図鑑の楽しみ方(2)
2歳から3歳ごろ

まいにちスクスク
2021年5月18日 放送

毎年、200以上もの新刊が出ている図鑑。子どもにどんなものを選んで、どう使えばいいのか、迷ってしまうことはありませんか? 子どもは、おもしろいものがたくさんあると知れば知るほど、知的好奇心が高まっていきます。子どもの発達や興味に応じた、図鑑の活用法や楽しみ方を紹介します。
今回は、2~3歳ごろの図鑑です。

講師:
瀧靖之(東北大学 加齢医学研究所 教授)

2~3歳ごろにおすすめの図鑑

2歳のころから、自分と外の世界を区別できるようになります。外の世界に興味を示すようになるので、身近なものを扱った図鑑がおすすめです。


図鑑「講談社の動く図鑑 MOVE はじめてのずかん みぢかないきもの」

身近な生き物や植物をとりあげた図鑑です。子どもが、ふだんの生活で出会うものについて、わかりやすい写真とイラストで表現しています。

特徴は、細かく種類分けされていること。例えば、まつぼっくりにも、アカマツ・クロマツなどの種類があると知ることができます。対象年齢は2歳からなので、本格的な図鑑の入門編におすすめです。


図鑑「ねこのずかん」

猫に興味を持ったら、猫専門の図鑑もいいですね。

くわしい生態や体の特徴はもちろん、猫の気持ちや仲よくなる方法まで教えてくれます。猫にまつわるさまざまなことが、この1冊でわかります。


図鑑「ダンゴムシ みつけたよ」

こちらは、ダンゴムシだけを扱った図鑑です。

子どもたちが大好きなダンゴムシの生態を、迫力いっぱいの写真で紹介しています。脱皮の瞬間など、なかなか見ることができない生態に驚きの連続です。


図鑑に興味を持ってもらうには?

2歳になる息子は、なかなか図鑑を手に取ってくれません。見せてもすぐに飽きたり、ページをパラパラとめくっておしまいです。もう少し興味を持ってほしいのですが、どうすればいいでしょう。

リアルな体験とのつながりが大事

回答:瀧靖之さん

リアルでの体験と、図鑑を結びつけてみましょう。図鑑で見たものを外に探しに行ったり、外で見たものを図鑑で調べるのもいいですね。

例えば、子どもが虫に興味があるなら、親子で虫探しに出かけてみましょう。


 
道端で見つけたアリの巣穴も、家に帰って図鑑で調べてみると、地面の下で巣穴がどうなっているのかを知ることができます。

いろいろなものを、本で見たり、本物を見たり。それを何度も繰り返すことで、より好きになるといわれています。知識があると興味が出て、その結果好きになり、より知識が増えるのです。


散歩に便利な「ポケット図鑑」

散歩のときに便利なのが「ポケット図鑑」です。外で子どもが興味を持ったものを、すぐに調べてあげることができます。

この時期は「なぜなに期」のはじまりです。子どもたちは、いろいろなものを見て、「これは何?」と聞いてきます。図鑑を見ながら、親も一生懸命、楽しく調べてこたえてあげてください。
知的好奇心の火を消さないように、どんどん伸ばしていけるといいですね。

※記事の内容や専門家の肩書などは放送当時のものです