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2020年9月8日放送
れんこんのかば焼き
秋になり、れんこんが太くおいしくなる時期。
れんこんは、すりおろすことでモチモチ食感を楽しめます。
甘辛い味付けが食欲をそそる、れんこんで作るかば焼きです。
おすすめポイント
穴の開いたれんこんは、先が見通せるということで縁起がいいとされます。
しかし、実はそれだけでなく、栄養豊富な野菜の一つ!
おなかの調子を整える食物繊維、粘膜を保護してくれる粘り気、不足しがちなミネラルなどを含むうえ、熱に弱いビタミンCが加熱しても壊れにくいのもれんこんの特徴です。
おいしいだけでなく、体にも嬉しいれんこんを、食卓に取り入れてみませんか?
材 料
- れんこんのかば焼き(4人分)
-
れんこん:350g
小麦粉:大さじ2
砂糖:小さじ1
塩:小さじ1/3
卵:(小)1コ
のり:(8つ切り)8枚
サラダ油:大さじ1
-
酒・みりん・しょうゆ:各大さじ2
砂糖:大さじ1と1/3
粉ざんしょうまたは七味とうがらし:適量
作り方
≪れんこんのかば焼き≫
-
れんこんをすりおろします。
皮をむいたらすりおろし、ざるに入れます。
少しおいたら、軽く押さえて水けを絞りましょう。
【ポイント】
余分な水分を減らすことで、後でのりがふやけて破れるのを防ぐ。
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たねを作ります。
(1)に小麦粉、砂糖、塩、卵を加えて混ぜ合わせます。 -
たねをのりに塗ります。
(2)を八つ切りにしたのりに塗っていきます。
真ん中にナイフの背で筋を入れ、魚の身に見立てましょう。
これを、れんこんの面を下にして、サラダ油を敷いたフライパンに直接並べます。
【ポイント】
時間が経つとのりがふやけてしまうので、たねを塗ったら直接フライパンに並べる。
-
かば焼きにします。
(3)を中火で焼いていき、焼き目が付いたら裏返し、両面焼けたら取り出します。
そのままのフライパンに、酒、みりん、しょうゆ、砂糖を入れて煮立てます。
取り出したれんこんを戻して、両面にたれを絡ませて味をしみこませます。
最後に、(1)で残しておいたれんこんのでんぷんを入れて、とろみを出します。
器に盛り、お好みで粉ざんしょうや七味とうがらしをふったら完成です。
この水分を、後からたれに使うために置いておきましょう。
しばらく置いて上澄みを捨てると、れんこんの白いでんぷんが残ります。
これを、たれのとろみ付けに活用できます。
こうすることで、れんこんから流れ出た栄養素も無駄なく使えます。
しばらく置いて上澄みを捨てると、れんこんの白いでんぷんが残ります。
これを、たれのとろみ付けに活用できます。
こうすることで、れんこんから流れ出た栄養素も無駄なく使えます。
<十河先生からひと言>
れんこんのモチモチ食感が食べ応え抜群です。
甘辛いかば焼きの味付けも、のりの香ばしさとよく合います。
材料はシンプルでヘルシーなのに、満足感たっぷりの一品です。
冷えたらモチモチ食感が強まるので、お弁当にもおすすめですよ。
元々は精進料理でもある、れんこんのかば焼き。
厳しい修行の中でも、必要な栄養素をとって健康を保てる料理なので、まだまだ残暑が厳しい時期にもおすすめです。
付け合わせにぴったりの、あっという間に作れる「酢れんこん」も紹介します。
こちらはシャキシャキ食感が楽しめますよ。
材 料
- 酢れんこん(4人分)
-
れんこん:80g
赤とうがらし:少々
- <甘酢>
-
酢:カップ1/4
砂糖:大さじ1と1/2
塩:2つまみ
作り方
≪酢れんこん≫
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れんこんを用意します。
れんこんは皮をむいて薄切りにして、酢水にさらして少しおきましょう。
これを、お酢を少し入れたお湯でさっとゆでましょう。【ポイント】
お酢が、れんこんの色を白く、食感をシャキシャキにする。
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甘酢であえます。
甘酢に赤とうがらしの輪切りを入れて、(1)を温かいまま入れましょう。
冷めて味が染みたら、完成です。
余ったれんこんは、ラップに包むか、湿らせた新聞紙に包んでポリ袋に入れるかして、冷蔵庫で保管しましょう。