阪神・淡路大震災から28年。当時、香川県でも震度4の揺れを観測し、慌てて飛び起きた人もいるのではないでしょうか。寝ているときの地震でも被害を最小限にするための対策をお伝えします。
阪神・淡路大震災から28年となりますが、地震の発生が真冬の早朝で、自宅で寝ていた人が多かったこともあり、人的被害が大きくなったと言われています。
私も当時は大阪府に住んでいたのですが、激しい揺れで目が覚めたことを覚えています。寝ているときというと無防備ですよね。
私は愛知県にいたのですが、寝ているときに地震が起きるとこんなにも怖いものなのかと思いました。
いざというときに備えてふだんからベッドや布団に寝転がった状態で部屋を見回して、危険がないか確認しておきましょう。
まず、1つ目のポイントはこちら。
「寝床は窓から距離を取る」
ベッドを窓のすぐ横に置いている方が多いかもしれないですが、確かに窓ガラスが割れると危ないですよね。
そうですよね。ケガの原因になります。
また、寝るときはカーテンを閉める方が多いと思いますが、もし窓が割れてしまったとき、破片の飛び散りの防止になります。
続いてのポイントは「家具の配置に注意」
大きな地震のとき、家具は凶器になってしまうことがあります。倒れた家具で体が下敷きになったり、ドアや通路をふさいでしまったりするおそれはないでしょうか?
もし倒れてしまっても、下敷きにならない、ドアや通路をふさがないよう、配置に気を付ける必要があります。
少し位置を工夫するだけで、危険を避けることができそうですね。
できる限り倒れないように対策をした上で、万が一、倒れるとすると、どうなりそうかを想像して、配置を考えるのがいいと思います。
次のポイントは「頭上に危険がないようにする」
寝転がったとき、頭の上に置物、壁掛け時計、照明器具などはないでしょうか?
確かに、寝床の近くに置きがちですよね。
頭上は避けるようにしましょう。エアコンも落下のおそれがあるので、頭が真下になるのを避けます。
最後のポイントは「枕元に避難グッズを用意」
着の身着のままの避難になることも考えられるため、避難に役立つ最低限のものをまとめておきましょう。懐中電灯や、手足を守るための手袋やスリッパ、音を出して助けを求めるための笛などです。いつも使っている携帯電話やケースに入れたメガネも手の届く場所に置いておきましょう。
きょうご紹介したことはどれもすぐにできることだと思うので、ぜひ確認しておいてください。
地震はいつ襲ってくるかわからないので、常に備えておくことが大事ですね。
田井さんの「防災 気にナル知りタイ」は「就寝時・寝室の地震対策」でした。