赤ちゃん 夏のスキンケア(4)
湿疹ができたら
まいにちスクスク
2019年6月13日 放送
2019年6月13日 放送
日ざしがだんだん強くなっていく季節には特に、スキンケアが気になりますね。
子どもの肌のスペシャリスト、馬場直子さんにスキンケアについて詳しく教えていただきます。

馬場直子(神奈川県立こども医療センター 皮膚科部長)
車に乗るとあせもができてしまう⋯⋯
いつも車に乗るとあせもができてしまい、赤くなってかわいそう。毎回、病院に連れて行くのも大変なので、何か家でできる対策があれば知りたい!
子どものあせもが気になるママからの質問です。
回答:馬場直子さん
肌が赤くなったり、ブツブツができたりしたら、あせもと言えども湿疹の一種です。なかなか自分では判断しにくいので、湿疹ができたかなと思ったら、皮膚科や小児科を一度受診してください。
赤ちゃんは体は小さくても、汗が出る汗腺の数が大人と同じであせもができやすいそうです。
湿疹の薬の塗り方のポイントは、
- 薬の量のめやす:人さし指第1関節まで薬を出す(大人の手のひら2枚分の面積に塗る量)
- 均一に、すり込むのではなく、のせる感じで塗る
- おむつかぶれの場合は、赤くなっている部分に厚めにのせるように
<湿疹が出来たときに病院で出されるステロイド入りの薬について>
湿疹が出たら、軽いうちにステロイドを塗り早く治すことで、トータルで塗る量を少なくしていくことが大切です。見た目で治ったと思っても、すぐに使用をやめるのではなく、まずは1日おきにして様子を見てください。それで症状がぶり返さないようなら、やめても構いません。
赤ちゃんの湿疹は、大人より重症化しやすいので、しっかりスキンケアをして、夏を乗り切ってくださいね。
※記事の内容や専門家の肩書などは放送当時のものです