( 高松放送局・楠谷遼 )
2022年10月13日放送古い電車が現役で走り“動く鉄道博物館”とも呼ばれることでん。中でも100年近くも前に作られたレトロ電車の人気は高く、讃岐路をコトコト走る姿を一目見ようと、全国から鉄道ファンが集結していました。去年までに旅客輸送から引退しましたが、“第二の人生”を送っていました。
レトロ電車は林さんにとってどういう存在ですか?
家族に近い存在ですね.いや、家族以上になるかな。入社したときからこの電車もいたわけで、生きていく中でかなりの同じ時間を一緒にすごしたなと思っています。
レトロ電車で通学していた私。120号とは高校に通うときに乗って以来、おそらく数十年ぶりの再会だったのではないでしょうか。
レトロ車両に冷房はなく、夏場は暑くて大変でしたが、窓から入る風で季節の移り変わりを感じられたのは思い出の1つです。
当時は正直そこまでありがたみを感じていなかったのですが、進学、就職で香川を離れたあと、帰省の際にことでんに乗っても、古い車両に出くわすことがだんだんと減り、とうとう引退したと知ったときは、寂しさを感じたものです。
今回、旅客輸送の引退後も元気に活躍する姿を見ることができて、私もまだまだ頑張らなくちゃと元気づけられました!