質問スペシャル2018(4)

すくすく子育て
2019年1月12日 放送

「お願い上手になろう!」「教えて!子どものちょっと気がかりなこと」で放送しきれなかった質問や、出演したご家族のその後を紹介します。「山根良顕のパパ修業」のコーナーでは、家庭にあるもので簡単にできちゃうマジックを教えてもらいます。

専門家:
吉田穂波(神奈川県立保健福祉大学 教授/産婦人科医)
榊󠄀原洋一(お茶の水女子大学名誉教授/小児科医)

相談できる友達を作るにはどうしたらいい?

お願い上手になろう!」の回より

結婚して引っ越してきた土地で、子育てをしています。家族や学生時代の友人は近くにはいません。パパの帰りは遅く、1人で2人の子どもの面倒をみています。お風呂の時間が大変で、長女をお風呂に入れていると、リビングに寝かせた下の子が泣き出して、ぬれた体のままお風呂とリビングを行ったり来たりしています。誰かに頼るのは難しいかもしれませんが、まずは相談できる友達が欲しいと思っています。
(2歳5か月の女の子と4か月の男の子をもつママより)

声をかけてくれる人を大切にする

回答:吉田穂波さん

私も友達を作ることが苦手です。はじめての子を育てるとき、夫の都合で知らない土地に移り住んで独りぼっちでした。子育てサークルなどにも参加しましたが、知らない人と共通の話題を探りながら話すことに、少し疲れてしまいました。でも、たった1人だけ、私に声をかけてくれる人がいたんです。その人を大事にして、会ったときは話をするようにしました。「これ探していたよね」など、会話をひとつひとつ紡ぐような感覚でした。
今でも、私の友達は少ないのですが、声をかけてくれる人を大事にして、相談に乗ったり乗られたりしています。

他人との壁を突破すると、自分も相手も気楽になる

回答:吉田穂波さん

私たち日本人は“身内”の敷居が高くて狭い傾向があり、ご近所さんやママ友など、他人と打ち解けて話せるまでに時間がかかると思います。友達が作りたいのに、友達ができにくいような行動をしているなど、自分で自分の選択肢を閉ざしていることもあると思いますが、その壁を突破すると自分も相手も気楽になります。


番組での相談から1か月。ママのその後は?

相談できる友達が欲しいと悩んでいたママは、その後どうなったのでしょうか。
1か月後、その様子を聞いてきました。

ご自宅にうかがうと、今日は子育てサロンのイベントに行く予定で、大切な目的があるといいます。

子育てサロンやスーパーでよく会う方がいて、私としては縁を感じています。今日は、勇気を出して、その方と連絡先の交換ができればいいなと思っています。
(ママ)

子育てサロンに来ると、今日はクリスマス会でした。会場にはたくさんの親子がいましたが、連絡先を交換したい目的の方は、まだ来ていないようです。
その後、クリスマスの飾りを作る時間になり、まわりの人たちは楽しそうに話しながら作りますが、ママは独りぼっちです。

知らない人とのおしゃべりは、やはり苦手というママ。でも、この日は違いました。息子と同じくらいの月齢の赤ちゃんを連れたママに、自分から声をかけてみました。すると、そこから会話が続いていったのです。

知らない人に話しかけることはとても緊張しましたが、優しくしゃべってもらえました。一歩踏み出してよかったです。今回は目的の方と会えませんでしたが、楽しい時間が過ごせました。他の方とも話すことができて、お風呂のアドバイスを聞くこともできました。
(ママ)

お風呂問題を解決

これまで、ぬれた体のままお風呂とリビングを行ったり来たりで大変だったお風呂の時間。
今では、まず「短パン」に着がえて子どもたちを洗います。長女を洗う間は、下の子を脱衣所で待たせるようにもしました。

子どもを洗うときは、私も一緒にお風呂に入らないといけないと思い込んでいました。でも、他のママから「まずは子どもたちを入れる」という方法を教えてもらったんです。服のまま子どもを洗ってあげる発想が全くありませんでした。この方法で、私は後でゆっくりお風呂に入ることができるようになりました。
(ママ)

ママだけではなく、パパも変わりました。いつも帰りが遅かったパパが、できるだけ早く帰ってきてくれるようになったのです。そして、保育園の準備と寝かしつけを担当してくれるようにもなりました。

これまでも悩みを聞いていましたが、今回のことで、改めてママの大変さを感じました。早く帰れる日は、できるだけ早く帰って、僕ができることを積極的に聞くようにしています。
(パパ)

パパもママもお互いへの感謝を忘れず、これからも頑張ってくださいね。


ハイハイする期間が短くても大丈夫?

教えて!子どものちょっと気がかりなこと」の回より

周りの子どもたちが寝返りをするようになってくる生後6か月のころ、娘はすでにつかまり立ちをはじめていました。ハイハイする期間が短いと、腕の筋力がつかないから、早く立たせない方がいいという話も聞きます。つかまり立ちをするのが早過ぎるのではないかと心配です。
(7か月の女の子をもつママより)

ハイハイの期間と腕力は関係ない

回答:榊󠄀原洋一さん

医学的には、つかまり立ちの時期が早くても大丈夫です。子どもが歩きはじめる時期は、平均すると1歳前後ですが、7~8か月から歩きだす子もいれば、1歳半ぐらいで歩く子もいます。これぐらいの差は正常範囲なのです。
また、ハイハイの期間と腕力の関係はありません。「期間が短いと、腕の筋力がつかない」という話は根拠がありません。40人に1人の赤ちゃんがハイハイをしないという統計もあります。赤ちゃんの発達には個人差があります。お子さんの場合は正常範囲と考えてよいと思います。


【山根良顕のパパ修業】家庭でできる簡単マジック

今回の「山根良顕のパパ修業」のコーナーは、パパからの依頼「子どもとの遊びのバリエーションを増やしたい」というお願いです。

2人目が生まれてから、妻が1人で出かける時間をなかなか作ってあげられていません。そこで、ふだんからよく子どもたちと遊んではいますが、遊びのバリエーションを増やして、妻が1人で出かける時間を確保できるくらい子どもたちを喜ばせることができればと思っています。
(3歳9か月と1歳9か月の男の子をもつパパより)

ということで、今回はマジシャンのアンディ先生に「簡単マジック」を教えてもらいます。
先生は、年間100か所以上の幼稚園や小学校の子どもたちにマジックを披露しているそうです。そんな先生が、家庭にあるもので、パパでもできる、子どもが喜ぶマジックを教えてくれます。

簡単マジック① 手から落ちない割り箸

まずは、割り箸を使ったマジックです。

まず、割り箸を握り、もう一方の手で手首を握ります。

そして「1、2、3」で、割り箸を握っている手をパッと開きます。
手を開いても、割り箸が下に落ちないんです。

マジックの種あかし

「1、2、3」で、手を開くと同時に、手首を握っていた手の指で割り箸を押さえます。マジックの前に「手首を握りますよ」と言いながら、指で箸を押さえていないところをしっかり見せておきましょう。

ポイント

割り箸の代わりに、おもちゃのレールなどを使うこともできます。ふだん子どもが遊んでいるものなど、なじみがあるものでもマジックしてみましょう。

簡単マジック② 手からなくなるティッシュ

続いて、ティッシュを使ったマジックです。

まず、左手で1枚のティッシュを握ります。このとき、上下からティッシュが出るようにします。

ティッシュを下から小さく丸めて、おすしのように握ります。

そして、「少しちぎりますね」と言って、上から出たディッシュをちぎり取ります。
ちぎったティッシュは「使わないからポケットの中に入れますね」と言って、ポケットに入れます。


ここで「1、2、3」と魔法をかけると、手にあるはずのティッシュがなくなっているんです。

マジックの種あかし

最初にティッシュを握るときに、片手でティッシュをちぎっておきます。


そして、下から小さく丸めるときに、わからないように右手でティッシュの下の部分を取ります。左手の上からはティッシュが出ているので、まだ持っていると感じるのです。

その後、上から出ているティッシュを「少しちぎりますね」と言って取ります。この時点で、左手にはティッシュがありません。ちぎったティッシュと右手に隠し持ったティッシュを、一緒にポケットの中に入れれば、右手からもティッシュがなくなります。

ポイント

パパが「すごいだろ」とマジックを見せるより、子どもを主役にしてあげることがポイントです。例えば、子どもに「この手に魔法をかけて」とお願いしてみます。すると、まるで自分の魔法でティッシュが消えた感覚になり、子どもは喜びます。「すごいね!」と褒めてあげて、子どもと一緒に遊ぶというスタンスがよいでしょう。

簡単マジック③ アメが出てくるハンカチ

続いて、ハンカチを使ったマジックです。


まず、ハンカチの表側と裏側を見せます。


すっとハンカチを上げて、「1、2、3」と魔法をかけると、中からアメが出てくるんです。

マジックの種あかし

まず、手のひらでアメを握ります。


アメを隠し持ったまま、人さし指と親指でハンカチを持ちます。

アメを隠した右手でハンカチをすっと上げて、アメの棒の部分を左手で持ちます。

そのままハンカチをめくると、中からアメが出てきたような感じになるのです。

簡単マジック④ 紙テープが出てくる紙袋

最後は、紙袋と紙テープを使ったマジックです。

まず、紙袋の中を見せたり、逆さにしたりして、「紙袋の中が空っぽ」であることをよく見せます。


「1、2、3」と魔法をかけて、紙袋に手を入れます。
すると、中から紙テープが出てきます。

さらに紙袋を下に向けると、たくさんの紙テープが勢いよく出てくるんです。

マジックの種あかし

まず、紙テープの芯を取り除きます。

芯を取った紙テープは、自然と内側から下に落ちていくのです。

紙袋の底と同じ大きさで、同じような色の上げ底を用意します。


紙テープを紙袋に入れて、上げ底で紙テープを隠します。紙テープの外側と、上げ底の一辺をテープでとめておきましょう。

紙袋を持つときは、この上げ底を挟み込んで、外れないようにしておきます。
紙テープを出すときは、上げ底を手前に外してあげます。

パパの挑戦! 子どもたちにマジック披露

後日、ママが1人でお出かけできるように、パパは子どもたちの面倒をみることにしました。ママがいないのは4時間。こんなに長い時間を1人でみるのは、パパにとって初めての経験です。

まずは、ママが出かける前に作ってくれたご飯を子どもたちに食べさせます。その後、おもちゃで遊んだり、おむつを替えたり、順調に時間が過ぎていきました。

でも、3時間を過ぎたころ、遊びに飽きてきたのか、子どもたちはハンガーで壁を叩きはじめたり、ぐずりだしたり、パパは困ってしまいました。
そうなると、いよいよマジックの出番です。

「今からおもしろいことをやるよ!」と声をかけて、まずは「手から落ちない割り箸マジック」を見せてあげます。すると、子どもたちはその不思議さに興味津々です。子どもたちの気持ちをつかむことができました。

続いて、「ハンカチからアメを出すマジック」や「手からティッシュがなくなるマジック」で楽しませます。「紙袋から紙テープが出るマジック」をするころには、子どもたちは大盛り上がりです。
そして、あっという間にママが帰ってくる時間になりました。

最後はママへのマジックです。「ハンカチから花を出すマジック」で「いつもありがとう」と感謝の気持ちを伝えました。

※記事の内容や専門家の肩書などは放送当時のものです