あっても火おこし状況が運行室で一目でわかるので便利
- 外部クラウドサービスを利用することで低コストな運用を実現
利用実績
- 2022年5月にデモ運用を実施
- 2023年5月より試験運用開始
