質問スペシャル2016(6)

すくすく子育て
2017年3月18日 放送

「おやつの悩み」「私、口出ししすぎ?」「楽しい?大変?ふたごの子育て」で放送しきれなかった質問と回答を紹介します。
また、番組に出演したパパ・ママのその後をお伝えします。

すくすく子育て「質問スペシャル」

専門家:
太田百合子(管理栄養士・東洋大学非常勤講師)
井桁容子(東京家政大学ナースリールーム 主任保育士)
汐見稔幸(白梅学園大学学長 教育学)
安藤寿康(慶應義塾大学教授・ふたご行動発達研究センター長)

「はじめての友達」の回で、子どもが他の子と遊ぼうとしないことに悩んでいたママはその後?

<前回の放送での質問内容>
1歳から友達は必要?

▽それから3か月後の様子

ママ:
「まだ友達作りについては変化がなくて、公園に連れて行っても1人で遊ぶか私と遊んでいます。でも、専門家の先生方の話を聞いて気持ちが楽になりました。今は焦らずゆっくりと、友達作りよりも子と親の関係を築くことを心がけるようになりました。」

これまでは必死に友だちと遊ばせようとしていたけど、今は掃除を一緒にするなど親子の関係を大切にするようになったそうです。

そんな中、不安を感じていることを知った義理のお姉さんが、いとこをこれまで以上に連れて来てくれるように。まだ友達には興味を示さないけれど、いとことは仲良く遊んでいます!
そして、同居しているおじいちゃんが、誰よりも孫と遊んでくれるようになったそうです。おじいちゃんは寝かしつけもやってくれるそうですよ。

ママ:
「みなさんとっても優しくて、心遣いしてくれて恵まれているなと感じています。本当にありがたいなと思っています。」


虫歯にならない、おやつの選び方は?

おやつの悩み」の回より

お菓子を食べるようになり、甘いものを食べたあとは歯磨きをしないといけないと思いますが、まだ歯磨きが嫌なようで、きちんと磨けず虫歯にならないか心配です。砂糖を使っていないようなお菓子など、虫歯になりにくいおやつの選び方やポイントはありますか?
(1歳9か月の女の子をもつママより)

危険度を踏まえて、おやつの時間と量をきちんとコントロール

回答:太田百合子さん

この図は、おやつを虫歯の危険度で分類したものです。

虫歯の危険度が高いおやつは、あめやキャラメルなど歯にくっつきやすいもので注意が必要です。
逆に、おせんべいやポテトチップスは歯につきにくく虫歯予防の点ではオススメです。

ただし、おせんべいやポテトチップスはお米からできていたり脂が多かったり、太りやすく肥満の心配がでてきます。

結局は何がいいというものはなく、大人がきちんと時間を決めて食べる量と時間をコントロールしてあげることが大切です。


子ども同士がケンカしたとき、どう対応したらいい?

私、口出ししすぎ?」の回より

公園や子育て支援センターにいったとき、子どもがものを取り合ったり、ちょっと手が出たり逆に出されたりしています。そんなときどう対応したらいいのでしょうか?
(2歳1か月の男の子をもつママより)

トラブルは社会性を育てるチャンス

回答:井桁容子さん

トラブルはダメだと思っている保護者の方が多いかもしれませんが、誰でも自分以外の人と考え方が違うのは当然で、トラブルになることも珍しくありませんよね。
そこから考えると、お子さん同士のぶつかり合いは、相手の気持ちを理解するチャンスだと考えたほうがいいと思います。
「○○ちゃんが使っているの急に欲しくなっちゃったんだ、でも今は使ってるから同じものを探してこない?」など、自分と相手の気持ちを言葉にしてあげるチャンスなんです。
次に同じようなことでぶつかったら、その言葉が浮かぶような体験にしてあげることが大事です。

やみくもに「ダメ」と言われると、表現する言葉を持てず人とぶつかることが怖くなってしまうと思います。
長い目で見れば、きちんと自分の思いを表現できることが、社会性が育つことにつながります。
ケンカをしないだけで社会性があるとは言えません。
自分の思いが表現できて、相手の気持ちもわかることが社会性のある人だと思います。
ですから、子どもがケンカをしても「やった!相手の気持ちを伝えるチャンスだぞ」と思って「そんなことしたら、○○ちゃんびっくりするよ」などと言葉にして伝えたほうが、子どもも人に対してふくよかになると思います。

まずは子どもの気持ちに共感すること

回答:汐見稔幸さん

ポイントはどんなケンカであっても、まずはケンカをしている当人の気持ちに共感することです。
「これほしかったよね」「今使いたかったんだよね」というように声をかけると、子どもの中で「僕のことを分かってくれている」という判断が生まれるんです。
そうすると、この人の話を聞いてみようとなります。
ケンカをしている当事者、どちらの気持ちにも共感しないと上手な対応になりません。


ふたごなのにバラバラ、仲が悪いの?

楽しい?大変?ふたごの子育て」の回より

ふたごなのに近くで遊んでいても別の遊びをしていたり、同じものを持っても違う遊びをしたり。ふたごだと「勝手にふたりで遊んでいて楽だね。仲良さそうだよね。」とよく言われますが、全くそんなことはないので心配になります。仲が悪いのでしょうか?
(1歳のふたごの男の子をもつママ・パパより)

月齢が低いうちは、ひとりひとりで遊ぶのが当たり前

回答:安藤寿康さん

世の中には「ふたご伝説」と言われるものがありますが、多くは誤解です。ふたごはおなかの中から一緒で、生まれたときから一緒に遊ぶのではないか、というのは全くの誤解です。
「並行遊び」といって、基本的には同じ場所にいてもひとりひとり勝手に遊びます。お互いにルールを共有したり、一緒に何かをやりとりするのは、ある程度認知能力が発達してからでないとできません。それはもう少し成長してからの話です。
1歳ぐらいの頃は、時々共鳴したりすることもありますが、基本的にひとりひとりで遊ぶのが当たり前だと考えて全く構わないと思います。

※記事の内容や専門家の肩書などは放送当時のものです