子どもと一緒にお片づけ習慣(1)
お片づけする時の上手な声のかけ方

まいにちスクスク
2019年5月13日 放送

子どもはおもちゃで遊びっぱなし。そして、片づけはいつも親⋯⋯ そんなお悩みをお持ちのみなさんに、子どものお片づけ習慣が身につく親の関わり方を紹介します。教えてくれるのは、幼児の生活や保育についての専門家、松田純子さん。
今回は「お片づけするときの上手な声のかけ方」について。

講師:
松田純子(実践女子大学 生活科学部 教授)
子どもの発達を見ながら、適切な時期に片づけの習慣化をすすめていくことは大事だと思います。まずは、親が一緒にやることから始めていくといいのではないかと思います。

どうしたら、元の場所に片づけられるようになる?

やまとくん(5歳)、ゆいとくん(3歳)のきょうだいは、おもちゃで遊んだ後、元の場所に戻すことができないので、ママは困っています。どうしたら、元の場所に片づけられるようになるのでしょうか?

松田さんによれば、

  • 片づけは大人が思っている以上に、子どもにとっては難しい行為
  • 「片づけ」という言葉も子どもにとっては漠然として、何をすることかわかりにくい

  • 「片づけ」は、「決まった場所に物をしまうこと」だとわかってもらうことが必要
  • まず、大人が実際に片づけをやってみせることが大切

お片づけを子どもに理解させる第一段階としては、「最後の段階を子どもにやってもらう」のがいいそうです。その時、「このおもちゃを2番目の棚に置いて」と、物と場所を具体的に伝えるのがポイント。

さっそくチャレンジ!ママがゆいとくんに片づけたいものと場所を伝えます。

ゆいとくん、ちゃんと片づけられました。ママにほめられてうれしそうです。このような達成感から、子どもは片づけに対する関心が高まってくるそうですよ。


うまくいかないときは?

でも、うまくいくときばかりではありません。

散らかすばかりでちっとも片づけない子どもに、「片づけなさい!」とつい怒ってしまう・・・そんなケースもよくありますよね。

松田さんによれば、

  • 子どもが片づけをしないので、イライラして親が叱ることはよくありますが、これは逆効果。いつも叱られてばかりだと、子どもは片づけがイヤになってしまう

片づけをめぐるシーンでは、親=「叱る人」、子ども=「叱られる人」の関係になりがちですが、関係性を変えて親=「お願いする人」、子ども=「お願いされる人」という声かけを試してみてください。子どもの“人の役に立ちたい”という思いが、“お片づけをしよう”という意欲につながっていくそうですよ。

子どもがやる気になる声かけをしてみてくださいね。

※記事の内容や専門家の肩書などは放送当時のものです