目からウロコ! 子育てアイデア大集合

すくすく子育て
2018年7月21日 放送

子どもが歯磨きをさせてくれない⋯ 爪を切るのを嫌がる⋯
そんな子育ての困りごとや悩みを解決してくれる“子育てアイデア”を、ドドーンとお見せしちゃいます!

専門家:
榊󠄀原洋一(お茶の水女子大学名誉教授 小児科医)

すくすくアイデア大賞とは!?

みなさんは「すくすくアイデア大賞」をご存知ですか? 子育てをよくしたい、応援したい、そんな全国のみなさんからアイデアを募集して、「子育てをみんなで楽しくしちゃおう!」という「すくすく子育て」の特別番組なんです。

これまでに紹介してきた200以上のアイデアの中から、反響が大きかったアイデア11作品をご紹介します。


かさぴったん

岐阜県 滝本さん/2012年放送

雨の日、傘をさしたまま車に赤ちゃんを乗せようとすると、傘が邪魔になって、親も子も雨にぬれてしまうのがママの悩みでした。

そこで思いついたアイデアがこちら!

その名も「かさぴったん」です。

布でくるんだ磁石を傘につけると、車の屋根にピタっとくっついて、傘が固定されるんです。

これで傘から手を離しても大丈夫。両手が使えるので、スムーズに赤ちゃんを乗せたり降ろしたりできます。

作り方

材料は、磁石、布、綿、そしてリボンです。

丸くきった布にリボン・磁石・綿を乗せてくるみます。

形を丸く整えながら、縫って閉じれば完成です。葉っぱの形をしたフェルトを付けるとかわいいですよ。
これを、傘の骨の先端部分に結び付けてください。

雨の日でも、おでかけしたくなるアイデアでした。


便座シートでくつペッタン

神奈川県 高橋さん/2011年放送

2歳になったばかりの娘は、お散歩が大好きで毎日のようにおでかけです。でも、帰ってきたとき、靴をそろえて脱ぐことがなかなかできずに困っていました。

そこでママが考えたアイデアがこちら!

100円ショップなどにある「便座シート」を使ったアイデアなんです。

シートを子どもの靴の形に切り取って、玄関の靴をそろえて欲しい場所に貼るだけ。

子どもが帰ってきたとき、「くつペッタンして」と声をかけると、“くつペッタン”に一直線。
ちゃんとそろえることができるようになりました。

このアイデアは、散歩中の信号待ちのとき、娘が「とまれ」のマークに足をそろえているのを見て、「玄関にもこれがあれば?」と思いついたそうです。
ママのひらめきが、ずばり的中したアイデアでした。


手洗いヘルパー

神奈川県 一城さん/2015年放送

子どもが小さいころは、蛇口に手が届かず、ひとりでは手を洗えないことがありますよね。

そこでママが目をつけたのがこちら!

ママが注目したのは、使い終わった歯磨き粉のチューブです。

はさみで、チューブの上下を切り落として、さらに片面をコの字にカットします。
中をよく洗ったら、蛇口にセットするだけ。

子どもの手が届くところまで、水を流すことができます!


楽々!赤ちゃん爪切り

千葉県 岡田さん/2017年放送

長女(6か月)は爪切りが大嫌い。爪を切ろうとすると、泣いて逃げようとしたり、爪切りはさみを手で持ってしまったり、いつも“危ない”と感じていました。

そこでママが考えたアイデアがこちら!

「シューシュー」と言いながら爪を切ることなんです。こうすると、おとなしく爪を切らせてくれます。
でも、ほかの子どもたちにも効果があるのでしょうか?

爪切りが苦手だという9人の赤ちゃんに集まってもらい、「シューシュー爪切り」に挑戦してもらったところ、効果が実感できたという人は、9人中6人でした!
みなさんも試してみてくださいね。


不便を改善しようと考えるとアイデアが生まれる

コメント:榊󠄀原洋一さん

「必要は発明の母」と言います。少し不便だなと思ったときに「それでいい」と思わないで、「何かないか?」と考えてみる。その積極的な姿勢がひらめきを呼んで、アイデアに結実しているのではないかと思います。

「シュー」という音に集中している

コメント:榊󠄀原洋一さん

「シューシュー」でおとなしくなるのは、おそらく「シュー」という音の中に、高い周波数が含まれているためだと思います。音の通りがよく、例えば、静かにしてほしいときに、口元に指をあてて「シィー」と言いますよね。もうひとつは、どこから音が聞こえるのか気になって、一生懸命聞こうとしている。「シュー」という音に集中するから、爪のほうが気にならなくなっているのだと思います。


わんわんのお散歩

長野県 今井さん/2012年放送

ご近所さんが犬の散歩をしているところをじっと見つめていたお孫さんに、何かしてあげられないかと思ったおじいちゃん。孫にも犬の散歩をさせてあげたいと考えていました。

そこで思いついたアイデアがこちら!


まず、丸太を15cmぐらいの長さに切って、ハテナ型のフックを差し込みます。


フックのハテナ型のところをペンチなどで丸めて閉じ、本物のリードをつければ、お手製の「わんわん」の完成です。

歩くとすぐにだっこをせがんでいたお孫さんも、「わんわん」のおかげでたくさん歩けるようになったそうです。
孫と楽しくお散歩できるようになる、おじいちゃんのアイデアでした。


何を食べてるでしょうか?

大阪府 中野さん/2017年放送

3歳のひとり娘は元気いっぱい! 元気に遊ぶのでおなかはペコペコになるのですが、苦手な野菜だけを残してしまいます。

そこでママが考えたアイデアがこちら!

子どもが食べ物をかむ音を聞いて、何を食べているかを当てるゲームです!

まず、「ゲームしようか!」と声をかけ、ママは目隠し。すると、子どもは食べ物を口に入れて、「何を食べてるでしょうか?」とママに問題を出します。ママはかむ音を聞いて答えます。ポイントは、かむ音が聞こえないフリや、わざと間違うことで何口も食べてもらうこと。

ゲーム感覚で、苦手な食べ物を克服できるアイデアでした。


穴あきカップでうがい上達!

東京都 藤井さん/2016年放送

外で遊んで帰宅したとき、息子(3歳5か月)がすぐにうがいをしてくれないことにママは困っていました。

そこでママが考えたアイデアがこちら!

穴のあいたカップを利用した「うがい上達法」です。
プリンやゼリーのカップの底に穴を開けるだけです!

「穴あきカップ」でうがいをすると、水がなくなりそうなドキドキ感が生まれ、思わず急いでうがいをしたくなるんです。

「穴あきカップ」以外にも、さまざまなカップをコレクションするようになったそうですよ。


解決!ご近所さん

兵庫県 荒木さん/2017年放送

荒木家の2人姉妹(4歳、2歳9か月)は、ママの言うことをなかなか聞かないので困っていました。

そこでママが考えたアイデアがこちら!

ママが“ご近所さん”になりきって、他人行儀に言葉をかけるんです!


例えば「一緒にご飯に行こうと思ってきたんです。きれいにお片付けしてから行きませんか?」と声をかけると、いつもより素直に言うことを聞いてくれます。ご飯のとき食卓につこうとしないときには、「いらっしゃいませ~。レストランオープンしました」のようにお店屋さんになることも。

いろんな人になりきることで、子どもの気分を変えられるアイデアでした。

最近は、「困ったさん」になっています。例えば、お片付けのときに「困ったなぁ」と言うと、子どもが「どうしたの?」と聞いてくれます。そこで「このおもちゃは、どこに片付けるのかな、思い出せないなぁ⋯」と困ってみせると、助けてくれるんです。
(荒木さん)


「遊び」にしたことがポイント

コメント:榊󠄀原洋一さん

これらのアイデアのポイントは「遊び」だと思います。やらなくてはいけないことを「遊び」にすることで、子どもをその気にさせています。心理学的にも、なかなかすばらしいアイデアだと思います。

子どもは共感性を持っている

コメント:榊󠄀原洋一さん

「困ったさん」で子どもが助けてくれるのは、他の人に共感する気持ち「共感性」を持っているからだと思います。子どもは、小さくても、みんな「共感性」を持っているのです。


キャップでねじねじ

岐阜県 高山さん/2016年放送

初孫(1歳10か月)がかわいくてしかたがない高山さん。孫がよろこんで遊んでくれるおもちゃはないかと考えていました。

そこでおばあちゃんが作ったのがこちら!

「キャップでねじねじ」です。

作り方は簡単。使い終わった歯磨き粉など、いろいろな形のキャップを切り取って、100円ショップなどにある鍋敷きに接着剤で貼りつけます。

キャップを開けたり締めたり、どこにはまるのか、パズルのように遊べるんです。
※小さなお子さんはキャップを飲み込まないようにご注意ください。

この「キャップでねじねじ」。実は、30年前にパパである自分の息子さんにも作ってあげていたといいます。
なんとその様子が、当時のNHKで紹介されたそうですよ。

当時のことは覚えてはいないのですが、楽しそうに遊んでいたそうです。娘も同じように楽しそうに遊んでいるので、30年たっても子どもは変わらないのだなと思いました。
(パパ)

30年ぶりに復活!高山家伝統のおもちゃ「キャップでねじねじ」でした。


すーすーねんね

大阪府 おおわだ保育園/2010年放送

アイデアを送ってくれた松由さん(保育士)は、1歳児クラスを担当しています。外で元気に遊んだあとのお昼寝の時間は、「おやすみなさい。みんなおねんねしてね」と言っても、なかなか眠る気配がないそうです。

そんなとき「すーすーねんね」の出番です!

このワザを使うと、子どもたちはすやすやと眠りについていきます。夢の世界へと誘うテクニックなんです。
その秘けつは「呼吸」にあります。子どもが息をするリズムに合わせて、「すーすー」と繰り返してあげます。ポイントは、耳で聞くだけでなく、呼吸を全身で感じながら捉えること。

最初は大げさなくらいで「すーすー」と声に出してあげます。でも、あまり大げさだと子どもの気が散ってしまうので、だんだんと息を弱くして、自然に息を合わせていくんです。耳をすまして息を聞くのがコツです。
(松由さん)

どんな子でも眠らせることができるウルトラテクニックでした!


大きなお口で歯みがきア~ン

愛知県 平尾さん/2017年放送

仲よし3姉妹の長女のお姉ちゃん(9歳)は、末っ子(2歳3か月)の歯磨き嫌いに困っていました。

そこでお姉ちゃんが考えたアイデアがこちら!

妹のために「おおきく、あ~んできるかな」という、オリジナルの歯磨き絵本を作ったんです!

この絵本には、妹が大好きな動物たちが登場します。

動物のお口を開くと、ばい菌がいっぱい。それを歯ブラシで退治していきます。
ポイントは、お口や歯ブラシにマグネットをつけて仕掛けを作ったこと。

さらに、歯磨きの後のうがいも覚えられるようになっています。


「こんなにばい菌がいるんだよ。磨いてあげたらばい菌がいなくなるよ」
そうやって絵本を楽しんだ後には、おとなしく歯を磨かせてくれました!

お姉ちゃんが、妹にやさしいのは、ママの大変さをわかっているからだと思います。もうひとつは、子どもにひとりだけ特別なことをさせるのではなく、姉妹3人に同じことをさせているのがよいのかもしれません。例えば、家でピザを作ったとき、生地を混ぜて練ったり、ソースを塗って具をのせたり、3人それぞれが作りました。すると、お姉ちゃんが妹を手伝ってあげたりするんです。
(パパ)


家庭の習慣が子どもの行動につながる

コメント:榊󠄀原洋一さん

子どもたちは親のしていることを、どこか見ています。ご家庭で、ピザを作ったり、手を動かして何かをしたり、何でも一緒にやっていることが習慣になっていて、そうした習慣が、オリジナルの歯磨き絵本を作るというアイデアにつながったのではないかと思います。

※記事の内容や専門家の肩書などは放送当時のものです