からだのケア(2)
赤ちゃんの肌

まいにちスクスク
2022年3月29日 放送

子どもの肌は、とってもデリケート。正しくケアしないと、さまざまなトラブルが起きてしまいます。今回は、0~1歳のころの、上手なスキンケアの方法を紹介します。

講師:
馬場直子(小児皮膚科医)

赤ちゃんの肌の特徴

赤ちゃんの皮膚は、厚さが大人の半分程度しかありません。そのため、皮膚の表面を覆っている皮脂の分泌量や保湿成分が少なく、乾燥しやすいのです。
乾燥すると、皮膚を守る力「バリア機能」が弱くなり、外からのいろいろな刺激や、アレルゲンが皮膚の中に入り込みやすくなります。バリア機能が弱いというだけで、かゆみ過敏になります。


肌のトラブル

バリア機能が弱い赤ちゃんの肌トラブルは、日常生活の中に多くみられます。その代表的なものが「よだれかぶれ」と「おむつかぶれ」です。

「よだれかぶれ」は、よだれを頻繁に拭きとることで、口のまわりが乾燥して起こるトラブルです。かゆみを引き起こし、よだれかぶれにミルクや離乳食がつくと食物アレルギーを発症する可能性もあります。

そして、赤ちゃんの多くが経験する「おむつかぶれ」。おむつの中は高温多湿です。皮膚が柔らかくふやけた状態になり、そこに、おしっこやうんちの汚れ、拭きとるときのこすれなどが刺激となって炎症します。

口まわりやおむつのところは、常に刺激が加わり続ける部位なので、悪化してから治そうとしても大変です。予防が大事になります。


よだれかぶれの予防

まずは、よだれかぶれ予防のケアです。

口元を、お湯でしぼったガーゼやタオルで、やさしく拭きとりましょう。このとき、ゴシゴシと強く拭きとると、肌の刺激となるので注意しましょう。

ワセリンには、皮膚の表面に保護膜をつくる働きがあります。食前に、口まわりに薄く塗っておくのも効果的で、直接汚れが肌につかないので、予防と炎症の悪化を防ぐことができます。


おむつかぶれの予防

次は おむつかぶれのケアのポイントです。

まずは、こまめにおむつの中をチェックしましょう。むれていると、おむつかぶれの原因になりやすいので、ぬれていたらすぐにおむつを取り替えましょう。
通気性のよいおむつを選ぶのもポイントです。

おしっこやうんちなどの汚れは、ぬるま湯でぬらしたティッシュ、柔らかいコットンなどで拭きとります。

下痢をしているときは、おむつかぶれになりやすいので、ぬるま湯でやさしく洗いましょう。

拭いたり、洗った後、すぐにおむつをつけると、むれてかぶれやすくなります。乾かしてからつけましょう。

馬場直子さん

赤ちゃんの皮膚はとってもデリケートです。特に荒れやすい口のまわりや、おむつ部の皮膚には十分気をつけて、ケアしてあげてください。

※記事の内容や専門家の肩書などは放送当時のものです