「ゆう6かがわ」の気象情報などでお伝えしている注意報や警報の発表状況。大雪や厳しい冷え込みの時、ふだんはあまり聞かないようなものが発表されることがあります。いつ発表されても分かるように、その意味を理解しておきましょう。
大雪や厳しい寒さが予想されるとき、あまり聞き慣れない注意報や警報を耳にする機会があるかもしれません。どのような意味なのかいくつか紹介していきます。
まずはこちら。低温注意報です。
文字通り、気温の低いときにでるものですよね。
そうですね。
具体的には、厳しい冷え込みによる水道管の凍結や破裂について注意を呼びかけるものです。
発表基準は、高松市の最低気温がマイナス4度以下のときとなっています。
高松市でそこまで下がることはなかなかないですよね。
高松市ではマイナス3度台の冷え込みになることもあまりありません。
めったにない寒さのときに発表されるものだと理解しておいてください。
次はこちら。着雪注意報です。
雪が着くということは分かりますが、何に注意すればいいのか、文字からは想像しづらいかもしれませんね。
「雪が付着する」で着雪ですが、具体的には停電や倒木などに注意を呼びかけるものです。
雪の重みによって、▼電線が切れてしまうおそれや▼木が倒れてしまったり、その木が電線にかかって停電したりするおそれがあります。
気温が比較的高いときに湿った重たい雪となって、こうした災害を引き起こすことがあります。
続いてはこちら。風雪注意報です。
今シーズンも出ていましたよね。
はい。
雪を伴う強風による災害、具体的には、風が強まって雪が舞うことで見通しが悪化する、つまり視界が悪くなることに注意を呼びかけるものです。
また、強風注意報の意味も含んでいるため、強風注意報と同時には発表されません。
風雪注意報がでると、風雪だけでなく強風にも注意が必要ということですね。
そうですね。
そして、風が一段と強まる場合は暴風雪警報になります。
暴風雪警報と聞くと、雪の量も多くなると思うかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。風の強さがポイントで、雪の量に関しての意味は含まれていません。
雪の量が多いとき気象台は、大雪注意報や警報を発表し、積雪や路面凍結による交通への影響、また、農業用ハウスなどの倒壊などに注意、警戒を呼びかけます。
このような注意報や警報は、香川県内ではそう頻繁に出るものではありませんが、もし出されたときにすぐ分かるように、ぜひ頭に入れておいてください。
田井さんの「防災 気にナル知りタイ」、今回は「寒さや雪に関する注意報・警報」でした。