質問スペシャル2017(1)

すくすく子育て
2017年6月3日 放送

「叱る?叱らない?子どものウソ」「コミュニケーション能力はどう育つ?」で放送しきれなかった質問と回答を紹介します。
また、「脱・ワンオペ育児」に出演したパパ・ママのその後をお伝えします。

専門家:
柴田愛子(保育施設「りんごの木 子どもクラブ」代表)
遠藤利彦(東京大学大学院教授 発達心理学)
大日向雅美(恵泉女学園大学学長 発達心理学)
渡辺弥生(法政大学文学部心理学科 教授)

「脱・ワンオペ育児」の回で、ママとぶつかり土曜日の育児をすべて担当すると宣言したパパはその後?

<前回の放送での質問内容>
パパが協力的になるには?

土曜日の育児を全て担当することを決意したパパ。それから5か月、どんな育児をしているのか、その様子を見せてもらいました。

▽パパの土曜日育児に密着

午前7時、パパの1日が始まります。
子どもを起こして、カーテンを開けて朝日を部屋に。
土曜日はママがお休み、日曜日はパパがお休み、ということでママはまだ寝ています。

早速、ミルクを作って子どもにあげます。子どもがぐずっても、あわてることなくあやすパパ。
ミルクの後はおむつ替えです。

パパ:
「最初は、なんで泣いているのかわからないし、ママに『どうしたらいい?』と聞くことも結構ありました。何回もやって、ようやく慣れた感じです。」

パパが土曜日の育児をするようになり、最初は子どもがパパになつかず泣かれてばかりで、すぐにママを頼っていたといいます。でも、5か月間、毎週土曜日必ず面倒をみることで、泣かれても対処のしかたがわかってきたそうです。

午前8時、洗濯の後、朝の離乳食作りです。
手際よく進めるパパですが、以前はまったく料理はできなかったそうです。
パパがつくった離乳食を、子どももモリモリと食べます。

パパ:
「料理は全部、ママに教えてもらいました。今はレシピを見なくてもできるようになりましたが、以前はレシピをメールなどで送ってもらって、それを見ながら作っていました。」

料理が苦手なパパのために、ママは食材やレシピを事前に用意。パパはそれに習って作っているんです。

食事も終えて落ち着いた頃、ママが起きてきました。

ママ:
「いつもは6時から7時前には起きているのですが、1~2時間余計にぐっすり休めて助かっています。」

今日、ママは疲れた体をほぐしに整骨院へお出かけです。
パパは、子どもと一緒に近所の公園へ。すべり台などで一緒に遊びます。

公園から戻ると、あっという間にお昼の時間。昼の離乳食を作ります。
食後は子どもを寝かしつけです。

子どもが昼寝から起きたころ、ママが帰ってきました。
ママは買い物にも行けてとっても助かったみたい。

その後も、おやつ、夕食、お風呂、歯磨きなどパパの育児は続きます。

土曜日育児をはじめて5か月。パパの気持ちに変化があったそうです。

パパ:
「これまで、最終的にはママが何とかしてくれるだろう、自分は言われたときだけやれば大丈夫かな、という感じがありました。でも、自分が育児をしていて、ママがいないとき、子どもは父親に頼るしかありません。その時、自分が子どものささいな変化に気づかないと、もしかしたら病気になっていたりとか、見過ごしてしまうかもしれない。育児を重ねていくことによって、どんどん父親としての自覚が自然と湧いてきていると感じます。」

夜8時、子どもを寝かしつけた後、ママと二人で夕食です。
大人の食事はママが作ってくれました。
食事をしながら、ママに今日あったことを話します。

パパが土曜日育児をはじめて、ママにはうれしいことがあったといいます。

ママ:
「今までは、私が料理をつくっても洗濯物をやっても、それが当たり前でした。でも、パパが担当の日に、手がいっぱいかなと思って、手伝うことがあるんですが、そういうときに『洗濯ものをたたんでくれてありがとう』のように、ひとつひとつ感謝の言葉を言ってくれるようになりました。それがすごくうれしく感じます。」

パパ:
「自分の担当なのに手伝ってもらえると、ありがとうってプラスに感じます。」

ママ:
「パパいつもありがとう。これからもよろしく!」


逆のことを言われたとき、どうしたらいい?

叱る?叱らない?子どものウソ」の回より

おしっこが出て明らかにおむつがぬれているのに「出ていない」と言ったり、震えるほど寒いのに「寒くない、ジャンパー着ない」と言ったり、逆のことを言います。そういうとき、どのように対処したらいいでしょう?
(2歳4か月の女の子をもつママより)

イヤイヤ期の行動のひとつと理解しよう

回答:遠藤利彦さん

2歳過ぎということで、ひとつ考えられるのは、イヤイヤが顕著に出てくる時期だということです。
あえて、逆のことを言ってみたい気持ちが、お子さんの中にあるわけです。実際は出ていないのに、出てると言ったり。
その年齢特有の行動という理解でいいのではないかと思います。特に心配することはありません。

親の判断で着替えさせる

回答:柴田愛子さん

子どもは、出たか出ていないかの感覚が、少し鈍いと思います。ですから、こちらから聞く必要はなく、ぬれているようだったら「取り替えようね」と言って取り替えましょう。
寒くて震えていても「寒くない」と言ってしまうのは、遠藤先生が言うように、お母さんに逆らいたいだけなんです。でも、寒いのは事実ですから「寒い寒い、これ着ようね」と声をかけ、実力行使で上着を着せてよいと思います。


友達に自分の気持ちを伝えられるか心配

コミュニケーション能力はどう育つ?」の回より

キッズスペースなどで、自分が遊んでいるおもちゃを他の子にとられても、泣いたり、怒ったりしません。
自分の気持ちを相手に伝えられていないのかなと思って心配です。
(2歳4か月の女の子をもつママより)

子どもの気持ちを代弁してあげる

回答:渡辺弥生さん

子どもの社会性は、自然に社会性の細胞みたいなものができて身につくわけではなく、教えてあげないと育ちません。ですから「貸してと言ってみる?」などと声をかけてあげましょう。
また、子どもは自分の気持ちを表現する言葉をまだ持たないので「それって悔しいんじゃない?」「悲しいんじゃない?」など、代弁してあげると、子どもは“これは悲しいってことなんだ”と、だんだん気持ちと言葉がリンクしてきます。そうしていると、自分は悲しいんだよと言えるようになっていきます。
子どもに、こういう気持ちだと思うよと、きちんと伝えてあげる。そのように関わっていくと変わってくると思います。

大人の価値観で決めずに、子どもの表情を見て声をかける

回答:大日向雅美さん

親が見ていることと、子どもが感じていることは違うことがあります。
親が思う人間関係の視点から「とられてしまった、いじわるされた」と判断しているかもしれません。
2歳4か月だと、まだ所有感がなく、とられた、いじわるされたと思っていないことも多いんです。
その部分を、大人の価値観で決めつけないほうがいい。子どもの表情を見てあげて、悲しそうな顔をしていたら「悲しいのかな」とか「嫌だったのね」と声をかけてあげましょう。
でも、ニコニコしていたら、心配することはありません。


【山根良顕のパパ修業】料理

「山根良顕のパパ修業」は、新米パパの山根良顕さんが、良きパパになるための方法を学んでいくコーナーです。
子育てにお悩みのパパ、ぜひ参考にしてみてください!

今回のテーマは、“料理”。

教えてくれるのは、料理研究家の上田淳子さんです。
手間をかけない家庭料理を推奨している上田さん。簡単で子どもが喜ぶレシピをたくさん考案しています。

料理の経験があまりないパパでも失敗しないレシピを教えてもらいました!

しゃけと野菜の炊き込みご飯

<材料>

しゃけ缶 1缶(180g)
しめじ  小1パック
にんじん 小1本
米    2合
醤油   大さじ1.5
酒    大さじ1.5
昆布   5cm角1枚

<作り方>

まず、にんじんを準備します。
ピーラーで皮をむき、ざくざく1cmくらいの輪切りにしましょう。
にんじんの準備はこれで終了です。炊き込みごはんには大きすぎると思うかもしれませんが、これで大丈夫です。

続いて、しめじを切っていきます。石づきを最後に切るのがポイントです。
石づきを先に切ってしまうと、しめじがばらついて切りづらくなります。石づきを最後にすれば、切りやすいんです。


しゃけ缶は汁をきるだけ。しゃけ缶の汁はとっておきましょう。

お米を研げば準備完了です。

お米と、準備していた調味料(醤油・酒)、昆布を釜の中へ入れましょう。
そこに、しゃけ缶の汁と水をいれます。水は2合の線まで入れましょう。

さらに、具材(しゃけ・にんじん・しめじ)をすべて入れます。
ポイントは絶対にかき混ぜないこと。お米は水に浸っていないと、きちんと炊けません。にんじんなどの具材は水に浸かっていなくても蒸気でちゃんと柔らかくなりますよ。

あとは、炊飯器のスイッチを押すだけです。
ごはんが炊き上がるまで、おかずなど他の品をつくることもできますね。

炊き上がったら、ごはんをかき混ぜましょう。にんじんも柔らかく仕上がっていますよ。

これで、しゃけと野菜の炊き込みご飯の完成です。

鶏と豆腐の柔らか肉だんご

<材料>

木綿豆腐   200g
鶏モモひき肉 200g
卵      1/2個
味噌     大さじ1/2
片栗粉    大さじ1/2
サラダ油   大さじ1/2

<作り方>

キッチンペーパーなどで、豆腐の余分な水分を吸い取りましょう。
豆腐の水をしっかり切っておくことがポイントです。

ビニール袋に豆腐をいれてつぶします。

鶏モモひき肉と、卵、味噌、片栗粉も、全て袋の中へ入れて混ぜ込みます。
ビニール袋を使うことで、手を汚さずに練ることができます。
後片付けも簡単ですね。

ビニール袋で練った生地をスプーンですくい、フライパンでしっかり焼きましょう。
これで、鶏と豆腐の柔らか肉だんごの完成です。

フルーツゼリー

<材料>

みかん缶詰 1缶(固形量200g~250g)
パイン缶  小1缶(固形量150g程度)
熱湯    250ml
粉ゼラチン 5g
砂糖    20g

<作り方>

まずは、熱湯に粉ゼラチンを溶かします。

そこに砂糖を加えよく混ぜます。

容器にパイナップルとみかんをいれ、ゼラチンと砂糖を溶かしたお湯を注ぎます。

あとは、冷蔵庫で1時間半ほど冷やせば、みかんとパイナップルのフルーツゼリーの完成です。

みなさんも、さっそく挑戦してみてください!

※記事の内容や専門家の肩書などは放送当時のものです