2022年09月11日(日) 科学で作ろう!お祭りスイーツスペシャル
お祭りの屋台で人気の「ベビーカステラ」「チョコバナナ」「かき氷」をおうちでおいしく作る極意を大研究!科学の力を使って、おいしくてキレイな“お祭りスイーツ”を作ってみよう!!!
★ベビーカステラ★
〈材料〉
・ホットケーキミックス 200g
・絹ごし豆腐 200g
・牛乳 150ml
・卵 1個
・ハチミツ 大さじ3
〈作り方〉
【1】材料を全部入れて、ダマがなくなるまでしっかり混ぜ、生地(きじ)をつくる
【2】生地がしっかりと混ざったら、たこ焼き器に生地を流し込み、180℃で3分焼く
【3】2つの生地を重ねて1つにして、玉の形に整えながら、もう3分焼いて完成!
※加熱時間は使用する調理器(たこ焼き器など)で調整してね
☆絹ごし豆腐を入れたベビーカステラの中はきめが細かくて弾力があり、作ってから2日たっても水分が残ってフワフワしているんだよ!
Q なぜ絹ごし豆腐を入れるとしっとりフワフワになるのか?
豆腐に含まれる凝固剤「グルコノデルタラクトン」という成分が関係しているんだ。この成分は豆腐をっつくる時にはたんぱく質を徐々に固めて、ソフトな食感に仕上げてくれる。
ホットケーキミックスの中に入っている水分で気泡を作る重層に、グルコノデルタラクトンが反応すると、気泡を均一にするためベビーカステラがフワフワになるんだよ。ふしぎだね。
★パリパリチョコバナナ★
〈材料〉
・板チョコレート など
・バナナ
・チョコスプレー (おかし作りの材料として売っているよ)
〈作り方〉
【1】チョコを溶かしやすいように小さく刻む
【2】40度くらいのぬるめのお湯でチョコを溶かす(お湯がチョコの中に入らないようにしてね!)
*お湯が入ってしまうとパリパリのチョコにはならないよ!
【3】チョコが溶けたらバナナをチョコにつける(事前にバナナに割りばしを刺しておくとやりやすいよ!)
【4】チョコをつけたバナナにチョコスプレーをかける
【5】部屋の中に置いて15分待つと、パリパリチョコバナナの完成!
Q なぜ40℃ほどの ぬるいお湯を使ってチョコを溶かすのか?
固まっているチョコはカカオ・砂糖・脂が規則正しく並んでいるけど、チョコを溶かしていくと3つがバラバラに離れていくんだ。60℃を超えると脂が分離してしまい、冷めてもパリパリには固まらないんだよ。40℃くらいのぬるいお湯だとチョコが分離しないから、もう一度固めてもパリパリになるよ。
★ゴージャスチョコバナナ★
パリパリチョコバナナの作り方にひと工夫!
白・・・「ホワイトチョコレート」
ピンク・・・ホワイトチョコレートにイチゴの果肉を入れた「イチゴチョコレート」
緑・・・ホワイトチョコレートに抹茶の粉末を入れた「抹茶チョコレート」
※冷蔵庫で15分冷やすとよりパリパリに固まりやすいよ。
★ふわふわかき氷の作り方★
〈材料〉
・水 100ml
・砂糖 10g
・シロップ 適量
*ふわふわにするポイント⇒水10に対して砂糖1がおすすめ
*氷自体の甘さはシロップをかけるとほとんど気にならないよ
〈作り方〉
【1】製氷皿に水と砂糖を入れて混ぜる
【2】製氷皿を冷凍庫に入れて凍らせる
【3】氷が出来たら、冷凍庫から取り出して、かき氷器で氷を削る
【4】シロップをかけて完成!
Q なぜ砂糖を入れて氷を作るとふわふわになるのか?
おうちの冷凍庫で普通に作った氷は結晶が重なり合い向きがバラバラなので削るとガリガリするけど、砂糖を入れると結晶が薄くなり向きがそろうので削りやすくなって、ふわふわなかき氷になるんだよ。
★光る!かき氷★
〈材料〉
・トニックウォーター
・砂糖
・シロップ
・ゼリー
*氷を作るときのポイント⇒トニックウォーター10に対して砂糖1がおすすめ
Q なぜブラックライトをあてると光るのか?
青い光はトニックウォーターに含まれるキニーネ成分が黄色の光はビタミンB2がブラックライト(紫外線を放出し蛍光物質にあてると光るライト)に反応して光るんだよ。
*ブラックライトの光源を直接見ないように注意してね!
★光るゼリー★
色のついた炭酸ドリンクにゼラチンを入れて作ったもの
〈材料〉
・トニックウォーター 100ml
・ゼラチン 大さじ3
・シロップ 大さじ3
みんなも挑戦してみてね!