(高松放送局記者 内野匡)
2022年5月9日放送瀬戸大橋がかかる四国の玄関口・坂出市は、かつて海沿いに塩田が広がる塩の一大産地でした。江戸時代から昭和にかけて“塩のまち”として栄えた土地の成り立ちに、災害リスクを知る手がかりがありました。
坂出市で塩作りが盛んだったことは知られていますが、かつては海岸線がずっと内陸側で現在の中心市街地が海だったことは意外でした。いまは住宅や道路に覆われ感じにくくなっている昔からの地形も、よく見るとわずかな起伏や道の曲がり具合、石碑や灯籠にあらわれていました。住む街をより深く知ることが、いざというときの備えになる。改めてそう実感しました。