乳幼児の肌を守ろう(2)
おしりのスキンケア

まいにちスクスク
2017年5月9日 放送

赤ちゃんのお肌って、プルプル、モチモチ! うらやましい! でも、スキンケアいらずと思わないで! 小さい頃からしっかりスキンケアすることは大事なんです。
すべすべに見える乳幼児の肌は、とてもデリケートで傷つきやすいものです。ふだんの生活の中でできるケアを一緒に見て行きましょう。

講師:馬場直子(神奈川県立こども医療センター 皮膚科部長)

おむつかぶれに注意しよう

赤ちゃんの多くが経験する皮膚炎の代表が「おむつかぶれ」です。おむつかぶれとは、おむつをつけている部分に、赤くなる、ブツブツができる、皮膚がむけるなど、肌の炎症が起きることです。

適切なケアをしないと真っ赤にただれてしまい、おしっこやうんちをするたびにしみて痛がります。

おむつかぶれになると、悪化しやすく治りにくいため、予防することが大切です。

おむつかぶれの原因

おむつの中は体温で温かく、湿度が高いので、おしりの皮膚はふやけてやわらかくなっています。そこに、おしっこやうんちの汚れ、拭き取るときのこすれ、おむつの摩擦などが刺激となって炎症を起こし、おむつかぶれになります。


おむつかぶれの予防

おむつの中が蒸れないようにしましょう。こまめにチェックし、ぬれていたらすぐにおむつを取り替えます。夏は汗で蒸れているので、特に注意しましょう。

通気性の良いおむつを選びましょう。

おむつを外して、時々おしりを空気にさらすのも有効です。

そして、おしっこやうんちが肌に接している時間を短くするようにしましょう。


おしりのスキンケア

おしっこやうんちなどの汚れは、ぬらしたティッシュ、柔らかいコットンなどで拭き取ります。

肌をこすらないように、やさしく拭き取りましょう。

下痢をしているときは、おむつかぶれになりやすいので、ぬるま湯を入れた洗面器におしりつけて、やさしく洗い流すのがおすすめです。

おしりを洗うときに毎回石けんを使うと、皮脂を落とし過ぎてしまいます。石けんで洗うのは、1日1回お風呂のときだけで大丈夫です。

拭いた後は、すぐにおむつをつけないで、しばらく乾燥させます。
乾燥したら保湿剤を塗っておむつをつけましょう。


ママからの質問
あせものケア、どうしたらいい?

あせもは、汗をたくさんかいたときに、汗の管がふさがってできる小さなボツボツです。かゆみや、ヒリヒリと痛いことがあります。

汗をそのままにしていると、肌の表面に汚れや細菌がつきやすくなり汗腺が詰まってしまいます。こまめに汗を拭き取り、洗い流すことが大切です。

洗い流すときは、汗のたまりやすいところをよく洗いましょう。わき、おむつのゴムのところ、首、関節のくびれたところ、ひざの裏、ひじの裏などです。

汗を洗い流せないときは、ぬるま湯などでぬらしたタオルで、こすらないように汗を押し拭きしましょう。

汗を洗い流すと、肌に必要な皮脂も流れてしまうので、洗ったあとの保湿も忘れないようにします。夏はさらっとしたローションタイプの保湿剤がいいでしょう。

あせもの予防には、涼しく蒸れない環境が大切です。室温は20~24度、湿度は50~60%が目安です。冷房を使用するときは、扇風機で空気を循環させるといいですね。


スキンケアのポイント

乳幼児のスキンケアで、大切なポイントは2つです。
こすらず丁寧に洗うこと。そして、そのあとしっかり保湿することです。

これらのことを意識するように心がけてくださいね。

※記事の内容や専門家の肩書などは放送当時のものです