「子供さんには、小さいうちから水難事故に対する教育をしてもらいたいと思う。自分で実際に着衣したまま水に入る体験をして、自分の体は練習すれば浮くんだということを実感してもらって、いざ水の事故にあってしまった時も浮いて落ち着いて救助を待てるように訓練していただきたい」
「看板とか柵をつけるということは、今、全国のため池で常識になっているんですね。ため池を管理されている方におかれましては、やはり柵などで、侵入できないようにする。ただ、これでも限界がありますので、落ちたとしても簡単にはい上がれるような救命策も、できれば考えて頂きたいと思います」
ひとたび落ちてしまったら、自力ではい上がることができないー。
水難学会の斎藤会長はため池に近づくことを「片道切符」とも表現していました。
子どもたちがため池に近づかないよう、呼びかけることはもちろん、万が一、転落してしまった子どもが命を落とすことがないような取り組みが必要だと感じました。