どう答える? 子どもからの質問(4)
赤ちゃんはどこからくるの?

まいにちスクスク
2020年9月3日 放送

子どもは、ほんとにいろんな質問をしてきますよね。どう答えてよいのか、戸惑うこともあると思います。子どもの質問をどう受け止め、どう答えたらいいのか。専門家のみなさんと考えます。
今回の質問は「赤ちゃんはどこからくるの?」です。

専門家:
坂上裕子(青山学院大学 教育人間科学部 教授/発達心理学)
宮里暁美(お茶の水女子大学 教授/保育学)

どんなふうに答えたらいいの?

みなさんは、「赤ちゃんはどこからくるの?」と聞かれたら、どう答えていますか?

5〜6歳ぐらいまでは、「ママとパパが、あなたのことがほしいと思って、神様にお願いしたんだよ」のような伝え方をすると思います。
(2歳11か月 男の子のご家族)

下の子を妊娠しているときは、「ここ(おなか)に妹がいるんだよ」と教えていました。年齢が上がるにつれて具体的に伝えたほうがいいとは思いますが、しばらくは絵本を読み聞かせながら、「こうのとりさんが運んできて、おなかから出てくるんだよ」のような教え方で過ごす予定です。
(2歳5か月男の子、2か月女の子のご家族)

「どこから生まれてくるの?」と聞かれて、「おまたから生まれるよ」と本当のことを答えていましたね。
(6歳 女の子、4歳 男の子のご家族)

子どものころ、きちんと教わった記憶がない人も多いと思います。
どう伝えるのか、専門家のみなさんに聞いてみました。

子どもの年齢なりにわかる内容で伝える

坂上裕子さん

科学的に正しい答えよりも、子どもの年齢なりにわかる内容で伝えることができるといいですね。
2歳ぐらいでは、性による体の違いもわからないと思いますが、3〜5歳ぐらいになればわかってきます。赤ちゃんはお母さんのおなかから生まれてくるんだよと伝えたり、プライベートゾーンの話や、赤ちゃんを産むための体の大事な部分は男の子でも女の子でも大事にしないといけないよ、なども話すことができると思います。

ことばで伝えることが難しければ、赤ちゃんが生まれる仕組みをわかりやすく描いた絵本や、図鑑などを一緒に見るのもいいですね。

子どもが欲しがっている答えを想像する

宮里暁美さん

自分が3〜4歳だったら何を知りたかっただろうと想像してみてください。「赤ちゃんはどこから生まれるの?」と聞いているようで、「私はどうやって生まれてきたの?」と聞きたいのかもしれません。私だったら例えば、「赤ちゃんが出てくる通り道があるのよ。お母さんが頑張って生まれてくるんだよ。あなたも赤ちゃんだったのよ。赤ちゃんのころの写真を見てみる? まだちっちゃかったね」と答えたりするでしょう。
生まれてきたときは、本当にしわくちゃで、ちっちゃかった。その後もすごく大事にされたから、今があるんだ。そのように、子ども自身がたどれるような、問いへの向き合い方をすれば、その子は満足すると思いますよ。

※記事の内容や専門家の肩書などは放送当時のものです