質問スペシャル2017(3)

すくすく子育て
2017年10月28日 放送

「甘えと甘やかし、どう違う?」「どうする?赤ちゃんが泣いた時」「赤ちゃん どこまでわかっているの?」で放送しきれなかった質問と回答を紹介します。
また、「食事のしつけ」「ダブルケアの悩み」に出演したご家族のその後をお伝えします。

すくすく子育て「質問スペシャル」

専門家:
大豆生田啓友(玉川大学教授 乳幼児教育学)
岩佐寛子(東京都助産師会 助産師)
小西行郎(同志社大学赤ちゃん学研究センター教授 小児科医)

「食事のしつけ」の回で、食事のときに遊んだり寝てしまったりで、どうしたら集中して食べてくれるか悩んでいたママ。その後は?

<前回の放送での質問内容>
食事のときに遊んだり寝てしまったり、どうしたら短い時間で食べられる?

▽あれから3か月後の様子

食事のとき、遊んだり寝てしまったりしていたお兄ちゃん。集中して食事ができるようになったのでしょうか。ご自宅に伺ったところ、ちょうど夕食をつくっているところでした。
お兄ちゃんは夕食の準備を手伝っています。

ママ
「お手伝いをすると愛着がわいて、いつもより食べようかなという気分になっている気がします。」

きちんと食事をしてもらう作戦は、食事前から始まっていたんですね。

そして、夕食の時間です。以前は子どもだけで食べていましたが、専門家のアドバイスを聞いて、ママも子どもと一緒にご飯を食べるようにしたそうです。ママがにんじんを食べたら、お兄ちゃんもにんじんをパクリ。きちんと食事ができています。

でも、食事をはじめて5分後、急に立ち上がって踊り始めちゃいました。
ママが食事の見本を見せて、きちんと食べるように促しますがダメみたい⋯

ママ
「子どもの椅子を、ハイチェアーから大人と同じ椅子にしたからかもしれないのですが、椅子から下りやすくなって、ちょっと飽きるとすぐ下りて遊ぶようになっちゃいました。」

集中できていなくても、ママはじっと耐えて叱りません。

ママ
「以前は脅して食べさせる感じでしたが、楽しく食べることが1番とアドバイスを受けたので、今は一呼吸おいて『次食べられたらすごいよ』『妹のお手本になろうね』のように、褒めてあげるように心がけています。」

そんなママの心がけで、ちょっとした変化があったといいます。
妹の面倒を見るようになり、少しずつお兄ちゃんになってきたのです。今日も妹にご飯を食べさせてあげていました。

ママ
「まだまだこれからですが、3人で楽しくがんばっていきます!」

お兄ちゃん、これからも楽しくがんばってね!


「ダブルケアの悩み」の回で、育児と介護、どちらを優先させたらいいのか悩んでいたママ。その後は?

<前回の放送での質問内容>
育児と介護、どちらを優先させたらいいの?

▽あれから2か月後の様子

仕事、家事、育児に介護(同居の義理の母と実家の父)で圧倒的に時間が足りないと悩んでいたママ。その後どうなったのでしょうか。ご自宅に伺ったところ、ママは以前より大変になっているといいます。

子どもがイヤイヤ期に入り、育児が大変になってしまったのです。
さらに、義母が体調を崩してしまい、何度も病院に連れて行っているそうです。
ママの負担は増えるばかり⋯確かに大変になっていますね。

でも、うれしいこともあったといいます。
それは、パパが変わってくれたことです。専門家のアドバイスを受けて、家事・育児をシェアすることを約束してくれました。進んでいろいろやってくれるようになったといいます。

この日はパパが夕食を作っていました。

パパ
「できることは大してないのですが、自分にできることは何かと考えています。料理は簡単なものしか作れないけど、作れるときは作ってあげたいと思っています。」

夕食作りの他にも、保育園のお迎えや、買い物なども担当してくれるようになったそうです。パパが家事をしている間は、ママはゆっくりと子どもと遊んだり、他の家事をすることができるようになったといいます。

ママ
「以前だったら、みんなが寝てから洗濯物を片づけたりしていました。パパがご飯の支度してくれるようになったので、その間に出来るようになりました。みんなが寝てからの時間を、だいぶ自分の時間に使えるようになって助かっています。」

今日パパが作ったのは焼きそば。まだ簡単なものしか作れないけど、これからもっとレパートリーを増やそうと思っているそうです。

ママ
「おいしいです。いつも助かります。ふだん言わないけど、心の中で感謝しています。いつもありがとございます。」

パパ
「こちらこそ、これからもよろしくお願いします。」

これからも夫婦で頑張ってくださいね!


お兄ちゃんらしく自立させるべき? それとも甘えさせていいの?

甘えと甘やかし、どう違う?」の回より

2人目が生まれて、上の子が赤ちゃん返りしたように思います。お兄ちゃんらしく自立させた方がいいのか、それとも甘えさせてもいいのか悩んでいます。
(2歳6か月の男の子と4か月の女の子をもつママより)

今はママとのコミュニケーションが大切

回答:大豆生田啓友さん

親としては早く自立してほしいと思いますよね。でも、子どもはもっとママとコミュニケーションしたいと思っているのです。今は、早く自立させるより、たくさんコミュニケーションすることを大切にしてください。いっぱい愛されたという思いが、自分からいろいろな幸せをつくりだせる力につながると思います。


料理中に泣いたとき、ゲートで子どもと距離をとってもいいの?

どうする?赤ちゃんが泣いた時」の回より

子どもを泣かせたまま家事をすることがあります。でも、最近はつかまり立ちをするようになって、私の脚にすがってくるので困っています。ゲートを付けてでも距離をあけたほうがいいのか、せめて足元で一緒にいるほうがよいのか悩んでいます。
(9か月の女の子をもつママより)

家事が終わったら、だっこタイム

回答:岩佐寛子さん

ゲートを使ってもよいと思います。このときおすすめなのが「料理の実況中継」です。「にんじんを切っているんだよ」「お米洗うとガシャガシャって音がするね」など、お子さんに話しかけながら料理をするんです。家事が終わった後は「だっこタイム」をつくって、よく待ってくれたねと抱きしめてあげましょう。我慢の後にはだっこがあるんだと、お子さんもわかっていくと思います。


握る力は生まれたときから身についているの?

赤ちゃん どこまでわかっているの?」の回より

赤ちゃんは、生まれて間もないころからママの指を握ります。握る力は生まれたときから身についているのですか?

触ったものを握るのは原始反射

回答:小西行郎さん

赤ちゃんが「握る」のは生まれる前からです。触ったものを何でも握ろうとする原始反射なのです。
面白いのは、握ることより離すことのほうが難しいこと。10か月ぐらいになると、意識的に離すことができるようになり、ものを投げたりできます。それまでは、握ったものをなかなか離さないことがあります。そんなときは、手の甲をこすってあげたりすると離しますよ。


【山根良顕のパパ修業】手作りおもちゃ

「山根良顕のパパ修業」は、新米パパの山根良顕さんが、良きパパになるための方法を学んでいくコーナーです。子育てにお悩みのパパ、ぜひ参考にしてみてください!

今回のテーマは、“手作りおもちゃ”。

教えてくれるのは、東京家政大学ナースリールームの井桁容子さんです。
「すくすく子育て」で育児に関するアドバイスをしてくれる井桁さんは、保育園でさまざまなおもちゃを作り、子どもたちを喜ばせているんです。

既製のおもちゃにはない、いい味のある手作りおもちゃ。身近なもので簡単に作れるので試してみましょう。

ダンボールで作るおもちゃ

まずは、ダンボールを使って作ってみましょう。
材料は抱えられるくらいのダンボールを2箱です。

<材料と道具>

ダンボール 2箱
粘着テープ
カッター

<作り方>

1.片方のふたの部分を全て切り取ります。

2.つなぎ目で切って、1枚の長い板状のダンボールにします。

2箱で、2枚のダンボールになります。

3.2枚のダンボールを粘着テープでつなぎ合わせます。

4.ダンボールを両端から丸めて柔らかくします。ここがポイントです。

5.ダンボールが輪になるように、両端を粘着テープでつなぎ合わせます。

これでできあがりです!

これは、どうやって遊ぶのでしょう?

<遊び方>

たった10分で出来上がったダンボールの輪。これで子どもは喜んでくれるの?
子どもたちに遊んでもらいました!

最初は不思議そうな顔をしていた子どもたち。
すると、トンネルみたいにくぐり始めました。

どんな遊び方でも自由なのですが、正解は⋯

そう。キャタピラーになるおもちゃだったんです。
子どもたち、楽しそうに一生懸命遊んでいます。
少し大きめのサイズを作ることでパパも一緒に遊べます。

さらに、パパが運転手になって移動させると、もっと楽しんでくれますよ!

ポリ袋で作るおもちゃ

続いて、ポリ袋を使ったおもちゃを作ってみましょう。

<材料と道具>

カラーポリ袋(45リットル) 2枚
はさみ
粘着テープ(透明)
油性ペン
ドライヤー

ポリ袋はカラーじゃなくても大丈夫。家にあるゴミ袋でも構いません。

<作り方>

1.2枚のポリ袋の口が開いている方を粘着テープでつなぎます。

隙間を開けないように注意してくださいね。

2.ポリ袋に、子どもが喜びそうな絵を自由に書きます。

3.隅をはさみで切り、ドライヤーで空気を送りこみます。

4.空気がもれないように、はさみで切ったところを結びます。

これでできあがりです!

これはポリ袋ロデオ。子どもたちが乗って楽しむおもちゃなんです。

<遊び方>

さっそく子どもたちに遊んでもらいましょう!

風船というだけで、子どもたちは大興奮です!

揺らしてあげると、パパは子どもたちの人気者になれちゃいますよ。

枝とダンボールで作るおもちゃ

最後に、枝とダンボールでおもちゃを作ってみましょう。

まずは、外に枝を拾いに行きます。材料集めから子どもと一緒にできちゃいますよ。

<材料と道具>

適当な太さの枝 2~3本
ダンボール(大きめ)
カッター
枝を切るもの
接着剤(粘着テープでも可)

<作り方>

1.ダンボールの側面(赤い部分)を切り取ります。

切り取ると、このような形になりますよ。

2.両端2箇所に、カッターで円形の穴を開けます。

3.箱に組み立て、粘着テープで止めます。

4.枝を適当な長さに切り、接着剤で貼り付けます。

これでできあがりです!

オリジナルのボール落としゲームになります!

<遊び方>

さっそく子どもたちに遊んでもらいましょう!
ゴルフの練習用のボールなどを使うといいですよ。

こんなゲームを作ったら、パパ大人気間違いなしですね!

※記事の内容や専門家の肩書などは放送当時のものです