すくすく子育て 増刊号 2020(1)

すくすく子育て
2020年8月8日 放送

今回の「すくすく子育て」は増刊号!

  • 反響が大きかったテーマをダイジェストで
  • 「すくすく子育てへのお便り」の質問に専門家が答えます
  • これまでの「あきえの知ってビックリ!!赤ちゃんの世界」をご紹介


これまでの放送より

これまで取り上げてきたテーマの中で、反響の大きかったものをご紹介します。

『仕事と子育ての両立〜子どもへの影響は?〜』

働きながら子育てをすることで、子どもへの影響があるのかを考えました。
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『自分の時間』

自分の時間が欲しいと思うことはぜいたくなのか、という悩みについて考えました。
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この質問について、子育て中のママ・パパの心理にくわしい大日向雅美さんは、「生きていく上で必要な欲求を、自分に認めてあげてほしい」とこたえていました。
この「自分の時間の必要性」について、少しくわしく説明していただきました。

大日向雅美さん(恵泉女学園大学 学長/発達心理学)

人が生きていく上で、「自分の時間」が大事な欲求であることは、心理学で認められています。次の図は「マズローの欲求5段階説」を表したものです。

人間の欲求は、5段階のピラミッドのように構成されているとする、心理学の理論です。ある段階の欲求が満たされると、次の段階の欲求を求めるといいます。
いちばんの基本は、食事をゆっくりしたいなどの「生理的欲求」です。次に、身のまわりをしっかり守りたいという「安全欲求」。続いて、人と関わっていきたい「社会的欲求」。さらに、自分と自分のことを認めて欲しい「承認欲求」があります。それらが全て整えられたとき、もっと自分の力を高めていこうという「自己実現欲求」が起こります。

自分のための時間を持つことは、全ての段階の欲求を満たすことにつながる当たり前の欲求です。人が人として生きていく上で、家族・子どもを愛するためにも、自信を持って「自分の時間が欲しい」と思う自分を認めていただきたいと思います。ぜいたくなんかではありません。

『母乳とミルクの悩み』

授乳に悩むママ達の気持ちにじっくり向き合ったこの回。授乳のときに気持ち悪くなるのはなぜ? という疑問に答えました。
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すくすく子育てへの「お便り」から

「すくすく子育て」ホームページでは、みなさんからのお便りを募集しています。
今回は、お便りで寄せられた「子育ての悩みや疑問」のいくつかに、専門家が答えます。

新型コロナで子育てがもっと大変に⋯

保育園が再開されて、少しずつ前の生活が戻ってきている気もします。でも、感染対策など親がやらなければならないことは増えるばかり。前よりも子育てが大変になってきているんじゃないかと思います。何かラクになる方法はないでしょうか?
(4歳・3歳 男の子のママより)

40年にわたり子どもを見守ってきた、柴田愛子さん(保育施設代表)が答えてくれました。

子どもへの要求水準を下げることも大切

回答:柴田愛子さん

3〜4歳の子育ては、ふだんでも大変なのに、新型コロナの対策や新しい生活スタイルのこともあって、大変じゃないわけがありません。大変なのは当たり前なんです。どんどん大変さがプラスされてしまうから、この際、今までの大変さを捨ててもいいと思います。例えば、「いい子に育てましょう」は、いったん忘れて、「元気で生きていればいい」と考えてみる。子どもへの要求水準を下げることも大切です。

「まあ、いっか」と考えて、元気に暮らすことが大事

回答:柴田愛子さん

ウイルスの対策になる手洗いやシャワーは大切ですが、それ以外のことは「まあ、いっか」と諦めてみる。ごはんを残したけど、今日はいっか。シャンプーで髪を洗わなかったけど、シャワーだけでいっか。そんな「まあ、いっか」を増やしていくんです。こんなときだからこそ、元気に毎日を暮らすことが大事だ、と自分を言い聞かせたらいいと思います。

ミルクを終わりにしたいけど、せがまれる。どうしたらいい?

保育園に通い始めたので、哺乳びんでのミルクを終わりにしたいのですが、なかなかやめることができません。ミルクがほしいと泣いてせがまれると、ついあげてしまいます。このままミルクを続けてもいいのか、心を鬼にしてやめさせたほうがいいのか、悩んでいます。
(1歳6か月 女の子のママより)

この質問には、市川香織さん(東京情報大学 准教授/助産師)からアドバイスをいただきました。

子どもにとっていいタイミングで少しずつ

回答:市川香織さん

母乳もミルクも、卒乳・離乳のタイミングは、子どもによって大きく違います。また、お子さんは、ミルクをあげても全く問題ない時期だと思います。
いったんやめたとしても、保育園に入って環境が変わるなどしてストレスがかかったとき、どうしても慣れ親しんだミルクやおっぱいを求めてくることが、よくあります。そこで、許してしまうことが悪いわけではありません。子どもの甘えを許しながら、その子にとってのいいタイミングで —— 例えばストレスを乗り越えて、ミルクやおっぱいがなくても大丈夫になったときに、徐々にやめていけばいいと思います。

進んだり戻ったりしながらでいい

回答:市川香織さん

例えば、寝る前にミルクのびんを離さない、ということであれば、他に眠る前の儀式を作ってあげましょう。絵本を読んであげる、背中をトントンしてあげる、違う方向に寝かせてあげる。それらも、ひとつの工夫だと思います。急に切り離すのは難しいことです。進んだり戻ったりしながら、また進む。だんだんとシフトしていくイメージで考えてみましょう。

久しぶりの幼稚園でチックに⋯ どう対応したらいい?

新型コロナの影響で続いていた幼稚園の休園がやっと終わりました。でも、再び通い始めて1か月もたたない内に、目や頬がひきつるチックが出てしまいました。以前と違って、園ではマスク着用などのルールばかり。家でも「手を洗いなさい」など、ついガミガミ言ってしまいがちです。環境の変化が原因だと思うと胸が痛いです。親として、どのように対応すればいいでしょうか?
(5歳 男の子のママより)

子育て家族の心のケアの専門家、立花良之さん(国立成育医療研究センター こころの診療部乳幼児メンタルヘルス診療科 診療部長/精神科医)が答えてくれました。

一過性であることが多いので、しばらく見守って

回答:立花良之さん

子どもには、チックがみられる頻度が高く、ちょっとしたことでも、特に原因が無くても起こりうるものです。お子さんの症状も、環境の要因が影響しているとは言い切れません。また、チックは自然とよくなることも非常に多く、このお子さんの場合も、おそらくは一過性のもので、しばらく見守っていると自然と収まることが期待できます。お母さん自身が、自分の接し方が悪いのではないかと気にしているかもしれませんが、基本的に心配なさらなくても大丈夫です。
もし、症状が長く続くようでしたら、小児科医に相談してください。


「すくすく子育て」のホームページでは、みなさんからのお便りを募集しています。
子育ての不安や心配、疑問や質問など、どんどんお寄せください。


「まいにちスクスク」より

「すくすく子育て」の姉妹番組「まいにちスクスク」で放送された、おうちで簡単にできる親子あそびのいくつかをご紹介します。
みなさんも、おうちでやってみてくださいね。


「あきえの知ってビックリ!!赤ちゃんの世界」より

番組MCの鈴木あきえさんが、赤ちゃんグッズの研究・開発現場にお邪魔して、どのように作られているのかレポートする「あきえの知ってビックリ!!赤ちゃんの世界」。
これまでにあきえさんが驚いた研究開発をご覧ください。

赤ちゃんのために日々、いろいろな研究、開発が進められているんですね。

※記事の内容や専門家の肩書などは放送当時のものです